私の「12年来の親友」と待ち合わせをしていた。
20時からカラオケに行こうと、コンビニ前で、「死ぬまで親友でいたいと思う親友」と待ち合わせをした。
「過去に13時間、2人でカラオケを歌い続けた事のある親友」は、私がコンビニについた時にはすでに、入り口で待っていた。
「ゴタゴタに巻き込まれて、本当にどうにもならない時、黙って家に泊めてくれた優しい親友」は美味しそうにサンドイッチを食べて待っていた。
「良く考えたら、救われた事がいっぱいあったなぁ‥と感謝したい親友」は380円もする美味しそうなサンドイッチを食べていた。
近年コンビニのサンドイッチを食べていない私は、380円もする、高級なサンドイッチがコンビニにあることを、「私の結婚式の日に参列している姿を見ただけで、嬉しくて泣きそうになってしまった親友」が食べているのを見て、初めて知った。
「しかしながら、人前が苦手だといって、式のスピーチを断りやがった根性無しの親友」がサンドイッチを美味しそうに食べ終わった時、まさにその時だった!!
「なかなか好きな人に面と向かって好きと言えない親友」は、食べ終わって何も入っていないだろうクチの中から、黒い物体を取り出し、紙に包んだ‥
‥‥。
‥‥!?
『今のそれ何?』って聞いたら、
『え?ガムだよ。』
って、「いい加減に素直に気持ちを伝えろよ!って思う親友」は答えた。
‥‥。
黒いガムってミント味のブラックガムだよなぁ‥
‥‥。
『どうやって食べてたの?』って聞いたら、
『歯の奥の方にガムをしまって、サンドイッチを食べていたんだよ。よくやらない?』
と、「早くお前にも幸せになってほしいから言ってるんだぞコノヤロウ!と伝えたい親友」は答えた‥
‥‥。
私はこの親友と12年人生を共にしているが、これからも死ぬまで飽きないだろうなぁ‥と改めて思い直しました‥
なお、この文章は「〜親友」を別で読むと読みやすいです。
m(__)m