蒸し暑さにだらけております朱鷺高です。早速我が相棒・狐白ヤエが戦う書店員!に目を通した模様でメールを頂きました。いや、お前が思ってるほど壮大なものじゃないからね…。まあ少しでも本屋さんの内情的なものが分かっていただければなあ、とかちょっと思ってたり(笑)
そんなわけで初日編をまとめてみました。ただもう半年前のことなので、多少曖昧な部分もありますがそこはまあ、深いツッコミはご勘弁してください。
初日編にて登場する人物を簡単ですがご紹介します。
朱鷺高:管理人。狐白経由で本屋でアルバイトを始める。習うより慣れろな体質だと思う。
狐白ヤエ:相棒。朱鷺高より1年先輩。丁寧な接客をするボケとツッコミのオールラウンダー。
ぽんこつ(あだ名):狐白とほぼ同時期。男性。ムードーメーカー的だがたまにウザい。
神(あだ名):バイト内で最年長な超ベテラン。自分のペースを崩さない、揺るがない。
きみ達覚悟は出来ているか!?始まるよ!
2日後、いよいよバイトデビューとなりました。その曜日には相棒・狐白ヤエとバイト内のベテランさん、それなりに経験のあるポンコツ(←彼のあだ名である)がいるので一安心!なんて思っていたら最初の難関にぶち当たりました。制服代わりのエプロンを渡されましたが、蛍光ピンク、蛍光オレンジ、明らかにサイズ大きいシンプル。固まる朱鷺高と狐白。あの時の沈黙は、痛みよりも切なさに似ているものを感じました。社員さん曰く、今はこれしかないとのことだとか。まじですかおい。
朱鷺:「なにこれ新手のイジメ?」
狐白:「違うよ、たぶん」
本気で狐白がまとう深緑色のシンプルなエプロンを奪ってやろうかと思ったのはここだけの話である。
大事なことなのでもう1度言います、割と本気でした。
結局、流石に蛍光色のエプロンをまとう勇気のない朱鷺高はシンプルしかしサイズはデカいエプロンをチョイス。仕事をする上での必須アイテム(ボールペン・メモ帳)と研修中と印字された名札を胸に、いざ出陣!
そして簡単な説明を受けた後、いきなり実戦(レジ打ち業務)投入である。バイトの世界でこれぐらいの扱いなんて当たり前なのです。驚きはしない。だって朱鷺さんより過酷な環境にいる人もいるだろうし、高校生時代に働いていたバイト先もこんな感じだったし、経験者という理由でブランクあるのに新人扱いしてくれない環境もあるのです。(← 某ブログで絶大な人気を持つ朱鷺高の宿敵が正にそんな環境にあるらしい)
朱鷺:「おわ、レジなんて久しぶりだ」
狐白:「朱鷺さんスーパーでバイトしてたもんねぇ…、大丈夫そう?」
朱鷺:「まずやってみないことにはなあ…、狐白さんフォロー頼みます」
(↑ 狐白の腕を掴みつつ逃がすかと眼で訴える朱鷺高)
狐白:「落ち着け。ちょ、いるから。いるから腕は離してください」
(↑ 長年の付き合いであるためか、扱いが手馴れている狐白)
レジ業務は基本的に2人でこなすことらしく、初日なので朱鷺高は主にレジ、狐白が商品をバーコードに読み込ませ、袋に入れるということになりました。さぁ!かつての経験を思い出せ朱鷺高!!大丈夫ここのレジはあのスーパーよりもハイテクだろう領収書がレジで印刷できる時代なんだぞ!!!(← 領収書は手書きオンリー、レシートが欲しいと言われたらコピー機まで走った経験からくるトラウマ的なもの)気分は出陣前の戦国武将です。そんな心中であることを知らない狐白とタッグを組み、いざレジ業務に取り掛かった訳です。そして何人かのお客のレジ打ちを終えてからコメントを頂きました。
狐白:「朱鷺さんレジ打ち出来るじゃないか!」
予想外の事態が起きた模様です
曰く、手馴れているとのことです。しかしこっちからすれば戦々恐々ってやつです。
ある種のトラウマレベルにある高校時代のバイト経験が役立つなんて、朱鷺高本人でさえも予想外だよ。いやまあ、全くできないよりマシなんだけどさ…なんだろう微妙に複雑だ。いや、多少の指摘などはされましたよ?生まれたてのバンビのようにガクガクしてたんだぞ?朱鷺さんすげー、と慢心したら最後だと自分に言い聞かせる。
なにせ、接客業は何処でデットオアアライブになるかわからないからです。
→ Aに続きます
>>経験者という理由でブランクあるのに新人扱いしてくれない環境
俺もおんなじような目に合ってるわぁ。
似たような人がおるなんて、バイトはそんなもんなのかねぇ。。。