スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

薄弱な鷹 禄(BASARA*伊達主従と風魔)

**********



今度の主君は、とても勝手だ。
傷を負った自分を独断で拾ったような、勝手で、我が侭で、強い。



―――深手を負ったのは、自分の判断を間違えたからだった。
彼の北条が大将、氏政に雇われて幾度目の季節か。
他軍に雇われたこともあったが、彼の方はいつも「良いぞ」と一言、この忍を送り出しては迎えた。
今思えば情が湧いていたのだろう。
いつも何かと自分を呼び出し、やれ肩叩きだのやれ腰を揉めだの、忍の仕事ではないのにやらされた。
だが、その際の言葉は、全てが無駄ではない。
愚痴を溢し、時折自分を労り、次なる任務を暗に伝える。
“呼び出し”は、重要な行為だった。

ある日、老齢の横顔を見て、驚愕した。
自分を、当たり前のように迎えてくれる老将。
気付いた時、“風魔小太郎”という立場を、誤っていると思った。
だから、必要以上に呼んでくれた声を、拒んだ。
彼の主君が、妙齢以上に傷付きやすいことは知っていた。
なるべくやんわりと、いつも通りに振る舞う。
ほだされているな、と。
やはり思ったが、もう抜け出せない程に、この主君に馴染まれてしまっていた。
せめて、少し距離をおかないといけなかった。
“風魔小太郎”と、“一人の男”が出来てしまった瞬間だった。

そして、崩落の日。
北条が落ちたの責任の一端は、己にある。
単騎で死合った際、敗けた傷は浅く、彼の大将の元へ行くには幾分か余裕があった。
日頃の焦りがあった。
今主君の元へ行くまでもないと、いつもならすぐに行くはずの城へ参じず、城を叩かんとする雑兵を蹴散らす。
――部下が叫ぶ。
その、叫びの始めの子音で振り向いた。
城の方角から、雄叫びが上がった。
愕然としかけた所へ、敵方の牙が、腹部を裂いた。
甲冑の隙間、普段なら入ることの無い場所。
暮れの薄い光に、決して鮮烈とは言えない赤黒いものが飛び散った。

―――そこからは、断片的だ。
気付けば城へ歩み出していて、途中途中で倒れ込む。
死ぬことは構わなかったが、一族が路頭に迷うことや、何より――主君の身を、案じている自分がそこには確かにいた。
毒されている。
“風魔小太郎”は、もう、“一人の男”に成り果てたのやもしれない。
嗚呼、ならば、そうして最期を迎えよう。


どのくらい歩いたのかとか、何日経ったかだとか、方角も分からなくなっていたようだ。
ぼやけた視界は、いつまで経っても城を映すことは無かった。

さすがに、あらゆる日にちを跨いだと、感じ始めた頃のことだ。
代わりに、かつて主君が、討てるものならと言っていた、武将を見た。

柄を握る。
討ち果たせずとは分かっている。
一度刃を交えて、実力も知っている。

それでも。
せめて、最期の最後に。


―――雨が降っていることを、知らなかった。

**********




傷はだいぶ癒えた。
動きに支障が無いわけではない。
それでも、床からは出させて貰った。
風魔が長がこの調子では、一族が、本当に路頭に迷ってしまう。
―――階下の、黒い影を見る。
視線に感付き即引いたそれに、柄でも無く安堵に似た息を漏らした。
無事見つけられたようだ。
長たる、この“風魔小太郎”を。まだ数が少ないところを見ると、やはり先の戦が影響している。
己も、幾分衰えたようだ。
数日臥せただけでも、体力に不安を感じる。
“そのせい”か、“時間が掛かる”。
頬についた“赤”を舐めて、溜め息を吐いた。






起床した小十郎が、庭を望む障子を開けて見たのは、数体の屍体であった。
清々しさは、一変した。












護るって言ったけど、竜の右目は信じていないようだ→あ、侵入者だ。フルボッコしよう→ちょうどいい、竜の右目に土産としよう

そんな感じの小太郎。なんという妄想

他軍に雇われたりって言うのは勿論松永軍です。
それでも帰っておいでって言っちゃうおじいちゃんだったらいいな、という100%誇大妄想。
おじいちゃんは小太郎を家族みたいに思っていればいいと思ってます
小田原城戦でフルボッコにしてごめんおじいちゃん。
小十郎がかっこよくて政宗様がエロかったのがいけないんです

小太郎八撃目まで行くと隙ありすぎてしょんぼり。
速いからすごく楽しいけどね!


そろそろ楽しくなって来たです、仲之が。
楽しいよ!

薄弱な鷹 伍(BASARA*伊達主従と風魔)


この流れでその発言が出ることは、勿論分かっていた。
ここ数日の接触で、政宗様に危害を加えるつもりが無いことは、まぁ理解してやった。
何か企みがあるなら、即殺す。
今までの疑心を浴びせるが如く、弱→中→強→霞断月→弱→強→穿月→穿月上弦コンボを喰らわせてやる。
無理なら弓張月で何とかする。
――話を戻そう。

「風魔小太郎を雇う」

就寝も間近の時刻、一人呼ばれた俺は、やはりそうかと、溜め息を吐きそうになりながら頭を垂れた。

「何だよ。どうせ分かってたんだろ」
「分かってはおりましたが……」
「何を不安になる?小太郎は俺を傷付けないぜ」

それは先述の通り、理解した。理解してやった。譲歩だ。
俺が心配しているのは、もっと別のこと。
ふと、主が悩むような、迷うような唸りを上げた。

「まぁ……雇うってのは違うんだけどよ」
「……と、申しますと」

政宗様は、寝間着姿で胡座を掻き、協息に頬杖を付いている。
思い出すように、碧い瞳をこちらから逸らし、小さく息を漏らした。

**********


一昨日だ。
ちょうど一揆が和解した日だろ?
話し合いが長くなってた、小十郎も知ってるだろ。あぁ、そうだ。
それで、会いに行くのが遅くなっちまって。
子の刻近くに行ったら、まだ起きてたんだよ、小太郎。
まぁ忍だから、夜しっかり寝ることなんざ無いと思うが……小太郎は特に、な。
―――心配された。
こんな時刻まで仕事していた主は久しぶりだ、ってさ。
あー、あーあー分かってる分かってる。
いつもは確かにそんなに仕事しねぇよ、俺は……今それ言わなくていいだろ。
あ?あー、その、主ってとこは……うん、お前が予想してる通りだ。
まぁ、まぁ聞け、とにかく。
―――それで、な。
無理するなって。まだ若いのに、とか色々言われた……。
……ば、惚けてなんかねぇ!俺は小十郎だけだ。……愛もだけど。
―――話がある、って正座して言うんだ。
よく見りゃあ、兜は横にあるし、甲冑も着てやがった。
ただ……クナイは、持って無かった。
分かるだろ、小太郎はいつもクナイを握ってた。
隠し持っている風でもなくて、兜の横においてあるんだ。
重要な話だ。俺も座って聞くことにした。
そうしたら、
**********



「……雇え、と?」

嘆息混じりに、半ば睨めつけるように見る。
咄嗟に目を背けた政宗様は、えーと、と言葉を選びながら続けた。

「雇え、っつーか……“影ながらお護り申し上げる”、とさ」

断定された。
拒否を受け付けない言葉だ。

「小太郎は、雇われたいわけじゃなく、ただ厚意でそう言ったんだ。無償ってことだぜ?」
「……馬鹿な」
「あぁ、考えられねぇな。俺も驚いたよ。―――でも、よ」

ふと、憂いの目を細める。
その瞳は、彼奴の決断を受け止めた、覚悟の色をしていた。
嗚呼、そうか。
もう政宗様は、それをお決めになられた。決断なされたのだ。

「そうやって信じてくれた奴に、俺も応えてやらねぇと仁も義もねぇ」

そうだろう、小十郎。
――言う主君の瞳に、応えたその意味を覆すべき迷いは、何一つ無かった。
非常に“残念”で“悔しい”が、何より、筆頭たる存在が称えた、揺るぎない結論。
応えるべくは、主だけではない。

「―――承知」

君を悪く言うからです。2(RKRN*こへ長)



「聞いたか、長次」

食堂で朝食を摂っていると、留三郎が話し掛けて来た。

「六年の、ほら。前に伊作と落とし穴にはまった先輩いたろ。昨日襲われたらしいぜ」
「…………」

知ってる、と首を縦に振った。
食堂では既に、あらゆる生徒の話題に上っている。

「任務帰りで疲れて応戦できなかったって話だぜ」
「学園を狙っている奴らがいるってことだろう?私嫌だなぁ」

留三郎の後ろから、伊作が不安気に言う。
生徒たちの間で、伊作が第一発見者だということも噂になっていた。
さらに文次郎、仙蔵が続く。

「顔をボコボコにされたらしいな」
「首も切られたらしい」
「でも、血はそんなに出てなかったよ。やっぱり顔が酷かった」
「あ、やはり伊作が第一発見者か」
「やはり、ってなんだよ!」
「伊作なら造作もないことだからな」
「当然みたいに言わないでくれよ!」

いつものように騒ぎ始めた食堂。
しかし、話の中身の割に皆が妙に浮き足立っているのは、

「あの先輩、態度がデカくて腹が立つんだ」

という、全員一致の意見からだろう。
鼻にかけた態度ばかりで、後輩にも容赦なく手をあげるような男だ。
誰からも好かれてなどいなかった。
心配などされず、

「今日の授業、確か合同実技あったよね」
「い組は女装もあるぞ」
「げぇ、マジかよ」

この通り、次の話題に早々に入っている。
無情なものだ。
ちなみに、我々ろ組は縄脱けの復習がある。

「上級生がやられたら、俺たちが学園を守るんだ。そのためにも勉学には励まねばならん」

一様に頷き合う同級生たちに、一つ遅れて自分も頷いた。
それは確かにそうだ。
上級生の仲間入りをした自分たちは未だ未熟だが、学園を、後輩を守る役目は確実にある。

「そういえば長次」

伊作が、豆腐に箸を入れる手を止めて訊ねてきた。
こちらも茶を飲むのを中断する。

「小平太はまだ?」

隣の留三郎も、そういえば、とこちらに視線を向けた。
一つ間を置いて、ボソボソと喋る。
二人が耳を近付ける。

「具合悪いのかい?」

そう、と頷く。

「そりゃ、長次。無理矢理止めて正解だったな。出たら実技で無理してぶっ倒れてる」

こくり、と頷いて茶を飲み、ご馳走様でした、と小さく呟いて片付けに入った。



後でな、と留三郎の声を聞きながら、――我ながら、この性格は時々役に立つな、と思った。
一刻も早く、とは言わないが、なるべく早くあの場から出る必要があった。
小平太のことを訊かれた時点で、後腐れ無く素早く脱出した自分を褒めたい。


昨晩、廊下で遭遇した小平太は、異常な殺気を身に纏っていた。
拳は血だらけで、なのに表情はいつもの笑顔で。
―――否。無表情と言われる自分よりも、感情の無い笑顔だった。
背中が泡立った。ゾクリ、と寒気が走ったのを鮮明に覚えている。

「長次か」

眼前の相手が同級と分かって尚、殺気は消えなかった。
それを目にして、自分が冷静になったのを知る。
無言で、唯、近付いて、その手を。

「泣くのか、長次」

泣かない。
握った手と逆の、右手を上げて、頬の傷に触れられる。
殺気丸出しの、その手が何故だか温かくて。

「長次」

急に泣き出しそうな目をして、力強く抱き締められた。

泣きたいのは。
叫びたいのは、小平太。お前だ。














「それで、何故か包帯が減ってて……」

「なぁ、知ってるか?」

「何を」

「いつもあの先輩といた、ほら」

「あぁ、前に僕と一緒に火矢にあたった先輩?」

「そう。何か廁の前でぶっ倒れてたらしい」

「えー?」

「クナイ握って真っ青な顔して、歯ァガタガタ言わせて」

「襲われたのか?」

「らしいが……」

「なんだよ、含みのある言い方だな」

「それがなぁ」







ふと、袖を捲る。

包帯から、血が滲む。
苦し紛れに刻まれた傷が、いつものものより痛んだ。








「チビってたらしいぜ」

「なんだそれ!!」

「はは、根性無しめ」

「僕もチビるかもしれないな……」

「やめろよ伊作……」

「ひ、引かないでよ!まだチビってないよ!」














捏造四年。

お互いが、相手を悪く言われたのを別の場所で聞いて、お互いが、相手を悪く言った方をフルボッコ。
でも長次はフルボッコと言うより不気味勝ち。
勝手にチビられて勝手に斬られた。
保健室に侵入して簡易的に治療して、部屋に帰る時に血まみれな小平太と遭遇。
俺なんかの為に、と思ったかは定かではありません

うちのこへ長な小平太は、長次が傷付けられたと知ったら、この先輩を殺しかねないかも……とか。。
まぁ四年だから殺せはしないと思いますが。


暗いよ!\(^O^)/
次回はBASARAこじゅまさ+小太郎プチ連載らしきものの方を更新するかも?

君を悪く言うからです。(RKRN*こへ長)



「長次、バレーをしよう!本なら後でも読める!」

「長次、裏裏山までかけっこしよう!」

「長次、塹壕を掘らないか?滝夜叉丸が遠征でおらんのだ」

「長次、隣いいか?」

「長次、」

「長次、」















「七松っていつも長次長次って言ってるよな。すげぇうるせぇし空気読まねぇし。バカなのか?」

「他に友達いないんじゃね?」

「あはは、あり得る」

「中在家もいつも本ばっかり読んでるよな。しかも全然喋らないし……気持ち悪ィ。あいつも友達いないからちょうどいいってことじゃねぇか」

「中在家きっと七松のことうざったく思ってるぜ」

「七松も中在家のこと、接しにくいって思ってるだろ」

「だろうな!」

「だよなぁ。あ、俺先に廁行ってから部屋戻るよ」

「チビるなよー」

「チビらねーよばーか。後でな」

















あいつと一時分かれて、任務帰りの身体を休めるべく二人の部屋に歩みを進める。
ふとそこで、今まであいつと交わしていた会話の中身が、俺たちの部屋の前にいた。

「どけよ」
「嫌だ」

障子に背中を軽く預け、うつ向いてこちらに視線をやることなく、拒否の発言。
今までの印象だけでなく、先程の会話も相まって、俺は眉を吊り上げた

「なんだよ。俺に何か用か?」
「違う」
「じゃあどけよ。そこは俺とあいつの部屋だ」

それでもまだ、動こうとしない。
最低な態度だと思った。
上級生を敬うつもりが無いのか。
疲れた身体を休めたい気持ちは十二分にあるが、それよりもコイツを殴りたい、と。
拳をぐ、と握ったところで、ようやく身体ごとこちらに向けた。

「違うが、違わない」
「は?」

気付く。
その手に、クナイがあること。

「長次」

ぽつり、こいつには似合わないほどの呟き。
夜の静けさのせいか、それはすんなり耳に届いた。
何故だか、一歩も前に進めない。
足を動かす感覚が分からなくなった。
なんだ。
何が起きてる?
否、何が起きようとしている?
今感じたものを否定したくて、とにかく早く、コイツから離れたくて、あまりにひ弱な声でちんけな台詞を吐いた。

「ちょう……中在家がどうかしたか?お前のお気に入りだろ。ここには」

それから、せめて目を逸らして、と。
視界が、必要以上にぶれた。
疲れ過ぎでめまいでもしたかと思ったが、それは状況を目にして驚愕に塗り変えられる。
コイツに、――――七松小平太に、俺は倒されていた。

「長次を」
「は、え、」

馬乗りに乗られ、両手を頭の上で捕まれて。
首には、クナイが浅く刺さっている。
速すぎる。
七松は、俺より二つも下の学年だ。
学年のどのやつよりも早く任務に携わることになった俺が。
後輩に、負けたのか。

「ど、どんな、罠を」

嘘だ、おかしい。そんなはずが無い。
この俺が。
信じられない、信じたくない。
その思いで、もっと重要なことを見逃していた。
―――目の前に迫る、狂気を。

「俺が、後輩に、しかも、七松に負け、」
「気持ち悪いと、言ったか」

叫びかけた声を、止められた。
止めざるを得なかった。
だってその目は、

「はは、お前のその顔、気持ち悪いぞ」



“縄張り”を護る、獣の、瞳。


















続くよ!

現パロ六年が海に来たようです(RKRN)


食満「夏だー!」

こへ「海だー!」

文次「飛び込めー!!」



どぼーんどばーんざばーん



仙蔵「伊作、行かないのか」

伊作「あぁ。絶対何かあるから。飛び込んだら何かあるから」

仙蔵「確かに。まぁ殊勝ではあるが、ここにいても何かあると思うぞ」

伊作「そう思う……僕もそう思う……」

食満「伊作ー、仙蔵ー!ホントに入らなくていいのかー!?」

伊作「あー、僕は多分その内入るー!」





こへ「仙ちゃんもいさっくんももったいないなぁ。海に来たんだからパンツ1枚で入るべきだ」

文次「誤解を招く言い方をするな。せめて海パンと言わんか」

食満「小平太、長次まだなのか?」

こへ「うむ。もうすぐ来ると言ってたぞ、着替える前だが」

食満「ならもうそろそろ来るかな」

文次「ところでどうして長次は遅れているんだ?おい、けまけましいやつ」

食満「夏休み中の図書室開放期間にフルで当番になっているからだ。って、誰がけまけましいか!このギンギン野郎!」

文次「うるせー海パンシマシマ野郎!!」

食満「ざけんな海パン虹色野郎!!」

こへ「長次早く来ないかなぁ。やりたいことたくさんあるんだが……
……とりあえず、沖まで泳ぐか!いけいけどんどーん!」





伊作「仙蔵、さすがに砂浜に横たわってまでして焼けないのは諦めた方が……」

仙蔵「黙れ。私は焼く」

伊作「(結局真っ赤になってしばらく痛々しいだけなのに……)」

長次「…………」

伊作「あ、長次!お疲れ様ー」

長次「……有難う……長引いた……」

伊作「それでも早かったじゃないか」

長次「不破と……能勢……」

仙蔵「ほう、気が効く後輩だな」

長次「……仙蔵……諦めろ……」

仙蔵「お前も言うのか!」

こへ「あ!長次ー!!待ってたぞー!!」(ざばーっと海からダッシュ)

食満「あ!!おま、そんな濡れた状態で抱きついたりしたら……!」

文次「と、止まれ小平太ァァァァ!!」

長次(Tシャツとズボンを瞬時に脱ぐとすぐ海パン姿)

食満「な、なにィィィィ!?既に準備していたのか!!」

文次「だがあの速さで小平太がぶつかったら……!」

食満「……いや、大丈夫だ」

文次「なにィ!?」

食満「長次は毎日のように小平太のタックル的抱擁を受けている……」

文次「は!まさかあの時……!」

伊作「二人とも某組曲の語り部分みたいになってるよ……」

こへ「長次ィィィィ!!」(タックル)

長次(勢いよく後ろにばたーん)

仙蔵「うぉ、いつもより飛んだな」

こへ「遅かったな長次!待ってたら沖まで3周も泳いでしまった!」

伊作「この短時間で!?」

長次「……すまん……お詫びに……付き合おう」

伊作「!?」

こへ「ホントか!?よーし分かった!5周しよう!そしたら屋台行こう!」

長次(こくり)

こへ「いけいけどんどーん!!」(長次を引っ張ってダッシュ)

伊作「あ……な、なんだ……そういう付き合おうか……びっくりした」

仙蔵「知らないのか伊作、あの二人付き合ってるぞ」

伊作「(゜д゜`)」

仙蔵「ことも経験済みだそうだ」

伊作「……嘘」

仙蔵「こんな嘘吐いて何の得がある」

伊作「前から疑惑はあったんだ……本当だったんだ……ていうか二人とも隠さないんだ……」

仙蔵「小平太が当然のように振る舞うからな。長次も小平太がいいなら構わんらしい」

伊作「……今日の僕の不運、これ?」

仙蔵「不運ではないだろう。友人に恋人が出来たなら祝福すべきだ。しかも二人同時にだぞ」
伊作「……まぁ、僕も人のこと言えないけど……まさか本当だったなんて思わなくて」

仙蔵「お前も小平太を見習って、幼なじみという肩書きを捨てて、堂々告白でもしたらどうだ?」

伊作「ば!ちょ、そん、せ、」

仙蔵「(イジりがいがあって面白いな)」















仲之が夏らしいことしてないので。

仙蔵は伊作のことをイジりがいのある面白いやつと思ってる。
でもけっこう色々相談しあえる間柄だったらいいな。

伊作が好きなのは食満のつもり。
仲之が食伊と留文留好きなので、どっちに転ぶかは分からない。
小平太も食満の保父さん体質が好きだし、長次も食満と二人きりでも苦にならない。
ただし食満は長次と二人きりは緊張する。これは普通の反応。
仙蔵は食満を伊作と文次郎をイジるのに使えると思ってて、その前に大事な友人だと感じてるといいです。

留さんはみんなのものです。
長次もです。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2009年08月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31