スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

シリアル⇔NUMBER ユラリ満開ツアー2010 大阪 ライブレポ

会場でお友達になった三月さんにセトリを送るついでに
久々にライブレポを書いてみますッッ(>_<)笑。






*セトリ*
1.ハブ a nice day
2.シリアル音頭
3.桜サイダー
4.GURUGURU
5.いろは歌
6.マックの女
7.愛らしーさー
8.チャイニーズリング
9.春の基準〜ヒガンザクラ〜
10.アテンションプリーズ
11.夢人の空
12.ユラリ
13.色まんちゃー
14.COLOR STYLE
15.ちゅらさんがころんだ
*EC*
16.SPACY LOVER
17.GO!YA!NUMBER〜ぬちぐすい〜
18.君に会えて



スクーリング終わってから、会場入って
今回の動員の少なさに大ショックッッ(ρ_;)
まさかまさかの
会場の1/3くらいしか埋まらなくて
めっちゃショックでしたッッ(>_<)
そしてショックのあまり、会場にいたお姉様・三月さんと意気投合(笑。←)
『今回動員、ヤバくないですかッッ(><)』から始まり、お友達げっつ☆←
そのままライブ開始で〜
またしてもSEはルパン○世(笑)
もういい加減慣れてきた(笑)
で、テレフォンでスタートかと思いきや、まさかのハブ!!
いきなり過ぎて、最初『ニョロニョロチュッチュ、ハブ a nice day〜♪』の所、左右反対にハブ作ってたしwww←
出だしっからハブだと、かなりテンション上がる♪
で、まさかのここでシリアル音頭、桜サイダーやって
GURUGURUでやっと、タオル持ってくるの忘れた事に気付くと言うwww
その後にー、まさかまさかのいろは歌ッッ(>_<)
すっっっごく好きな歌なんだけど、生で聞いた事なかったから
かなりテンション上がったッッ(>_<)
京都・島原は隣の府だもんね。島原に花魁いないけどね。←
で、いろは終わって、MCで
サポートキーボードのさくら君?の話に。
さくやんって呼んであげてね〜、から始まり
さくやんがいるとザマスがいじられなくて良いね〜、とか
さくやんはAKボーイだから、とか(笑)
で、此処で会場からツッコミ。
AKボーイとは何ぞや、と(笑)
佐々木さんいわく、『みんな知らない!?秋葉原にいそうな男の子の事さぁ〜!!』らしいんだけど
いやいやいや、そんなん初めて聞いたわ、みんな言わないだろ、的なツッコミ入れてたら
佐々木さんの発言
『あ、そう!!みんな言わない!?ごめんねぇ〜!!俺、シティーボーイだからねぇ〜!!』
…………明らかに訛り入りながら言う台詞じゃないよね、それ。←
そんなツッコミが伝わったのか、『……ごめん、嘘、うちなーんちゅです』とか何とか、ぼそりと呟いてました。←
で、佐々木が次はかなり懐かしい曲やります、みたいな感じで言ってたから
Human Dramaくらい古いの期待してたら
まさかのマックwww
マックはもうライブで懐かしい曲なのかwww
で、佐々木さん。
大阪ではマクドだよね〜、的な話を出してきたくせに
普通に『そうよ、あたしはマックの女♪』歌うからね。←
本人いわく、『最後にマクドにしようとして忘れてた!』←
最初のMCの価値ゼロwww!!!!←
で、愛らしーさーで、一気にテンション上がった所を
チャイニーズリングとヒガンザクラに沈められました。←
あのタイミングで、あんな真剣な曲はないって!!←
そんなこんなでアテンション〜。
………アテンションね、うん。



まさかまさかの



離陸して即、着陸すらせずに、最後のあなたとの未来をシンキング♪入りました。←



要するに佐々木さん、めっちゃ歌詞間違い。←
佐々木、グダグダじゃんwww
相変わらずアテンションでは佐々木さんに怒られました。
しゆたんの『アテンションプリーズ♪』の所は、しゆたんに合わせて、会場みんなで言わなきゃいけないんだけど
相変わらず言わない人続出で(笑)
『何回言ってもわかんないねぇ〜、アンタ達は!!
お兄さん、もう何っ回も言ってるよぉ〜!!』って怒られました(笑)
で、ゆめんちゅ〜。
歌詞変えで、『明日を追いかける、君は夢人』って言われて
うっかり泣きそうになった。
いや、今、色々実家もおばあちゃんの家も大変で
最悪、学校辞める事も普通に考えてたから(とりあえず、暫くはやめなくて大丈夫になったらしいけど)
でもでも、やっぱり
あたしはゆめんちゅでいたいなぁ、とか思ってしまった瞬間でした(笑)
うん。



憧れと言う名の街を目指して
飛び立つ事を決めた日から。
振り返れない別れを残して
後悔は断ち切ろう、と思った。



さぁ、手を伸ばして
どこまでも広がる空を掴み取れ、僕は夢人。




歌い続けたい。歌い続けたい。
何もかも奪い去る嵐が目の前に
向かい風に負けず
追い風を求めて。



僕はまだまだ道の途中。



明日を追い掛ける僕は、ゆめんちゅ。



ゆめんちゅ、大阪に来る直前に、毎日聞いてたの。
丁度高校卒業したばかりで、Cherry咲く勇気!!と一緒に(笑)
これは佐々木が沖縄から東京出ての話なのかもだけど
うちだって、追い掛けるものがあって香川から大阪に来たんだよね。
『夢』じゃないけど、『目標』だけど
必ず、いつかは掴み取る。
初心、忘れるべからず。頑張らなきゃ、だねッッ(>_<)
とか気合い入れてたら、ユラリのさっむい歌詞でぶち壊しwww
命短し恋せよ乙女www←
流石にこれは『…………おい!!!!』ってなったwww←
んで、色まんちゃー、カラスタいって
ちゅらさんがころんだでした♪
今回、会場にだるまがいたから
ちゅらころゲーム、今回は大玉転がし(だるま転がし)もやるのかなぁ、と思ってたら
やっぱりやらなかったッッ(ノ◇≦。)
で、恒例のストップゲームスタート(笑)
最初はちゃんとケンケンしながら『ちゅらさんが、ちゅらさんが、ちゅらさんが、ちゅらさんが、ちゅらさんが、ちゅらさんが…………ころんだ!!!!!!』で片足で止まれてたんだけど
佐々木が約2回、フェイントしてきました。←
「ちゅらさんが、ちゅらさんが、ちゅらさんが、ころんだ!!」とか。←
「え、短っ!!」とか思う暇もなくすっ転びました。←
で、転倒者続出の会場を見て、佐々木さん一言。



『お兄さん、意地悪だからねぇ〜♪フェイント☆(笑)』



…………あれ、うっかり佐々木に殺意が湧いたのはあたしだけかな☆←
まぁそんな事が約2回ありながらも、ちゅらころが終わって、本編終了〜。
で、『めんそーれ♪』なアンコール。
オムニバスに入ってる新曲やって
ゴーヤでした。
久々のゴーヤ、めっちゃ楽しかった(笑)
なつ、一緒に来れたら良かったのになー、ゴーヤ聞きたかっただろうなー、とか思ってたけど
うちの代わりにバイト入る事になったせいで来れなかったんだよね、マジごめん。←
で、最後の君に会えて。
まさかの会場での大合唱中に
歌詞大間違いwww
最後の最後で佐々木にいじられて終了www←
まぁ、アテンションで盛大に間違えたアナタが言うなって話だよね。←




まぁこんな感じかなー。
一週間前なんで、大分記憶が薄れてる。←
まぁセトリは絶対あってるし、自分用のレポなので気にしない。←
でも楽しかった♪♪

狂気の愛と愛の強祈4

………そう。前のゲームでの峻の事は、ついさっきまで何も知らなかった。




でも、何処かで
今回のゲームで、峻が殺す側に回った理由には気付いていた。




『俺を、生き残らせる為』。



だから…峻は俺が峻の側にいれば、メグ達だけは最後まで殺さない、と約束してくれたんだと思う。



…だけど
それは俺だって同じ。
友達が他の友達や好きな人を…………未久がメグや峻を殺そうとする事に………耐えられる筈がない。
だから、俺は自分からピストルの前に飛び出した、んだ。






「………あ…あぁ…
嫌だ………嫌だ嫌だ嫌だ、麗っ…」
「………み、く…」




…あぁ。
もうリタイアかぁ。思ったより早かったな。
メグを守らなきゃいけないし
出来ればもう少し生きたかったんだけどな。
………なんて、こんなゲームで二日間も生きておいて何言ってんだ、って話か。




「………っ麗っ…麗、麗、麗っ…ぁ…あぁ…俺っ…俺っ…」
「…………ぁ…嘘、何で………麗、麗!!!!嘘だよね!?何で…何で未久………今、俺の事っ……麗…お、おれ………俺のせいで…?」



やっと状況が理解できたのか、メグの泣き叫ぶような声が俺の所へ近付いてくるのが解る。



………だから…精一杯、耳を澄ませて
その声がする方向へと手を伸ばした。



「………違、うよ…?……メグの、せ…じゃ…ない…。
それと…ごめ、んね………?メグ、の…事……ホン、トは…嫌、いだ………なんて……嘘、だよ…?」
「……っ分かってる……分かってるよ…俺を、守ろうとしてくれたんでしょ?
俺が殺されない様に………麻南先輩が、俺も殺そうとしてたから」
「………メ、グ。
……違、う…それは…峻……も……」
「………うん。
麗の為だよね?そうじゃなきゃ………麻南先輩は麗を自分の所に呼ばないもん。
だから………だからね。俺、麗が生き残れるなら………麻南先輩の考えを受け入れよう、って…………他の人には、残酷な答えかもしれないけど。
だから………我儘かもしれない、麗は嫌かもしれないけど………最期くらいは麗に、って思った。
だから………俺。此処に…来たんだよ?でも…




………こんなの……酷いよ…っ」





………うん。
酷いよな。こんなの、お前には。



お前は、こんな『ゲーム』に耐えられる程、強くないし
そんな強さも、お前には必要ない。




だから…
だから、峻。
お願い。



「……ね…しゅ、ん…。
メ……グの……事………俺、の………代、わ…りに………守っ、て………?」




だから願わくば
どうか、どうか。




俺の大切な人達が
こんな『現実』に負けてしまわない様に。



…それだけを
俺は、強く祈って。




…そこで俺の思考は、完全に途切れた。





*狂気の愛と愛の強祈* Fin








久々に書いたら、やっぱり考えさせられるから(ある意味で)楽しいな、オリバト。
あたしは狂気は強い祈りすら壊す力を持っていると思うし
でも逆に
強く祈る心、それが愛情に関する事なら尚更
狂気すら越える力を持っている、と考えます。
そんなこんなで
また最初から書きたいな。←
とりあえず、続きのメグのブチギレ編、リメイクしてみようかな。←

狂気の愛と愛の強祈3

………分かってる。峻には『俺を』殺す気がない。
だから、俺が未久から離れなければ………峻は未久を殺せない。俺を巻き込む事になるから。




だから…敢えて俺は未久を抱き締めたまま、峻へと背を向けた。



「………み、くっ…。
なんで…?峻の、事で………未久が怒るのは…解るよ…?
でも………メグを……友だちを守ろうとする事を………何でそんなに怒るの…?」



だって。
だってメグは、未久にとっても友達の筈。
なのに…




「………友達?」



くっ、と未久の唇が、笑みの形を浮かべる様に、小さく歪んで。



「あんなの…友達じゃない。
ホントはずっと気に入らなかったんだよ!!いきなり、俺と麗の間に入ってきて……………何の苦しみも知らないくせに、当たり前みたいにみんなから愛されて。
メグばっかりずるい……ずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるい…」



カランカランっ



………未久が虚ろな瞳でそう呟くと同時に
すぐ近くで、峻の作ったトラップが鳴るのが分かった。




「麗っ…いるんでしょ?やっぱり俺………………未、久?」



その、すぐ後に
泣きそうなメグの声。
………瞬間的に
ヤバい、って思った。





「………メグ」
「………っ…う"ぁ………」
「麗!!!!」




ぐちゅ、と、聞きたくもない様な音がして………アイスピックは俺の肩から抜かれ。



………それから未久は…その、狂った様な表情で微笑むと、優しく優しく………俺の頬を撫でてきて。



「………メグ…また惑わしに来たよ、麗の事。
………でもね。大丈夫だよ、麗??
俺ね………ここに来る途中で、こんなの拾ったんだよ。
これなら………麗を助けてあげられるよね??」
「………ひっ…」





どくん、と。
自分の心臓が、煩い程に跳ねるのが分かった。



その手には、少し大きなハンドガン。



それを………微笑みながら、未久はメグへと向けた。




「………っ未久、やめてっ…」
「大丈夫……




麗 は 俺 が 守 っ て あ げ る よ ♪ 」





その、未久の綺麗な微笑みはとてもとても、狂った様に見えて。




…次の瞬間には、ドンッ、と言う派手な音が聞こえた





………気が、した。









「………麗…何でぇ…??」
「麗!!!!!」
「…………な、に………嘘………麗…?」




呆然、と俺を見て、ガタガタと震え続ける未久の身体。
俺に駆け寄り、ゆっくりと俺を抱き締めてくれる峻。
ただただ、少し離れた場所で………状況を理解できずに、呆然とそれを見つめているメグ。



………それが霞む意識の中で、何とか捉らえる事の出来た光景だった。




………そう…未久が撃った、その弾は
俺の、右胸へと埋め込まれた。




「………麗」
「………あは……は…は…。
ごめ…………んな………?せっ………かく………守………って…………くれ、てた………のに………」




狂気の愛と愛の強祈2





ガサッ




「………っ…!!!!」



………なんで、いつの間に…………まさか、罠を抜けてきた…?



音がした方を振り向くと…そこでは、すぐ近くに未久が俯いてぼんやりと立っていて。
………峻も俺と同じ事を考えているのか、その手にM16を取り、すぐに未久へと向けた。
…………俺は、それを制しながら…ゆっくりと、此方に近付いてくる未久へと声をかける。



「………み、く…?」
「………麗ぁ」



………相変わらず俯いたままの未久は、泣きそうな声でぎゅっ、と俺に抱き着いてきて
………峻と俺が一緒にいる事を知っている、筈なのに………少しも峻を気にしている様子はなかった。



「………麗。早く離れろ」
「………でも」



M16を未久に向けたままの峻の事は、少し気になったけど………それでも、こんな未久を放っておける筈がなくて。
そのまま、未久を見下ろしたままでいると…未久がぶつぶつと、何かを呟いている事に気付いた。



「ねぇ、麗………麗は俺を裏切ったりしないよね??ずっと俺といてくれるよね…………そうだよね??峻さんやメグなんかの所に…………行かないよね??」
「………未、久…?」



………俺と瞳を合わせずに、ずっとぶつぶつと呟き続ける未久に………
感じたのは、フラッシュバック。




…………そうだ、あの時……
未永さんと峻がこのゲームに参加した事が分かって
………未永さんが死んで、峻が生き残った事が分かった時だ。



『………なんで??どうして………麗だけ大事な人が帰ってくるなんて、ずるいよ』
『………ごめんね、麗は悪くないよね…でもさ。やっぱり不公平だよ』
『………俺だって、麗が好きなのに。
峻さんは俺から麗も、未永も奪ったんだよ??』





『だからね………せめて、麗だけは奪い返させて??』



………そうだ、あの時…
無理矢理、俺をシた時の未久も………




こ ん な 、 感 じ だ っ た … ?




「麗!!!!早く逃げろ!!!!」




………峻の声に、我に返った時にはもう遅い。
未久のその手には…………鋭く大きな、アイスピック。
それが、俺の肩を…………深く深く、えぐった。




「………う"ぁっ…!!!!!」
「………酷い。
酷い、酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い。
どうして、峻さんの言う事なんか信じるの…??
どうしてメグばかり大事にするの…??
…あの時…裏切らないって約束したくせに。
嘘つき…嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき」
「い"っ……う"ぁぁっ…いた…………い…未久っ…!!!!」




グリグリ、と、そのままそのアイスピックは深く深く俺の肩に埋め込まれて。
………俺は、恐怖と痛みと悲しさで、未久に抱き着かれた状態のまま、動く事ができなかった。




「麗!!!!早く未久から離れろ!!」



峻の言葉に、峻の方を振り向くと………その指が、未久に向けられたままのM16の引き金を引こうとしていて。



「峻、駄目っ…」



なんかすっごい

オリバト書きたい。←
オリバト&バトテニ、書き直そうかなー。オリバトのみにして。
アレの未久君はキチガイ以外の何者でもないけど。←
やっぱリメイクすんなら、雛宮も入れる事になるよなぁ…(当時は学校名と蓮が学園長な事しか決まってなかったから、省いてたけど)
…………雛宮、キャラ足りないよ。←
と言う訳で、なんか無性にリメイクしたくなったオリバトの1シーン。←
峻×麗←未久。BLorグロ表現(そこまでグロくないけど)苦手な方はバックオススメしますー。



*…*…*




ねぇ…


麗。
俺ね、お前だけは
俺を裏切らない、って思ってたんだよ??



麗だって
俺と同じだと思ってたもん。


あの時
麗は峻さんを信じていたけど、峻さんに裏切られて
俺は峻さんのせいで姉さんを…………未永を亡くした。




未永を殺したのは峻さん。
麗だって、それを分かってるから
俺を『拒まなかった』。そうだよね??




なのに…ねぇ。
なんで『メグを守らなきゃ』なんて言うの??
なんでその為に
峻さんなんかと一緒にいるの??





………ねぇ。
どうして俺より
メグや峻さんを優先するの??



………許さない。
許さない許さない。



………あぁ、違うよね。
麗が、悪いんじゃないよね。
メグが弱いくせに、麗に守られようとばかりするから。
峻さんが、麗を惑わしたりするから。



だ か ら
ダ メ な ん だ よ 。



大丈夫、麗は俺が守るよ?
未永の時みたいに、亡くしたりしないから。



………ねぇ、だから
助けてあげるから、ね…?






*狂気(きょうき)の愛と、愛の強祈(きょうき)*






Side 麗。



「………ねぇ峻。これだけは…教えておいて。
三年前の………峻が参加したゲームで、なんで未永さんを…………このゲームでみんなを………殺したの…?」
「…………さァな。
何を言っても、所詮殺した事への言い訳にしかなんねェだろ。麗が知らなきゃいけない事じゃない」
「知らなきゃいけない事、だよ。
………このゲームでの峻の意図はともかく、前のゲームの事、知ってるのは峻だけなんだよ?
それに俺は峻の言い訳を聞くべきでも、何も知らなくて良い訳でもない。
………事実を…事実だけを、知るべきなんだよ。未久の為にも」



俺の言葉を聞いた峻は、少し困った様な思案顔。
そのすぐ後に、深い溜息を吐いて俺にこう話してきた。




「……あの時…最後まで、俺はクラスメートの一人と、町の外れの家に隠れてた。
最後まで残ったのは未永と俺とそいつだけで…残り時間のギリギリまでは、未永とは会わずに済んだ。
…けど、未永がその家に来て………
『未永なら信用できる』って言った、そのクラスメートは自分からドアを開けたよ。…………その瞬間に、未永にチェーンソーで切られて死んだ。
未永は完全に錯乱してて、俺も襲ってきた。………その後は、言わなくても分かるだろ?」




………淡々と峻の口から吐き出された言葉は………明らかに嘘で吐き出された言葉ではなかった。
それは………未久から聞かされていた事とは明らかに違う『事実』で
…………正直、凄く寒気がした。




未永さんが………峻を殺そうとした。
でも………確か、未永さんは。
峻の事が…………好きだった筈。



じゃあ…



「…………顔色、悪いぞ。
やっぱり言い訳にしか聞こえねェだろ。だから話さないでいたんだ」
「…………違う。違うよ…。
それが『事実』なんだろ?
………それが、俺には余計に怖い。
だって……未久はよく似てるから、未永さんに………だから………」
前の記事へ 次の記事へ