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落乱小話集(六年・選択9題)

協力して下さい!(六年)

 

「何に?」
「何にって・・・・・保健室の薬や包帯を無駄に使わないようにだよ!」
「何で。」
「予算が少ないから、ちょっとした事で使うといざって時に足りなくなっちゃうんだよ。」
「・・・・・俺ら、そんなに年中薬や包帯使ってるか?」
「う〜ん・・・・使ってるような使ってないような・・・・。」
「使ってるの!文次郎と留三郎は喧嘩でいつも擦り傷や打撲作ってくるし、仙蔵は宝禄火矢で爆破するから火傷薬と包帯欠かせないし、小平太が掘った塹壕に落ちて怪我する人は僕を含めて多数だし、長次だっていくら委員会だからって本を返却しない生徒に貸し出しカードや縄標投げたら切り傷出来るんだから!!」
「・・・・・・・協力してやってもいいが・・・・伊作。」
「?何、仙蔵?」
「お前は、私達だけが主に悪いとでも言いたげだが。」
「?」
「忍者のクセに石に躓いて転んだり、足を滑らせ保健室の棚にぶつかったりと、お前も充分薬と包帯の無駄遣いに貢献しているだろう。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ。」


(・・・・・・僕、忍者やってていいのかな・・・・?)
(そんな落ち込むなって。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
最後のフォローは勿論食満でございます。


ゆっくりでいい(伊作)

 

焦る必要はないんだよ。
ゆっくり・・・・少しずつでいいんだ。

誰だって、最初は色んな失敗も間違いもしてしまう。
でも、それで次はこうすればいいんだって学んで、前に進んでいくんだ。

・・・・・・・・・え?不運?
ああ・・・・あれは、ねぇ・・・・・?
僕も、あれだけはどうにかしたいんだけど、どうにもならなくて・・・・。

あ、大丈夫大丈夫。
不運だ何だって言われてるけど、諦めなかったからここまで来れたんだから。
君だって、大丈夫だよ。

 

(そうやって、人は成長していくもの。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
こういう諭し方が一番似合うのは伊作かと思ったので。


闇に生きるは忍の定め(文次郎)

 

闇に紛れる事を、恐れてはならない。
漆黒に身を投じる事を、臆してはならない。
己が目指すべき忍という存在は、闇に生きる者なのだから。

 

(黒を纏う者こそ忍。影になる者こそが忍。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
そこら辺を一番わかってるのは文次かなぁ。仙蔵もかもしれないけど。


見知らぬライバル(食満+文次郎)

 

「は?潮江文次郎?知らねぇなぁ、そんな隈顔の奴・・・・。」
「あ?食満留三郎?あんな腹立つ野郎の名前聞いた事も見た事もねぇ。」
「「・・・・・・・・。」」


一瞬の沈黙。

直後。


「「何だとてめぇ!?」」

 

(何だかんだ見知った仲です。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
こんな感じの二人が好き。


動き始めた世界(伊作→食満)

 

君と出逢ったあの日から、僕の世界が動き出したんだ。

 

(偶然じゃなく、必然として。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
一行!やっぱ伊作の片想いは書き易いんだよな・・・。^q^


得意のポジション(六年)

 

「そもそも、ポジションってどんなの?」
「立ち位置や、場所という意味だろう。職場内での立場というのもあるが・・・・。」
「立ち位置か・・・・。じゃあ、僕は保健委員長、とか?」
「いや、ここは敢えて不運で。」
「何で!?しかも、敢えてってどういう事!?」
「伊作が不運なら、仙蔵はドSだな。」
「では文次郎。お前はドMだな。」
「あ!?何でだよ、俺のどこにM要素が!?」
「知らんのか貴様。二次創作とやらではお前は色々弄られているらしいぞ。」
「・・・・・・・お前こそ、厳禁厳禁って充分ネタにされてる事知らねぇのか。」
「げ・・・・・!き、貴様、私の前で発してはならん単語を・・・・!」
「おーい、待て待て。お前らの喧嘩が今回の題目じゃねぇだろ。」
「「黙れ、ポジションアヒル!!」」
「よーしてめぇら殴られる覚悟は出来てるか!?」
「あああああ、結局こうなるんだから!小平太、長次!三人を止めるの手伝って!」
「なぁなぁ長次!私のポジションって何だと思う?」
「・・・・・・・・・・ムードメーカー・・・・・。」
「長次は癒し系だな!」
「―――――って!二人とも話し聞いてないし!」

 

(・・・・やっぱり、僕のポジションは不運なのかな・・・・。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
ゴメンよ伊作。カオスの中で唯一頑張ってくれたのに不運にしちゃって。^q^


癒されたい(長次×小平太)

 

長次の背中が好きだ。
大きくて、広くて、温かくて、優しい感じがする。
本を読んでる長次の背に寄りかかれるのは、私の特権。

だから、今日も授業が終わったら特等席へ。

 

(ああ、今日も優しい匂いがする。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
ほわほわ和む感じの六ろが好き。


泣き言(仙蔵)

 

泣き言など、言っていられない。
本当の忍になるのなら、これしきの事に苦しんでいてどうする。
苦しむな。悩むな。感情を押し殺せ。
恐らく、これからだって今以上に辛い現実が待っている。


(人を殺める事以上に、辛い事、)
(その罪を背負ったまま、生き抜く事。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
「闇に生きるは〜」の文次と対になる感じで書きました。


後には退けない(六年の誰か)

 

もう、あの頃には戻れない。
振り返らずに、ただただひたすら前へ進め。
これが、己で選んだ道なのだから。

 

(それが例え、血塗られた未来だとしても。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
六年生を待っている未来が、辛い事だけではない事を願って。

 

 


お題提供元様:招き猫

落乱小話集(選択お題10個)

単純な思考回路(<成長6年>団←兵)

 

じっと兵太夫に見つめられ、団蔵は居心地が悪そうに頭をガシガシと掻きながら疑問を投げた。


「・・・・・あのなぁ。さっきから何だよ、人の顔ジロジロ見て!」


すると、兵太夫は一度団蔵から目を逸らして視線を机へ落とし、フッとどこか自嘲気味に笑った。


「あーぁ・・・・僕も団蔵みたいにもっと単純だったら良かったのに・・・・。」
「・・・・・・どーいう意味だ、コラ。」


(そうしたら、この想いの事でこんなに悩まずに済むかもしれないのに。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
珍しく、兵太夫の片想い。


腐る私の躯(久々知+竹谷)

 

「『私の躯はもうすぐ腐ってしまう・・・だから早く食べてぇ!』って、夢の中で豆腐が俺に訴えてきたんだ。」
「真顔で言うな。そしてとりあえず、お前は早く新野先生に診てもらえ。」

 

(だって、豆腐が・・・・っ!)
(ああああ、もうわかったから!)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
私は一体どこまで久々知を豆腐ネタで弄れば気が済むのだwww


限定品に惹かれる(<現パロ>土井+きり丸)

 

「だって限定品なんだぜ、先生!ここで買わないでいつ買うんスか!」
「限定品だからって必要ない物買う必要がどこにある!そもそもきり丸、お前が無駄遣いしようなんて珍し」
「無駄遣いじゃないっスよ!この限定品は絶対プレミアがつく!そしたら数年後にゃ今より数倍の値段になって、売ってくれって奴にぎりぎりまで値を上げて買わせるんスよぉ!!」
「・・・・・・・そうだよなぁ・・・・・お前ってそういう奴だよなぁ・・・・。」

 

(その後、粘るきり丸を連れて帰るのが大変でした。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
限定品に弱いのは管理人もです。絶対きりちゃんも弱そうだよね。←将来性の意味で


マナーモードにご用心(<現パロ>仙蔵+文次郎)

 

「文次郎、貴様・・・・。何故返信メールを送ってこなかった?」
「いや、だからだな・・・・!それはマナーモードにしてたからであって・・・・!」
「マナーモードにしていても、着信くらい気付くのが忍だろう!」
「おまっ・・・・せっかくの現パロ設定台無しにすんじゃねぇぇぇ!!」

 

(現パロだろうと、仙蔵は気にしません。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
きっと委員会の仕事中でカバンの中だったんだろうなぁ、文次の携帯。


あたしはあたし(鉢屋×雷蔵)

 

例え顔を借りていたとしても、私は私で、お前はお前。
だから、お前を想うこの感情も私だけのもの。

 

(愛している、なんて言葉では足りない。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
当サイトでは、三郎側が雷蔵にゾッコンです。←死語?


誰かを通して君を見る(久々知+竹谷)

 

目前に置かれている、四角く真っ白な物体を見つめてうっとりとした表情の兵助。
あまりにも間の抜けた・・・もとい、気の抜けた・・・・ではなく、恍惚としているその様子に、背後から竹谷が突っ込んだ。


「・・・・おい、兵助。言っとくが、それは豆腐じゃなくて石鹸だからな。」

 

(間違っても、喰ったりするなよ。)
(いや、もしかしたら醤油かけたら・・・・。)
(無理無理無理!!)

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
久々知と竹谷だと、どうしても豆腐ネタになってしまう自分自重。


いつかの日のために(下級生の誰か)

 

強く、なるんだ。
今のように守られてばかりの立場ではなく、必ず訪れる守る側の立場になるために。
守るべき対象を守り切れる力を、手に入れたいんだ。

 

(失う訳には、いかないから。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
たまには下級生の心情も書きたくなります。


出口のない迷路(次+神)

 

「おかしいな・・・・・。」
「ああ・・・・おかしい。」
「「何でいつまで経ってもこの森から出られないんだ?」」

 

(おかしいのはお前らの方向感覚だよ!!)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
最後のカッコ内のツッコミは、言わずもがな作兵衛です。^q^


現実にさようなら(会計)

 

「・・・・し・・・・潮江、先輩・・・・。」
「・・・・どうした、団蔵。」
「僕・・・・・もう・・・げ、げげげげ限・・・・。」
「おいちょっと待て、今の奇声は―――――って!団蔵!寝るなぁぁぁ!!」
「潮江先輩!」
「今度は何だ!?」
「今団蔵が言おうとしたのは、きっと限限限・・・・。」
「左吉ぃぃぃぃぃ!お前も奇妙な発言残して寝るな!!」
「先輩!神崎が・・・・っ!」
「神崎がどうした!?」
「筆を帳簿に押し付けたまま爆睡しています。」
「神崎ぃぃぃ!墨で帳簿が台無しになるだろうがぁぁぁ!!」

 

(貫徹二日目辺りからこうなる場合多数。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
子供に夜更かしは辛い。早く寝なきゃ身長も伸びないぞ!


じくじくと痛む(雑渡)

 

包帯だらけの身体は、時が経っても傷が痛む時がある。
けれど、それが辛いとは思わない。
この痛みが、忍として生きてきた証になるのだから。

 

(それが、自分が自分である証。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
雑渡さんキャラ掴めねぇええええ!!

 


お題提供元様:drainage

落乱小話集(選択お題10個)

時には喧嘩もするけれど(鉢屋×雷蔵+竹谷+久々知)

 

「・・・・なぁ、ハチ。」
「あ?何。」
「・・・・・・あの二人、ついさっきまで「顔も見たくない!」的な大喧嘩してなかったか?」
「・・・あー・・・・してた・・・・・・はずなんだけどなぁ。」


そう呆れた表情を浮かべながらも呟き合う竹谷と兵助の前には、微笑み合う双忍の姿があった。


「・・・・悪かったな、雷蔵。」
「ううん、いいんだ。こっちこそ、ごめんね三郎?」

「・・・・・じゃあ、あの和やかムードは何なんだ。」
「ホント、あんな大喧嘩した後でよくもまぁ・・・・。」

 

(仲直りの後のラブラブっぷりときたら。)
(傍から見たら目も当てられない。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
ウチのサイトのラブラブカップル一位は鉢雷です。(と、ここで主張してみる。


冷えた身体を温めて(富松×数馬)

 

「お前って、ホントついてねぇよなぁ。さっきまであんなに晴れてたのに、お前が外に出てすぐ雨が降るなんて・・・。」
「・・・・・こんな不運、序の口だよ。雨に降られた後に、足滑らせて転んで水溜りに顔突っ込んだ事もあるし・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「?作兵衛?」
「・・・・・っ、とにかく、このままじゃ風邪引くだろ?これでも着てろよ。」
「え?でも、これ・・・・作兵衛の装束・・・・。」
「俺は濡れてねぇからいいんだよ!寒くねぇし・・・・。」
「・・・・・・ありがとう、作兵衛。」

 

(装束をくれた君の心が、とても嬉しくて。)
(礼を言ったお前の顔が、とても綺麗で。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
富数初書き・・・・!まさか三年のCPで初がこのコ達だとは・・・!


欠落した感情(鉢屋×雷蔵)

 

「お前が死んだら、私は笑う事も、怒る事も、泣く事も出来なくなるだろうな。」


・・・・だから。
私より先に逝くな、雷蔵。

 

(勝手な考えだと、わかっているけれど。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
狂気的な愛も、三郎が一番書きやすい。ラブも狂気もいけるなんて、流石鉢屋。


闇夜に浮かぶ道標(上級生の誰か)

 

月の明かりは、闇に生きる忍にとって邪魔なものと言われているけれど。
それがあるからこそ、助かる時もある。

 

(ほら。こうやって帰ってきて、また君に会えたのがその証拠。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
敢えて誰かを特定せずに。


嘘吐いたんなら最後まで突き通してよ。今更「ごめん」だなんて言わないでよ。気付かないフリしてた自分が馬鹿みたいじゃない。(五年)

 

「・・・・悪、い。」
「・・・・・何で謝るんだよ。」
「だってよ・・・・。」
「何で嘘吐いたんなら最後まで貫かねぇんだよ!何でそこで謝るんだよ!気付かねぇフリしてた俺が馬鹿みたいじゃねぇか・・・っ!」
「だから、悪いって・・・。」
「謝罪の言葉なんて聞きたくねぇ!知らねぇっつーから信じてたのに・・・結局お前なんだろ!?俺の・・・・俺の豆腐を潰した犯人は!ハチ!!」
「お前がそんなに落ち込むとは思ってなかったんだっつーの!」

「・・・・豆腐一丁であそこまでヒートアップ出来るあいつらに、私は拍手を送りたい。」
「・・・・あはははは・・・・。」

 

(和解するのが大変でした。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
ヤッバイ・・・!豆腐ネタにしやすいわ・・・!笑


こんな手のひらサイズの機械に踊らされて(<現パロ>食満×伊作)

 

彼からのメールがあると一気に嬉しくなって、着信があると心が弾んで、何の連絡も来ない日は一日寂しい。
向こうも、同じ事を思ってくれてたらいいのにな。

 

(例え小さくとも、これは君と繋がっているシルシ。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
お?何か初めてそれらしい食伊が書けたかもしれん。食満出てないけど。^q^


いっそ二人で駆け落ちでもする?(綾部×竹谷?)

 

「・・・・・・竹谷先輩。」
「・・・・・何だ、綾部。」
「これも、ある種の駆け落ちですかね?」
「そうだなぁ・・・・委員会に急いでた俺がお前の掘ってた穴に落ちて、その拍子にたまたま腕掴んじまったお前を道連れで、ある意味駆け落ち・・・・って、んな訳あるか!」
「おやまぁ先輩、そんなに怒らず・・・。それに、これは穴じゃなくタコ壷のタコゾウです。」
「・・・・お前って奴は・・・・。」

 

(そんな事より、先輩。ここから出る方法を考えて下さい。)
(お前も考えろよ!!)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
ウチの竹谷は完璧にツッコミだと判明しました。^^


その綺麗な肌に、俺の名を刻んであげようか(五年)

 

「・・・・・・そうしたら、誰もわざわざ俺から奪うなんて事しないんじゃないかな・・・・。」
「その前に、いくつか忠告しておくぞ兵助。」
「まず、どうせ食っちまうんだから名前刻んだって意味ねぇだろ。」
「それに・・・別に、誰も奪おうなんて思ってないよ。」
「「「豆腐なんて。」」」

 

(豆腐を馬鹿にするなぁぁぁ!)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
久々知がどんどん壊れていく。^q^


遂には心臓も動きを止めた(上級生の誰か)

 

ああ、その最後の手を下したのは他でもない自分だというのに。

 

(何故、こんなにも心が苦しいのだろう。)
(後悔しているというのか?もう、戻れもしないのに。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
特定しない文章も書きやすいなぁ、シリアスは・・・・。


白詰草→私を思い出して(長次×小平太)

 

辛くなったり、寂しくなったら私を思い出して。
どんな時でも、どんな事があっても、私は笑顔で会いに行くよ。

 

(だから、独りで抱え込まないで。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
久々の長こへ!そして未だ書き慣れないorz

 


お題提供元様:Shady

落乱小話集(選択お題10個)

食べちゃいたいくらいに貴方が好き(鉢屋×伊作)

 

「好きなんです。」


その髪も、瞳も、唇も、顔も、声も、身体も、全て。
食べてしまいたいくらいに、好きなんです。

 

(それは、屈折し過ぎた愛。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
シチュエーション的に、三郎が一番やり易かったんです。おぅふ^q^


傘とヘッドホン(<現パロ>竹谷+久々知)

 

「・・・・雨、結構降ってきたなー。」
「やばいなぁ・・・俺、今日傘忘れちまったんだよなぁ・・・。」
「俺の傘結構デカいし、入れてってやろうか?」
「マジ?んじゃ、その礼にコレ聴かせてやるよ。」


言いながら兵助が渡してきたのは、今まで彼が耳につけていたヘッドホン。
竹谷は、元々何を聴いているのか気になっていたので、素直に受け取り耳に当ててみる。

そして、しばしの沈黙。
その間に、兵助はニコニコと笑っているが竹谷は徐々に間の抜けた顔になっていく。

たっぷり数十秒ほど静寂が流れた後、耳のヘッドホンを外して机に置く竹谷。


「・・・・・・・因みに、兵助。コレは、一体何だ?」
「ヘッドホン。」
「ブツの名前を訊いてんじゃなく、かかってる中身の事訊いてんだよ!」
「聴いてわかっただろが。豆腐レシピ全集だよ。」
「・・・・・・・・・。」


真顔で言う兵助に、竹谷の開いた口が塞がらなかったのは言うまでもない。

 

(何で豆腐レシピィ!?)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
男子高校生が、ヘッドホンで料理レシピ聴くとか・・・・!(笑


なんて美しい絵だろう(<現パロ>乱太郎+きり丸)

 

放課後、学校の廊下を掃除の最中。


「この絵、高く売れるかな・・・・。」
「・・・・・きりちゃん、掃除中に何言ってるの・・・。」

 

(乱太郎に、呆れた視線を向けられました。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
きっと、廊下に高価そうな絵が飾ってあったんだと思います。^^


なんて美しい額縁だろう(<現パロ>乱太郎+きり丸)

 

「・・・・なぁ、乱太郎。」
「何?」
「この額縁・・・・さっきの絵と一緒にして売ったら、もっと高くなると思うか?」
「もう、きりちゃん!掃除に集中して!!」

 

(乱太郎に怒られました。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
↑の続きだったり。


星空キャンプ(は組+土井)

 

「わー・・・すごい星の数!」
「綺麗だねー。」
「あ!あの星を線で結んだら、ナメクジさん達そっくりだ〜。」
「えー?僕はそう見えないけどなぁ。」
「おおー!あれなんかゼニ!ゼニじゃね!?」
「きり丸・・・・目がゼニの形になってるよ・・・。」
「あー、あそこカツ丼に似てる!美味しそう・・・!」
「そういえば、お腹空いたねー。」
「・・・・・・お前ら、夜間演習をキャンプか何かと勘違いしてないか?」
「・・・・・・え?違うんですか?」
「ああああ、もう・・・・っ!」

 

(もう少し、緊張感ってものをだなぁ・・・・。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
山田先生が、無言で優しく肩に手を置いてくれたそうです。


半端な色(六年)

 

六年で戦隊モノをやるとして、その色分けは?


「当然、俺がレッドだな!」
「そうだな、暑苦しいトコなんぞぴったりだな。」
「仙蔵、てめぇ・・・・!」
「となると、冷静沈着な私がブルーで決まりか。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・グリーン。」
「何、長次はグリーン?じゃあ、私はイエローだな!何か体育委員っぽい色で丁度良い!」
「体育委員っぽい色って何だよ・・・・。」
「・・・・・となると、僕は・・・・。」
「戦隊モノであと残ってるのって、ピンクくらいじゃなかったっけ?」
「んじゃ、伊作はピンクで決定な。」
「えええええ、ちょっと待ってよ!保健委員なんだし、せめて白とか・・・!」
「いーや、伊作はピンクで決まりだ!」
「ちょ、留三郎!?何で君まで!」
「お前がピンクじゃなかったら、俺がピンクになっちまうだろーが!!」
「いや、留ちゃんは茶色で。」
「え、何その半端な色。」
「用具っぽいじゃん、茶色。」
「だから、その“っぽい”ってのがわかんねぇんだっつーの!」

 

(色を決めるのにすら、相当時間を要する模様。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
流石不運&プチ不運。しかも、茶色とか英語ですらない。^q^


痛みだけは、信じられる(食満×文次郎)

 

「いってぇ・・・・。本気で殴りやがって・・・・。」
「あ?手加減してほしかったのか?」
「やめろ、てめぇの手加減なんざ気色悪ぃ。」
「はっ、お互い様だろ?」

 

(痛いからこそ、信じられる。)(・・・・何を、とは言わないけれど。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
そうそうそう、そうだよ!コレが我が家の食文の形だよ!(わからんよ


靴ひもを結んで(<現パロ>食満+伊作)

 

体育の授業がバスケで、体育館の入り口にて。


「解けないように、ちゃんと結べよ?」
「わかってるよぉ、子供じゃないんだから。」
「頭で理解してても、お前のバヤイは何でかきつく結んでたはずの靴紐が解けて、その紐を自分で踏ん付けて前のめりにコケんだから。」
「あのねぇ・・・・いくら僕が不運だからって、そこまでは・・・!」
「まあ、とにかく気を付けろよ。」

 

(留三郎の予言通りに、試合中にコケました。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
現パロでも不運ばかりの伊作・・・!ごめんよ。


明日を見ようとしたけれど(孫兵+竹谷)

 

・・・・でも、無理なんだ。
君がいなくなってしまった世界なんて、耐えられない。
耐えられないよ・・・・っ!!


「ジュンコォォォォォ!!」
「・・・・・嘆く暇があんなら、とっとと捜せ。」

 

(生物委員総出で、ただいま絶賛ジュンコ捜索中。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
生物委員、最近好きです。孫兵初書き!


ボーダーライン(伊助+庄左)

 

これ以上足を踏み出したら、危険。


「・・・・・って、僕の脳が危険信号発してるんだけど・・・。」
「頑張れ、伊助!この部屋の掃除の確認が出来るのは、君しかいないよ!」
「しょ・・・・庄ちゃんの薄情者ぉ〜・・・!」

 

(絡繰り部屋に入るには、時には命を捨てる覚悟も必要です。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
敢えて、現在(1年)の年齢で。びくつく伊助も可愛いだろうな。^q^

 


お題提供元様:ビターラビット

落乱小話集(選択お題6個)

真っ白な羽(鉢屋×雷蔵)

 

「私が死ぬ時は、雷蔵に看取られて死にたい。」
「縁起でもない事言わないでよ・・・・。」


唐突な三郎の発言に、雷蔵は苦笑するしかない。
しかし、至って真剣な表情で、彼は言うのだ。


「お前には、きっと真っ白な羽が似合う。」

 

(穏やかで優しくて、まるで天使のようだから。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
死する時は、迎えの天使の姿が愛する人の姿だといいと思う。(突然どうした


そのくらいが丁度良い(文+食+伊+仙)

 

「やってやんぜこの野郎!!」
「上等だコラァ!」


同時に言い放ったかと思うと、全く同じタイミングで立ち上がり相手の胸倉を掴み合う。
突如ヒートアップした二人を横から眺めつつ、伊作が呆れたような呟きを洩らす。


「あの二人って、何でいつも喧嘩ばっかりなんだろうねぇ・・・・。」


殴り合いをしても大体互角だし、両者とも互いの力は認めているのだと思う。
にも拘らず、顔を合わせれば数分でいつの間にやら喧嘩になるなど日常茶飯事。
もう少し仲が良くなってもいいはずなのだが、如何せんそう上手くはいかないらしい。

伊作の呟きを聞き取った仙蔵が、同じく彼らを見やってフッと微笑して言った。


「・・・・奴らには、あのくらいが一番良い距離なのだろう。」

 

(それが彼らのコミュニケーション。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
だって喧嘩が一番手っ取り早いコミュニケーションなんだもの!(と、信じて止まない。


優しい手(上級生の誰か)

 

自分が一年生の時、よく先輩に頭を撫でられた。
子供扱いされているようでカチンとくる時もあったけど、その温かな感触に確かな心地良さも感じていた。
その、優しい手が、自分は大好きだった。

・・・・けれど。

上級生となった今は、あの手が優しいだけではない事を知ってしまった。
時には忍務として人を殺める事さえする凶器なのだと、わかってしまった。

それは、今自分自身が先輩達と同じ事をしてきているからで。
先輩は、どんな気持ちで自分の頭を撫でてくれていたのだろう。

今の自分は、後輩達にちゃんと笑顔を向ける事が出来ているだろうか。
後輩達は、もう汚れ切ってしまったこの手を、優しいと感じてくれているのだろうか―――――?

 

(誰にも、問う術などないけれど。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
忍術学園の生徒全員に当てはまる思いだと思うのです。


心は曇り空(三木←滝←綾部)

 

「・・・・・おやまぁ滝、どうしたの?そんな暗い顔をして。」
「・・・・・・・うるさい。」
「また喧嘩でもしたの?素直になれないからねぇ君は。」
「・・・・・・・うるさい。」
「空はこんなに晴れているのに、君の心は晴れないんだね。」
「・・・・・・・・うる、さい・・・。」

 

(・・・・だから、彼じゃなくて私にしておけば良かったのに。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
何という四年生の片思い関係。


失恋ソングが耳に入った(<現パロ>竹谷×久々知←タカ丸)

 

街中で、ふと君の姿を見かけた。
僕は偶然会えた事が嬉しくて、声をかけようとする。

けれど、その君の隣には、仲が良さそうに彼が立っていて。
とても楽しそうに話している二人を見て、僕は思わず立ち止まった。
声をかけようとして開きかけていた口を閉じて、その場に佇む。

すごく幸せそうに笑う兵助君の顔を見ていたら、何だか悲しくて切なくなって。
呆然と見つめている僕の事なんて気付かずに、二人は人混みに消えていった。

その後ろ姿が見えなくなるまで、僕の耳に聞こえていたのは街の騒々しい音じゃなく。
どこかで聴いた覚えがあるような、失恋の唄だった。

 

(どうせなら、何も聞こえなければ良かったのに。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
流石に室町時代に失恋ソングはないので、現代パロで。


お風呂は戦場(六年生)

 

「よーし、いい度胸だ!今すぐ浴槽で溺死させてやらァ!」
「望むところだ、返り討ちにしてやるぜ!!」
「二人が浴槽に沈む前に、もういさっくんが沈んでるんだけど。」
「どうせ先刻二人を止めようとして足でも滑らせたのだろう。」
「・・・・・・・・・・・・・・・大丈夫か?」
「訊く前に助けようか、長次。」
「それより、私は静かに風呂に入りたいのだが。小平太、あいつら止めて良いか?」
「とりあえず、その手に持ってる宝禄火矢だけはやめてくれ仙ちゃん。それは私と長次も危ない。」


(・・・・それより、早く僕を助けてくれると嬉しい、な・・・・。)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
伊作だけ台詞ないとか。^q^ まあ最後は伊作の心境だけど。

 

 

お題提供元様:10mm.

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