雇い主と問題を起こし、山間の廃止寸前の孤児院へ派遣されたメイドのアンナ(ヴィルジニー・ルドワイヤン)。そこで生活するうちに、彼女は屋敷に秘められた過去の影響を受けてしまう。
サスペンス色の強いヨーロピアンホラー。


映画に明確な答えを求める人には向かないと思う。最後まで、何があったのか、はっきりとはわかりません。僅かなカットや登場人物の表情・セリフから推察する映画です。
私は楽しめたけど、万人受けはしないだろうね。考えることが好きな人向けだと思う。

アンナは孤児院の大人たちを「うそつき」と呼ぶけれど、私には最後まで彼らが悪人には見えなかった。
最後にね、イリンカ(ドリナ・ラザール)が観客がもしかしたらそうじゃないかな…と考えるであろう可能性を言葉にしてくれるんですが、それを言葉通りに受け止めるかどうかは、人それぞれです。
でね、その言葉をどう受け止めるかで、180度映画の内容が変わる。すごく観客次第な映画でね、そこもまたおもしろいですよ。



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