時間泥棒

時計を売る際にしっかりしたところなら保証書は絶対につけてくれるはずです。

で、まぁ保証期間は時計のブランドごと、や時計メーカーさんによって異なるのですが。大体は一年間のところが多いです。

で、この保証書、一年間なら「なんでも」保証してくれるかと言うと、そうではありません。
外装部分に関しては保証してくれないことがほとんどです。なんでかって、例えば誤って落っことしたりしてバンドが壊れた、とかそういうことに関してはメーカーさんの責任ではないからです。普通に考えればわかることですよね。

内装、つまり機械内部についての保証をしてくれるものです。

で、この保証書について。結構勘違いしてるお客さんが多いこと多いこと(ｰ ｰ;)

「買ったけどすぐに止まった。返品させろ」
「バンドが壊れたから保証書で直せるんでしょ？」
「◯◯が壊れた！ 同じもので新しいのと交換しろ」


買ったけどすぐに止まってしまった。これは確かに気持ちはわかります。
が、店頭で売られている時計に関しては、ソーラー時計でない限り、中に入っているのはモニター電池という電池です。あくまで時計がきちんと動くかどうか、確認用の電池なわけです。大抵保証規定には、保証しませんよ、と書いてあるはず。
極端な話、買った翌日に止まった、というなら私も（マジで!?）って思いますけど。


バンドが壊れたから〜…は、残念ながら、保証書があるからといって直せるかと言うと、直せません。
よっぽど粗悪な商品でない限り、普通に使っていてバンドが自然に壊れるってことはないと思うのですが…人によって「通常の使用」の範囲は違いますから難しいところですね。
何度か、普通に使っててそんな壊れ方しないだろ！とツッコミをいれたくなったお客さんも中にはいらっしゃいました…orz


そして、同じもの、あるいは別のものと交換しろ！返品させろ、返金しろ！っていうケース。
うん。もう…＿|￣|○
いや、わからなくもないですよ？ せっかく買ったものが通常の使用の範囲内で不具合が起きたのなら。あくまで通常の使用の範囲内で！の話ですが。

それでも保証書の「保証」の意味には「補償」は入ってないと思うのですが…。もういっそ、販売時に保険をかけておいた方がいいのでしょうか…。時計の販売価格には前述のモニター電池の価格は含まれておりませんが、掛け捨てで同じものと交換しますよっていう保険料金を設定した方がいいんじゃね？


なぜか、クレームは重なるときには重なります。
五月はこんなことがありませんように、と祈るばかりです…。