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いい双子の日を

メイリン「『畜生逃したぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』ってどっかのお馬鹿な親が叫びながらジャーマンかブリッジする感じに頭抱えながら床に凄い勢いで脳天ぶつけてるの見たんだけど」

不知火「うんメイリンちゃん、見なかった事にしてあげなさい色々可哀想な子なのよ」

朱蓮「ありゃただの学習しない馬鹿だから」

シエル「ただの病気だ頭の」

メイリン「私も大概だけどあんたらもなかなか言うわね」

不知火「なんだっけ?何したがってたんだっけ?衣装交換だっけ?」

朱蓮「ああ、シエルが初雷のを、初雷がシエルのを着てるのやりたかったけど気が付いたら日付変わってて冒頭のメイリンの説明に至ったらしいけど」

メイリン「いいじゃないやれば!朝が来るまでいい双子の日よ!」

朱蓮「それ前に誰か言ってたような…」

メイリン「気のせいよ」

不知火「でもシエルくんと初雷くんは顔そっくりだし身長も同じだけどなーんか見分けついちゃうよね、不思議だわ」

朱蓮「あー、多分雰囲気と表情じゃね?初雷は明るくて表情豊かでシエルは冷めてて鉄面皮」

シエル「噛み砕かれたいか」

朱蓮「すんません」

メイリン「んー、でもまぁそうよねー…でもどっちもそれぞれ魅力あって可愛いわよ」

シエル「僕と兄さんは男だ、可愛いと言われても嬉しくない。特に兄さんは嫌がる」

メイリン「でもシエルの場合雪華になら言われても満更でもないでしょ?」

シエル「…………」

朱蓮「否定しないんかい」

不知火「初雷くんは本当いいお兄ちゃんだからねー、シエルくんを本当大切にしてるのひしひしと伝わってくるし」

朱蓮「それはシエルにも言えた事だろ、やっと再会した訳だし」

メイリン「初雷くんは特にリーダーシップあるからお兄ちゃんってポジション似合うのよねー!小さい子に囲まれて『初雷お兄ちゃーん!』とか言われてるのとか似合いそう」

朱蓮「あー、アイツ面倒見良いしな、流石俺の恋人」

不知火「はいそこ惚気けないーマジ羨ま」

メイリン「はいはい。でも実際に見てみたいし私達の周りの小さい子集めてやって貰ってみる?『初雷お兄ちゃ「ダメ」



メイリン:朱蓮:不知火「……え?」



シエル「…兄さんは僕の兄さんだ。だから、ダメ」

メイリン「えー……っと…?シエル?」

シエル「ダメ(若干頬染めて膨らませ拗ねたようにそっぽ向きながら)」


不知火「で…出た…お兄ちゃんが関係した事に対して稀に起きるシエルくんメンタル退化デレ&ブラコン現象…!!貴重な瞬間ですわよ奥さん!」

朱蓮「まぁ人前じゃ滅多に無いレア現象っちゃあレア現象……つか何故奥さん?」

メイリン「ねぇ、これ次の新刊のネタに」

朱蓮「しちゃいけません」

不知火「シエルくんシエルくん、ちなみにファザコンは…ぎゃあぁあぁぁ!!!!!!!!

朱蓮「あ。放電されてら」





*********
いい双子の日といい兄さんの日…やりたかったんじゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!(脳天床に強打)←

いやもう本当…自分時間の使い方下手すぎっすね…(泣)

未明さん、初雷さんのお名前お借りしました!
そしてこんなんですみません何か問題等ありましたら言ってやってください、迅速に対処させていただきます!(汗)

寒いからね

歩「あー…くっそ寒…急に気温下がるとか馬鹿じゃねぇのもはや馬鹿だろ」

雪華「あれ?歩、手袋は?」

歩「昨日育て屋の手伝い頼まれて行った時にモノズに食い破られた」

雪華「えぇっ(汗)私の貸そうか?」

歩「いーよ、そしたらお前が寒いだろ。女は体冷やすな。俺はジャケットのポケットに手ぇ突っ込んどくから平気。あんがとな」

雪華「でも…」

メイリン「雪華、雪華!」

雪華「え?何?」

メイリン「(ごにょごにょ)」

雪華「…あ、そっか!ねぇ歩!」

歩「ん?」

雪華「はい、右手の手袋貸してあげる!」

歩「は?何言っ…」

雪華「いいから、ほら!で、左手は」

ぎゅっ

歩「Σんなっ…!?///」

雪華「手繋げば暖かいよ!メイリンがアドバイスくれた!」

歩「(あんのお節介兎…!!)お、おまっ、これダメだろ!」

雪華「なんで?別に変じゃないよ?(キョトン)」

歩「いやだってこれ、勘違i「幼馴染みなんだし」

歩「…………」

雪華「懐かしいなー小さい頃よく手繋いだよね!」

歩「…そうっすね」

メイリン「(雪華…鈍感っ娘恐るべし…!!マスターもせっかくチャンス作ったげたのに何してんのよそこは男魅せて、こうっ…)」

リディ「…メイリン、木の影に隠れて何してるですか?なんか顔とオーラ怖いです(汗)」

焔「放っておいて大丈夫だろう。多分」



ルーク「歩てめぇゴラァァァ!!!!!!!雪華にセクハラしてんじゃねぇぇぇ!!!!!!!」

歩「俺がいつセクハラした!!いつ!!!!!!」

雪華「る、ルーク違う!歩手袋ないから寒いと思って私から手繋いだんだよ!(汗)」



焔「…別の事が大丈夫じゃなかったな」

リディ「(汗)」





**********
頑張れ歩(笑)←
雪華の鈍感さはなかなかに…どうやら幼い頃の接し方があんま抜けてないんですかね多分( ̄▽ ̄;)
後からルークとかに言われて気付いて真っ赤になって歩に謝ってますねこれは(笑)

近くて遠い

また、泣きそうな表情
ほんの一瞬だけだけど、俺には見えた

俺の視線に気づいて、何事も無かったように
「なぁに?」
なんて、優しく微笑むけど


でも、俺は知ってる
お前が、時々悲しそうな、泣きそうな表情をする時

『あいつ』を思い出しているって事を
『あいつ』を想っている事を


でも、それを言葉にしたり、その事で励ます事なんか、馬鹿な俺には出来なくて
どんな言葉をかければいいのかもわからない

ああ、だからアイツらにも『不器用だ』なんて言われるんだな、なんて不本意だが納得しながら


寂しそうな眼で遠くを見てる
俺より小さなその手を握ってやれたらいいのに
普段よりさらに小さく感じるその華奢な体を抱きしめてやりたい衝動にかられる


でも、それすら出来ない
それを実行したら、優しいあいつは笑ってくれるだろうけど

どんなに想っても、俺が想いを伝えてそれを実行出来ても

あいつの中に居るのは俺じゃないから
きっとあいつを、また悲しい顔にさせてしまう


それに、今のこの関係が、距離が、崩れて消えてしまいそうで
あいつが、遠くに離れていってしまうような気がして

それが、とてつもなく怖くて
想いを伝える事すら出来なくて
俺は、臆病で…



「どうしたの?」

なんて、小首を傾げながら栗色の長い髪を揺らしながら言うお前に、

「なんでもねぇよ。次お前とタッグ組んでダブルバトルする時誰出すか考えてただけ」

なんて、考えていた事とは全然違う言葉を口にした


そしたら、その表情から悲しさや寂しさは消えて
いつもの明るい笑顔に変わった


それだけで、俺の心は暖かく満たされた気がした



こんなに近くて手を伸ばせば届く距離に居るのに、

その距離はどこか遠くて、その手を握る事すら出来ないんだ







*****
このままでいたい、と思いながら
もっと近付きたいと願ってしまう

この心は、どうしようもなく我儘なんだ

呼んでよ、


俺の名前、呼んでよ

毎日、修業頑張るから

殴られても、蹴られても泣かないから

強くなるから、だから、



俺の名前を

な ま え を …?



――ああ、そうだった



俺…まだ名前貰ってないや

いつも侮蔑だか嘲笑だかを含んだ呼び方されるけど

名前、無いや





――じゃあ、俺は誰なの?





名前がないと誰にもなれない
自分にも、なれないよ

ねぇ、誰か、



身体中が痛い

嫌だ、もう嫌だ

俺、いらない子だったのかな

弱いから、すぐ泣くから、だから名前も貰えないのかな



誰か、俺を、―――






「君はいらない子なんかじゃないよ。これから君の名前は、―――」






「――ルーク!」





目を開けると、レンが俺の顔を覗き込んでるのが見えた。かなり近い。だがよくある事だから特に驚きもしないが。

ああ、俺は夢見てたのか。懐かしい…昔の夢、か……。

俺はゆっくりと体を起こし、レンの頭を撫でる。



「なんだよこんな夜中に。言っとくが夜食なんかねぇぞ」

「ちげぇよ!俺だって寝てたし!ルークが魘されてたから起こしたんだよ!」



言われて、自分が悪夢に魘されてた事に気づく。
確かに嫌な夢ではあった。『途中まで』は。



「大丈夫だよ、ありがとなレン」

「うん…でもさ、なんか起きる寸前に急に表情和らいだけどどんな夢だったんだ?」

「あ?あー…」



夢の中、酷く暗く息苦しい空間から俺を連れ出してくれた、声。
暖かく、優しい…今はもう聞きなれた声。



「…神様が助けてくれた」

「は?なんだよそれ…あ!!さては、はぐらかす気だな!?」

「いいからガキは寝ろ。ちゃんと寝ないと身長伸びねぇぞチビ」

「チビ言うなぁ!!!」


あの時、俺に名前をくれた。
笑って、優しい声で名前を呼んでくれた。

俺の、大切なパートナー

隣のベッドで布団にくるまって寝ているその顔を優しく撫でて、その安らかな寝顔に自然と笑みが零れた。



「おやすみ、雪華」



俺の大切なパートナーであり、大切なマスター

俺がどんなに邪険にしても、素直じゃなくても、俺を見捨てなかった

ずっと側で微笑んでくれた

『あの事件』が起きてからも、側に居させてくれた

笑って、名前を呼んでくれた


だから俺は、大切なマスターを、ずっとその側で守ると決めた




――どうかその寝顔が、いつまでも安らかなものであるようにと願う








**********
意味不明←
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