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夢幻の唄・番外編〜歪みの国のリリーさん

歪アリ×夢幻の唄のパロディです。グロテスクな表現等は控えさせて頂きます。歪アリのBGMや効果音等を頭に浮かべるとより臨場感が湧きます。

※本編、1月22日再開決定!今しばらく御待ち下さいませ。

第二章故郷の唄〜前向きなおんぼろ魔兵器より

 あたしは足の痛みに堪え、その大きな何かへ近付いてみる。
 それには金属で出来た頭や腕や身体、足等の様な物が付いていた。
 頭は丸くその天辺に細長い円錐型のアンテナの様な物が付いている。そして、頭の中央には目の働きをするのだろうか小さなレンズの様な物が一つ、付いている。
 身体は大きく軽く3〜4mはありそうだ。後ろに人が乗り込むための入口の様な物が見て取れた。
 腕の先には人と似た様な手があり、硬く握られて、ダラッと下へ垂れている。
 足は太く短く、1.5m程だろうか。腕にはなかった関節が真ん中辺りに付いていた。

 暗いので何色なのか分からないが、錆だらけなのは肌触りで分かった。

「ポロッ」

 あたしの触った所から錆が剥れた。

 その時!

「ゴゴゴゴゴ…」

 その物体は突然、音を鳴らした。

「え、何?」

 あたしは自然とその物体を見上げる。
 頭の中央のレンズが赤く怪しく光りを帯びる。

「動き出した?」

 そうその物体は突然、動き出したのだ。
 レンズの様な物は頭の表面をすごいとしか言い様の無い早さで縦横無尽に動きだす。数秒動いてからあたしに気付いたのか人でいうあごらへんでスッと静止して赤く怪しい光をゆっくり点滅させた。

「お前、錆剥したら壊れてしまうやろ!」

 金属音の高い声が森に響く。
 あたしはその状況を頭で整理出来なかったが、とりあえず、謝る事にした。

「あ、ごめんね」

「ごめんで済んだら警察はいらん!どうおとしまえ付けるつもりじゃ!?……って、ん……お前まさか」

 そんな相手?は吠えるだけ吠えると突然、あたしをじっと凝視した。
 な、何!?あたしに見覚えでもあるの?

「な、何よ」

 一瞬、吠えられたのが嫌な思いとして胸にまだ、残っているあたしは怪訝そうにそいつを見た。

「お前、アリスや無いか!!!!!」

「ええ!?」 

 そう言うとそいつは図体には似合わない程の速さであたしをガシッとわしづかんだ。な、何なの?あたしはリリーなのに。こいつ、誰かと勘違いしている!?

「何言ってんの!?あたしはリリーだって」

 腕から抜けだそうともがきながらあたしははっきりと否定した。

 聞こえているのかいないのか、そいつは全く離そうとしない。

「何言ってんねん。 お前以外にアリスが居る訳無いやろ」

 ……どうやら聞こえてはいた様だ。

 全く離さない状態のまま時間は流れ、そいつはリリーであるあたしの事をアリス、アリスと嬉しそうに呼んでいた。その度に否定したあたしだったけど、何だかしんどくなってきた。

「だから〜、あたしはアリスでは無いってばぁ」

 力無く100回目の否定をしたあたしの目の前に見た事の無い人物が突然、現れこう言った。

「……アリスはアリスだよ」

 突然、現れたそいつは大きなフードを頭からすっぽりと全身に被っていた。唯一、口だけがニンマリ笑顔で開いていた。見るからに怪しい。

「お前、レヴィ猫やないか」

 あたしを捕まえているそいつは突然現れた、いかにも怪しいそいつをレヴィ猫と嬉しそうに呼んだ。

「誰が言おうとあたしはリリーなんだってばぁ!!!!」

 そう大きくあたしが叫ぶと驚いたのか自信が一瞬無くなったのか、そいつはパッと手を離したのだった。自由になったあたしの身体はドシンと地面に叩き付けられる。

「痛ぁあぃ」

 痛がるあたしを気遣ってかレヴィ猫と呼ばれたそいつはスーと文字通り音も無く近付いて来た。

「な、何、起こしてくれるの?」

 ニンマリ笑顔はあたしをじっと見つめ、こう言った。

「アリス、青うさぎを追いかけよう」

 !!!!!!!こいつ、全くあたしの話しを聞いていない!!!!!

「だから、あたしはリリーなんだって」

「そう。 リリーはアリスだよ」

「だからぁ!!!!」

 そんな事を言い合っているとあたしの首根っこが簡単にヒョイっと持上げられ、金属の物体のあいつに乗せられた。度重なるストレス。我慢の限界をあたしは超えていた。

「いい加減にして!あたしは違うんだって」

 そう言いあたしは奥の手「銃」を取り出してレヴィ猫と呼ばれる奴に向けた。

「それはなんだい。 僕らのアリス」

 ニンマリ笑顔のまま、レヴィ猫は語りかけて来た。

「銃なんだから。 分からないの? これであんたを打ち抜く」

「銃?」

「そう、銃」

「銃か。 銃は美味しくないよ」

 !!!!!!!!!

 あたしの指は既に銃の引き金を引いていた。

 精神よりも肉体がストレスの限界を超えていたのか。

 弾は迷う事無くレヴィ猫目掛けて発射されていた。

 が、何故かレヴィ猫の姿は無く弾は地面へとめり込むだけだった。

「何がどうなって」

 呆然とするあたしの前に突然、ニンマリ笑顔が現われる。

「アリス、銃は美味しくないよ」

 !!!!!!!!!!

 どこからどうなってしまったのだろう。あたしは今、アリスと呼ばれレヴィ猫と一緒に青うさぎを追いかけていた。

 レヴィン君はどうなったのだろう。奴はどうなったのだろう。どちらが現実でどちらが夢なのか分からないまま、あたしはじっと金属で出来た関西弁のそいつの上に乗っていた。



















 青うさぎを追いかけなきゃ……、そう呟きながら。







END……?

















※ちょいと後味悪いので旅がてらそんな夢を見たリリーさんという夢落ちって事でお願い致しますm(_ _)m
ちなみにレヴィ猫役はレヴィン君でした。

シリアス短編小説だったのですが……。

色々と書いて行く内にシリアスじゃなくなってきましたorz

あ、このシーンはボケ突っ込みが出来ると思ってしまえば、もうお終い。そこからはコメディへと変化していくのでした。シリアス、難しいです……。

なので、一度考えていたこの短編は書くの止めました。

また、新しいのを書いています。

来月の頭くらいにはUPしたいと思ってます。
頑張ろう。

うまうま♪じゃがポックル♪

ゲーセンにてじゃがポックル発見。噂に聞いていたが見たのは初めて。そんな私は北海道人です。

で、クレーンゲームにあったのですが、700円にてゲッツ。

次の日、早速頂きました。

ん〜、うまうま♪と、普通に食べて母親にも渡した所、

見た目よりずっとカリカリしていて塩の味も深くて美味しい。厳選された芋なんだね。味が凄くはっきりしている。

と、芸能レポーター真っ青なコメントを頂きました。相変わらず、感激家だな〜と親に関心しつつ、果たしてこの「ちゃんと笑いなさい」と注意される家庭内で割りとドライな性格は誰に似たんだかと思う自分なのでした。

しかし、


















じゃがポックルうまうま♪

近い内に

外・内レス、させて頂きます。

短編小説を下書き中。これがシリアス風と言えるのか分かりませんが、コメディーは殆ど入らない予定です。仕上がったらUP致します。

拍手レス

猫味さん>ウケて頂いて嬉しいです。作者を出しても良い物かどうか気になってましたので。ありがとです。

他にも拍手して頂いた皆様、本当にありがとうございました。