俺頑張れ
俺の脚もうちょっと耐えてくれ
なんか朝からペース配分ミスって今はお腹へるしくたくただ
あっ
頭が最近だるい
食事や睡眠ちゃんととっているのに眠たくなる
道を歩いてたらいきなり
臭い、焦げ臭い煙が私を包む
その時…
ガクッ
足が重くなった
体が重くなった
なんか蛇にでも巻き付かれたように身体が煙に締め付けられた
なんだか多くの霊に犯されているような感じだ
…家まで帰った
ちょっと横になった
めまいがした
そしてまた目眩が…
†見えない敵†
はぁはぁはぁ
出口の見えない迷路を突っ走り続け21年
俺はずっと見えそうで見えない敵から逃げてきた
ただわからないものから逃げてきた
ただただ走り続けてきた
途中ぅ止まろうかなと思ったときもあった
でも立ち止まると何者かに捕まりそうで怖かった
海馬にはこれまで見てきた21年分の自分の歴史が刻み込まれている
しかしそこから思い出せるものは全体のどの程度だろう
…少し足を休めようかな
とも思ったが背後から何者かが追ってくるのを感じ一度でも止まることはなかった
ただただ上を向いて、青空を追いかけながら…
ただただ下を向いて、陰の中の黒い光を追いかけながら…
ただただ前を向いて、すれ違う歴史に触れながら…
でもけっして後ろを振り返ることはなかった
ただ虚しくなるだけだと思ってたから…
振り向いて結果を見るよりも、振り向かずに過程を大事にしたいと思ったから…
つづく