現パロフォルスタで遊園地デートネタです。
数える程しか遊園地に行ったことがない星蘭の妄想クオリティです←
*attention*
・フォルスタSSです
・現パロ設定遊園地デートネタ
・今回は完璧ほのぼの
・フォルはめちゃめちゃはしゃぎます
・スターリンさん、五月蝿い彼でごめんなさい
・ナハトさん、本当に済みませんでした
以上がOKという方は追記からどうぞ!
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主に創作について語ります。 バトンをやったり、 親馬鹿トークを繰り広げたりします。 苦手な方は、どうぞ戻ってやってくださいませ! (私のサイト「Pure Rain Drop」) → http://id35.fm-p.jp/198/guardian727/
現パロフォルスタで遊園地デートネタです。
数える程しか遊園地に行ったことがない星蘭の妄想クオリティです←
*attention*
・フォルスタSSです
・現パロ設定遊園地デートネタ
・今回は完璧ほのぼの
・フォルはめちゃめちゃはしゃぎます
・スターリンさん、五月蝿い彼でごめんなさい
・ナハトさん、本当に済みませんでした
以上がOKという方は追記からどうぞ!
「うわぁ……すごいね!書記長様っ」
「ちょ、ちょっと待てフォル!引っ張るな!」
はしゃいでいるフォルを見て、スターリンは小さく苦笑した。
高校三年生にはまるで見えない。
まるで、子供だ。
フォルは明るく笑うと、きっぱりいった。
「だって、こう言うとこ君と来たの初めてなんだもん!」
「え?」
にこっと明るく笑う彼。
スターリンは幾度も瞬きをした。
「こう言うとこ、君と来てみたかったんだ!」
無邪気に笑う彼を見て、スターリンはやれやれ、と息を吐く。
しかし、内心此処……遊園地のチケットをくれた茶髪の彼に感謝を呟いていた。
***
―― 遡る事数日前。
いつものように生徒会室で仕事をこなしていたとき。
「スターリン、ちょっといいですか?」
「?なんだよ、チャーチル」
不意に声をかけてきた生徒会副会長……チャーチル。
スターリンは不思議そうに首をかしげた。
彼は笑みを浮かべつつ、ポケットからあるものを取り出して、スターリンに差し出す。
「これ、何?……遊園地のチケットじゃねぇか」
そう、チャーチルが取り出したのは、遊園地のチケットだった。
何でこんなものを?とスターリンは怪訝そうな顔をする。
チャーチルはそれをスターリンの手に握らせながら、いった。
「二枚余ってしまいましてね。捨ててしまうのもなんですから、どうぞ。
この前僕と彼も行ったんですけれど……
結構いろいろなアトラクションがあって楽しかったのですよ」
"楽しかったですよね?"とチャーチルは薔薇の髪の彼……ド・ゴールの方を見る。
パソコンでデータの打ち込みをしていたド・ゴールは顔を赤くして"知らん!"と返した。
彼のリアクションを見るに、恐らく楽しかったのだろう。
チャーチルはそれを見て小さく笑うと、スターリンの方を向き直った。
「ですから、貴方もあの他校の方と行ってみたらいいんじゃありませんか?」
チャーチルはフォルとも面識がある。
フォルがスターリンの支えとなっていることも、理解していた。
だからこそ、彼とスターリンが出かけられるように、と……
ね?と微笑む茶髪の彼。
スターリンは少し頬を掻いてから、"ありがとう"と礼を述べた。
***
そして、至る現在……日曜日である。
「書記長様、行こうよ!早く早く!」
ね、と笑顔を見せるフォル。
きらきらと光る蒼色の瞳。
スターリンはそんな彼を見て、溜息をつく。
そして、軽く答えた。
「別にどれからでもいいのだよ……」
「もー……ノリが悪いな」
むぅ、とフォルは少しむくれる。
スターリンは苦笑気味に彼に訊ねた。
「何でお前は朝からそんなに元気なのだよ……」
開園時間には居たいよね、というフォルの言葉により家を出たのは早朝。
その割にフォルは元気だ。
元々元気なたちではあったが、普段の倍以上。
フォルはスターリンを見つめて、笑顔で言う。
「せっかく一日一緒に出かけられるんだよ?
いっぱいいっぱいあそびたいじゃないか!」
普段はいつも放課後に合流して一緒に帰る程度。
スターリンもバイトをしているため、長い時間一緒にいることは出来ない。
時々、普通に休みの日に一緒に出かけたりもするし、
フォルの家に夕食を食べに行ったり、そのままのノリで泊まることになったりもあったが、
こうして一日、行楽施設で遊ぶようなことは今までなかった。
それがフォルにとっては一番嬉しいことのようで。
スターリンもフォルのそんな気持ちがわかったのだろう。
視線を泳がせてから、彼はぼそり、という。
「だから、別にどれでもいいのだよ」
"だから"の意味を考えて、フォルは少し首をかしげる。
そして、何か一つの仮定が浮かんだのか……みるみるうちに、顔に笑が浮かぶ。
「どうして?どうしてどれでもいいの?」
君の口から聞きたい、といってフォルはスターリンを見つめる。
スターリンは少し顔をしかめると……微かに頬を赤くしたまま、顔を背けた。
「だから……別に、どれでも……一緒に、乗るんだから」
どのアトラクションに乗ろうとも、一緒にいることに違いはない。
彼が楽しいと思うなら、別にどれでも構わない。
それが、スターリンの思いで。
スターリンがぼそぼそ、と答えるとフォルの笑みがより一層濃くなる。
嬉しそうにぎゅっと手を握るフォル。
「ふふっ、ありがとう。じゃあ、あれから乗ろうか?」
フォルがそう言って指差すのは、この遊園地のメインアトラクション。
スターリンの表情が微かに引きつったのは、言うまでもない。
***
―― それから数時間後。
「調子乗りすぎたー……」
「馬鹿だろ、お前……」
店のテラスでへたばる二人の影。
と、言うのも原因は全てフォルで。
はしゃぎまくった末、彼が選んだのは高速アトラクションばかり。
あるいは、かなりのスピードでコーヒーカップを回すなどといった、
それこそ子供のような振る舞いばかりしていたのだ。
結果、至る現在……である。
「ごめんね、書記長様……」
「わかりきってたから、いいのだよ……」
彼の性格はわかりきっていた。
こういった場が好きで、はしゃぐたちであり、スリルのある乗り物を好むであろうこと。
そして、お化け屋敷に入りたいと言い出さないのは彼なりの思いやりであること。
今現在二人がいるのはカフェテラス。
二人とも完全に疲れてしまっていたし、
とりあえず少しここで休憩しよう、ということになったのだった。
注文したサンドイッチをほうばりつつ、フォルは顔を上げる。
そして、何かを見つけてパッと顔を輝かせた。
「ねぇねぇ書記長様!休憩したら、あれ乗ろっか」
「あれって?もう、絶叫系は……」
そう言ってフォルが指さすものを見て、スターリンは顔を真っ赤にした。
彼の指の先にあるのは、ファンタジックな音楽が流れる乗り物。
それにあわせてまわっている、可愛らしい白い馬や馬車。
所謂、回転木馬(メリーゴーランド)。
スターリンはフォルを見て、怒鳴る。
「男二人であんなの乗って、どうするのだよ?!」
「いいじゃないか。ほら、ゆっくりだし楽しそうだし?
せっかくだから、乗り物全部制覇しようよ!
君が嫌なのは乗らないからさ」
ね?と笑うフォル。スターリンは顔を真っ赤にして抗議した。
「ふ、ふざけんな!」
「嫌なの?」
フォルはむくれる。
スターリンはそれを見て、小さく溜息をつく。
"考えておく"と言いながら、ジュースのストローを咥えた。
フォルはくすくすと笑って"ありがと"という。
彼はわかっているのだ。
スターリンがなんだかんだで自分の"我侭"を聞いてくれる人であること。
フォルはにこり、と笑ってスターリンに言う。
「ね、書記長様……今日はいっぱい遊んで帰ろうね?」
「……あぁ」
そっけなく頷くスターリンの頬は未だ少し赤かった。
―― A lot of fun! ――
(君と丸一日一緒に過ごせることが何よりの喜び!)
(はしゃいでいるお前を見てると"嫌だ"なんて言えないよな、って)
性 別 | 女性 |
年 齢 | 29 |
誕生日 | 7月27日 |
地 域 | 静岡県 |
系 統 | おとなしめ系 |
職 業 | サービス |
血液型 | AB型 |