今日は、『ポケットモンスター ココ』を見に行ってきました。
なんだかんだ言って、今年初めて映画を見に行ったかな……。
毎年、コナンとポケモンは見てたけど、どっちも公開が伸びちゃいましたからね。
しかも、他に見に行きたいっていう映画も無かったですし。

ともあれ、今回は普通にここで感想言ってっちゃいましょうかねぇ。

今回は、ポケモンに育てられた“ココ”という少年の物語でしたわけで。
ターザンとか、オオカミ少年とか、そういう類のモチーフ作品をポケモン作品でやってみたってことですよね。
(まあ、モチーフとなったであろう元ネタ作品の類を一つも読んだこと乃至見たことはないので比較対象はできないですけど)
森の血を名乗る割には傍若無人なザルードたちの一匹が、森の中に一人でいた赤ん坊のココを見付けることから物語が進むわけですが。
ココを育てるために群れを抜け、ココを育て上げたザルードは、立派な父親でしたわ。
そして、成長したある日のこと、自己のアイデンティティに疑問を持ったココが人間であるサトシと出会って本当の自分のルーツを探すことになるっていうのが、物語中盤の流れですね。
アイスに驚いたり、花火に驚いたりしてるココくんの可愛いことよ。
また、マサラタウンのタイプワイルドことサトシくんが自然体なのがね。誰に対してもニュートラルな態度を取れるってのはなかなかできないことよ。
物語後半は、自己のルーツを知ったココが、自分たちの住処を守るためにポケモンたちと一緒に戦うシーンです。
いや、今年の山ちゃんはマッドな敵役でしたねぇ…。
善人ぶってるように見えて、目的の為に手段を問わないマッドなタイプ。
人間至上主義な考え方が、ココの両親と合わなかった結果の凶行と暴走でしたねぇ。
一連の事件を通して、人間とポケモンとの共生っていう、一連のテーマを語られてました。
そして、親子と言う関係が語られてて、とてもいい作品でした。
ココが森の中で置き去りにされていた理由から、それをザルードが見つけることになった理由も、すべてに理由があったこと、その伏線の張り方にもビックリでしたね。
っていうか、端的に言えばセレビィのことなんて話に出てきた時と実際に出てきた時以外忘れてましたからね。お前だったのかという気持ち。
こういう伏線とかがわかる年になってからこういうの見てると、やっぱ子供向けとは言えポケモン映画の脚本って丁寧に作られてるんだなぁって。
ザルードの父親としての葛藤も、見てて胸に来るものがあったわ。
そして最後は、親元を旅立つココくん……。
これはもう、ポケモン世界の定めなんでしょうねぇ…。
10歳になった子は旅に出るっていう…。
冷静に考えたらサトシと同じ年なんだぜ……。
彼がどんな冒険をして、どんな旅をするのか……。幸せを祈るしか我々にはできない……。
親になるって、こういうことなんでしょうねぇ……。

今年のポケモン映画も面白かったので、よかったんですけど、気になるのは、来年の次回予告というか、「2021映画製作決定!」のくだりが無かったことですね…。
来年は、ポケモン映画無いかもしれないんだなぁ…。
っていうか、ダクマやバドレックスの話は多分やらないでしょうし…?
ムゲンダイナもアニメの方でエピソード回収しましたしねぇ。
来年は映画無いのかもなぁ……。

まあ、コナン君はやるので、そっちは見ると思いますけど。


はてさて。
明日は今年最後のお休み。
頑張って大掃除しなくちゃなぁ。
冷蔵庫の中を。