「雷蔵ー。」
「ああ・・・はい、これ。」
「おー、ありがとー。」
「三郎ー。」
「あ〜、明日は私委員会だから。」
「ん、わかった。」
そんな双忍の会話を聞いていた竹谷と兵助。
思い切り訝しげな表情で、目を瞬かせている。
その二人の様子に気付いたのか、雷蔵が首を傾げた。
「?どうしたの、二人とも。」
彼の問いに、何とも言えぬ面持ちで二人が口を開く。
「・・・・・・お前ら。」
「何で相手の言おうとしてる事わかんの?」
すると、双忍から返ってきたのは。
「「・・・え、わかんないの?」」
互いの事はわかって当然、とでも言わんばかりの彼らの答えに、竹谷と兵助は引きつり笑いを浮かべた。
常に以心伝心。
(長年一緒にいるからね。)
双忍初めて書いた!五年は仲良しカルテットな感じで。