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管理人の日常や作品世界など。
バケツをひっくり返したように激しく、その上無尽蔵と思えるほどの長雨。
鞠浜は8年ぶりの大雨に見舞われていた。
ここに来て、8年前――涼二お兄ちゃんが居た頃に来た依頼の内容を。
守秘義務で当時は教えて貰えなかったとある事件の顛末を知ることになるなんて、考えたこともなかった。
今年のこの酷い雨模様は、お兄ちゃんたちがあの以来で動いていた頃の天候とよく似ていた。
2004年6月 癸生川探偵事務所
私、##NAME2####NAME1##は珍しく今日は癸生川探偵事務所で大忙しだった。
ピンポーン。
インターホンの呑気な音が事務所に響く。
いつもなら直ぐに玄関へと走るところだけど、今は色々と忙しくそれどころじゃない。
タイミングが悪いなぁ‥。
「はーい!はいはいっ!…あっ、しまった。ええっと‥」
「鍵は開いてますから、どうぞお入り下さいっ‥って待って君!」
「…はいどうも生王です。失礼しますよ」
インターホンと同じく呑気なセリフと共に登場したのは生王さんだった。
…ああもう、今は”あの男の子”で手一杯で悪いけど生王さんに構ってる余裕ないのに!
この雨の中、事務所の前の通りをうろうろしていたところを伊綱さんが保護した男の子。
家はどこかもそうだけど、まず名前さえ教えてくれない。
無理に聞き出しても教えてくれないだろうし、どうしたら良いだろう。
私のときはお兄ちゃんが優しく接してくれたけど。
――君の名前は?
――…あ、##NAME1##、です‥
――そうか。じゃあ##NAME1##ちゃん、君のお家はどこかな?
あの男の子は既にそういう次元じゃないような‥。
…ううん。やるんだ、私。
お兄ちゃんが私にしてくれたみたいに、あの男の子が事務所に遊びに来たくなるくらい丁寧に!
私だって、ここまで酷くなかったけど雨の日に迷子になったところを涼二お兄ちゃんに助けてもらって事務所の一員になったんだから。
性 別 | 女性 |
年 齢 | 29 |
誕生日 | 10月30日 |
地 域 | 栃木県 |
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病み・黒歴史は私の誕生日4桁
王国心夢は異端の印を4回連続
夢主の名前は基本的にアミで固定です
ごめんなさい