ソーマ「…うん、ラッピングはコレでいいかな」
ギル「……何やってんだお前リボンなんか持って…似合わねぇ…」
ソーマ「失礼な。まぁ似合わないのは認めるけどね。ホワイトデーのお返しだよ、フルールにね」
ギル「あー…そういや今日か」
ソーマ「ギルは?翡翠くんにちゃんと用意した?……って、聞くまでもないか(笑)」
ギル「あ?」
ソーマ「そういや仕事帰りに買ってたの見かけたなーって。ギルがお菓子の店に居るとか浮くから目立ってたよ(笑)」
ギル「うるせぇ黙れ」
ソーマ「ちょっととぼけたのは照れ隠しってことか」
ギル「今マジでお前を地面に沈めてぇわ」
ソーマ「やだギル様怖ーい」
ギル「うぜぇ」
北斗「何騒いでるんだお前ら…」
朱蓮「相変わらず賑やかなのなお前ら」
ソーマ「あ、二人共おかえりー!イイお返し見つかった?」
北斗「ああ、竜輝が好きそうなのを選んだ」
朱蓮「俺も初雷が好きそうなのちゃんと選んだー…つかさ、ホワイトデーで渡すお返しって意味あるらしいぞ」
ギル「意味?」
北斗「さっき店で見たんだ。クッキーは『貴方は友達』、キャンディーは『貴方が好き』、マシュマロは『貴方が嫌い』、なんだそうだ」
ソーマ「へー、面白いねぇ。俺キャンディー選んでよかった」
ギル「…なるほどな、それでか……」
朱蓮「何が?」
ギル「店で菓子選んでる時に周りの女共が『クッキーにした方がいい』とか『マシュマロにした方がいい』とか『恋人居るなら絶対キャンディーにした方がいい』とか……なんかやたら種類すすめられたんだよ。最終的に女共の論争が始まったからさっさと店出たけどな」
ソーマ「…もしかしてギル、お得意様の店で買ったの?」
ギル「ああ」
ソーマ「なーるほど、常連でギル狙いの子とギル応援したい子による派閥争いってワケね…ギル本当見た目イイから色んなファンついて大変だねぇ…」
朱蓮「ちゃんとキャンディー選んだのか?」
ギル「ああ。なんとなく選んだが…正解だったみてぇだな」
北斗「そうだな、もしマシュマロ買って渡してたら大変な事だ」
朱蓮「でもホワイトデーってマシュマロ渡すのが定番って感じするから意外だよなー…定番と見せ掛けて実はそういう意味が隠されてたとか怖っ、バレンタインだったら本命チョコとか義理チョコとかってシンプルなのにホワイトデーわかりにくいわ」
ソーマ「まぁねぇ…誰が決めたのかは知らないけどね。しかしギル本当にキャンディー選んでよかったね、将来を誓った指輪渡したばっかだし♪」
北斗「ほう」
朱蓮「ギルやるじゃん」
ギル「うるせぇうぜぇ黙れテメェら全員地面に沈めんぞ」
ソーマ「あらギル様照れてる?」
ギル「よし表に出ろお望み通り沈めてやる(ゴゴゴゴゴ…)」
朱蓮「あーあまたすぐ挑発にノッて…」
北斗「喧嘩する暇があったら渡しに行ってこい(呆)」
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ホワイトデーで渡すお返しに意味があるって知った時ビックリしたのは私だ(真顔)
バレンタインは実にシンプルなのに…危ない危ない…(汗)
速見様宅から翡翠くん、灰原様宅から竜輝くん、未明さん宅から初雷さん、シム様宅からフルールちゃんのお名前お借りしました!