3人の邂逅(佐々木、原沢、林部)


2学期が終わり、冬休みが始まった。

各学科、各々が専攻する宿題もあり…+、自身が持つ勉学が重なる。
その量は、各々異なるのだが……




冬休みの学生で賑わう店内。
町の、何処にでもある軽飲食店。に、…2人の男子がいる。


1人は、佐々木 望。その男(ひと)であり、ーー……
もう1人は、林部 勝征。その男(ひと)であるーー……



木目調が美しい、落ち着いた色合いのテーブルには…2人が頼んだであろう、飲み物が置かれている。
そして、ーーーー…
教科書をはじめ、勉学用の教材と筆記用具が置かれている。

そう、2人はこの日…この店内で、年明けの実力テストに向けて。の、勉強中である。


店内に流れる音楽、同客の騒めき、店員の気配など…今の2人には、殆ど神経に入っていない状況を見る限り……2人の集中力の高さが、垣間見える。

「のん、この英単…この英単と順を変えると、正解になるのか?」
「いや。この英単をこっちに変えないと、全く違う略になるだろ?だから、この英単はこっちの意味として略して使わないと…。」
「あぁ、そっか。サンキュー、のん。」
「ん。」

学科が違えど、学年でいえば佐々木の方が先輩にあたる為……同じ教科の勉強の場合は、教えてやる事が出来る。の、である……。

林部は、筆箱の中に収納されているマーカーを取り出すと…自身のノートに線を引いて、引いた意味を書いていく。


「かつ、キリの良い処で休憩しないと…。」
「あぁ……。」

チラリと見た時計の針は、既に昼食間近を示しており…佐々木は、向かい席に座ってる林部に声をかけた。


佐々木は、1度筆記用具を机に置くと…勉学用の教材近くに置いた、紙コップを手に持ち…数口、喉から胃へと流し込む。
勿論、佐々木の飲み物だ。激甘である事は、言うまでもない。



ふと、佐々木が周囲を確認すると……

1人の少女が、困り果てた顔で…店内を見回していた。

手に持っているのは、飲み物が入った紙コップ。
背中に背負ったリュックと、空いた手で持っているのは…スケッチブックだろうか?


佐々木は、ーーー……



「かつ、水…もらって来る。」

そう、ひと言…林部に伝えると、佐々木へ目配せする事もなく…短い返答をした。




佐々木は、席を立つ。
そして、少女へと歩を進めると…

「相席で良ければ、座るか?」

と、声をかけた。










ーーーーーーーーー………

【まにまに!】篇、はっじまるよぉ〜。(●´ω`●)♪

っつぅ〜ことで、今回のお話しは…3人の邂逅 篇。(*≧∀≦*)
(3人が、はじめて顔を揃えるシーンですね。)


このお話しには、続篇がありますので…
お楽しみは、これからだっ!\(*≧∀≦*)/←
(某TCGの台詞をお借りしました。)





に、しても…かなりの間、小説を書いてなかったから…駄文率の上昇が、うなぎ登りだZe☆←



ちなみに、【まにまに!】って…バレンタインデー(イベント)って、するのかな?(*´ω`*)←
(佐々木と林部の、ちょこ数勝負とか?(*´ω`*)

各ご家庭の皆様方に、ステキなバレンタインデーが届きますように。(*´人`*)ふふ