愚痴

エムペもここも長編UP出来ない

報告

 暫くエムベ の方を様子を見てみましたが、ダメそうなのであうとOUTします。今のところ、こちらはUPできそうなので、こちらでアップします。場合によっては フォレストページさんに戻ります。 ご迷惑をおかけ致します。



狂い行く世界2 167「何とか勝ったか ・・・」

 一護は額の汗を手の甲で拭った。
 約1時間45分の激戦の末、 一護の応援するチームが前半に会得した1点を最後まで死守した形で試合は終わった。
  一護はリモコンのボタンをオフにすると自分の膝の上に頭を乗せ寝ているルキアを揺り動かした。

「オイッ!起きろっルキアッ・・・。俺も2階に行くから、お前も2階で寝ろっ・・・」

 ルキアはモソモソと動きながら起き上がったが、まだどこか夢心地でぼんやりとした表情を浮かべていた。
 そんなルキアに一護は苦笑した。

「ホラッ!行くぞ・・・」

 声をかけながら立ち上がったか、ルキアは再びソファーの上にパタッンと横になった。

「あっ!おいっ寝るなっ!!お前マジで風邪引くから上で寝ろっ!!」

 言われたルキアは、ソファンーの上で己の身体を小さく丸めると「うんっ・・・」と小さく啼いた。
 そう、それは完全に拒絶を意味しており、ルキアは無言で『私はここを動く気はない!』と言う意思表示である。

「あっ!!バカッ!寝るなっ・・・!!」

 一護は怒鳴り付けたが、その言葉は虚しくルキアに完全にスルーされた。

「マジで起きろっ!!」

 その瞬間、ルキアは両腕を一護に差し出した。
 今日の二人はどこかおかしかった。
 誰もいないということで緊張の糸が緩んでいたのかもしれない。

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