◇偶合(ぐうごう)
偶然に一致すること。
「夢の夢なる一本百合のこの此の在る事、畢竟(ひっきょう)−に過ぎずとは謂え」〈紅葉・金色夜叉〉


なにとなく不図(ふと)、自分等二子の名の他の候補を知りたくなって、母に問うてみたところ、「あすか」と「せりか」だったと云う。

以前妹と、若し自分に子供が出来たら何と名付けるか、という話をしたことがある。
これに、僕は「やすか」、妹は「せり」と答えた。

奇(く)しくも自らの名だったかも知れないものに似た名を僕等が考えていた事が面白かった。


話題:子供の名前