NL百合っぷることフィアとリオンちゃんのSSです。
普段は案外友情っぽいというか、主従っぽい二人ですが…
謎テンションな星蘭がやらかしました←
*attention*
・Nl百合っぷるです(キス有りです)
・フィア嬢がやらかしてます(ぇ)
・なんだこの甘い空気
・何だかんだらぶらぶであって欲しいこの二人
・短めです
・妄想クオリティですいません
・子豚さん、本当にすみませんでした!
以上がOKと言う方は追記からどうぞ!
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主に創作について語ります。 バトンをやったり、 親馬鹿トークを繰り広げたりします。 苦手な方は、どうぞ戻ってやってくださいませ! (私のサイト「Pure Rain Drop」) → http://id35.fm-p.jp/198/guardian727/
NL百合っぷることフィアとリオンちゃんのSSです。
普段は案外友情っぽいというか、主従っぽい二人ですが…
謎テンションな星蘭がやらかしました←
*attention*
・Nl百合っぷるです(キス有りです)
・フィア嬢がやらかしてます(ぇ)
・なんだこの甘い空気
・何だかんだらぶらぶであって欲しいこの二人
・短めです
・妄想クオリティですいません
・子豚さん、本当にすみませんでした!
以上がOKと言う方は追記からどうぞ!
月明かり差し込む、騎士の棟の一室。
亜麻色の髪の騎士……フィアは自分の部屋にいた。
いつもどおりの部屋。
綺麗に片付いた、邪魔なものがあまりない、質素な部屋。
すべてがいつもどおりだ。
……否。
一点だけ、違うのは……
「……よく、眠ってらっしゃる」
そう呟いたフィアは小さく笑った。
そう、唯一の相違点。
それは、フィアの隣で眠っている少女の存在。
黒髪の少女……リオンは静かに寝息を立てていた。
精神的にも肉体的にも疲れ果てているのだろう。
危うく人身売買にかけられかけたのだ。
疲れて当然である。
現に、彼女は此処に戻ってくるまでの間ずっと泣いていたし、
此処に帰ってきてからは泣き疲れて眠ってしまっていた。
フィアはそんな彼女を自室に連れ帰って、こうして一緒に寝ることにしていた。
朝になって彼女が目を覚ましたら、兄のもとに返すつもりだ。
今は、穏やかに眠る愛しい少女を見守りたい……
その思いで、フィアは隣で眠っている彼女を見た。
「ん、……」
小さく息を漏らす、リオン。
軽く身動ぎした彼女。
月明かりに照らされた白い肌。
閉じられている緑の瞳。
フィアはそれを見て目を丸くした。
思わず、体を起こす。
胸に起こる、奇妙な感情。
それをフィアは、知らない。
「…………何を、考えている、俺」
フィアは小さく呟いた。
溜息にも似た深呼吸を繰り返し、もう一度リオンに視線を戻す。
フィアが体を起こしてもなお、彼女は眠ったままだった。
目に映る、隣で眠る愛しい人。
それを見ていると、胸の音が高まる。
―― ああ、愛おしい。
心から、そう思う。
守りたい。
愛おしい。
大好きだ、大切なのだ、と……
そして。
ちゅ、と軽い音が静かな部屋に響いた。
「……!」
フィアは自分がとった行動に目を見開く。
自分は今、何をした?
フィアは自分の指先で唇に触れた。
微かに濡れたそこには、何かに触れた温もりが残っている。
それが何であるか。
実際に行動を起こした彼女自身がよくわかっている。
「俺……今……っ」
キス、した?
かぁぁっと顔が熱くなるのを感じて、フィアは布団に潜り込む。
職業柄、相手(とは言っても女性がほとんどだ)の手の甲にキスをしたことはあれど、
こんなふうに……唇にキスをしたことなど、ない。
男相手であっても、自分からあんなことをしたことはなかった。
ましてや、女性相手に……
自分がとんでもないことをしでかした気がして、フィアは動揺していた。
無論、すぐ隣にはリオンがいる。
高まった鼓動は収まらない。
「寝よう……」
自分に言い聞かせるように、フィアは呟く。
眠ろう。眠って、冷静になろう。
幸い、リオンは眠っている。
ある意味で寝込みを襲ったなどと知れたらアレンに殴られそうだが、
まぁ、上手く誤魔化せないことも、ないだろう。
そんな思考に走る自分に苦笑しつつ、フィアは静かに目を閉じた。
***
フィアが目を閉じて、すぐ。
隣で動く、リオン。
ずっと眠っていたものだから、深夜になってから目が覚めてしまったのだろう。
そっと体を起こして、隣で寝息を立てている騎士に視線を移した。
「フィア、さん……」
彼女の顔は、真っ赤である。
―― そう。
先刻、彼女にフィアがキスをした時、彼女も起きていたのだ。
あまりの驚きに思わず声をあげそうであったが、
あの段階で起きているとバレたら、それこそ恥ずかしいではないか。
だから、リオンは眠った振りを続けていたのだった。
それ故、顔が真っ赤である。
リオンは緑の瞳でフィアを見つめる。
フィアは一度寝入ってしまうとぐっすり眠る。
リオンが体を起こしても身じろぎもしない。
少し躊躇うような顔をしたあとで……リオンはそっと、フィアにキスを落とす。
「……嬉しかった、です」
素直な、感想を述べる。
驚いたけれど、嫌ではなかった。
愛おしいと言う気持ちは自分も同じだ、と。
そう呟くように告げるとリオンは再びベッドに体を倒した。
隣に眠っているフィアにそっと、抱きつきながら……
―― kiss me my lover ――
(驚いたけれど嬉しかった それはきっと相手が貴女だから)
(でもそれを伝えるのは恥ずかしいから… 眠っていたことにさせてください)