色を忘れた野良猫の戯言

縋りたい


泣きたい


甘えたい


頼りたい





耳も塞いで

目も閉じて

息を殺して

小さく…



少しでも余分な

視界から消えるよう

要らぬ情報が入らぬよう



写らぬよう


隠したい

大丈夫、まだ壊れない

壊れてない



でも、痛い

痛い



色んなモノが痛い

色んなトコが痛い



痛い


痛い


痛い


痛い


痛い


痛い


痛い


痛い





泣けてない

吐き出せてない



行きたくない

でも、連れていかれたい


心も意識も身体も

全部呑まれて



吐いても吐いても

最近は形だけ


届かない

足りない



酒と不快感と

虚無感



吐瀉物と一緒に

流れてしまえば良い



吐いて意識も飛ばしたいの

帰ってこれなくても構わない



一時的に全部空っぽ

ちゃんと吐きたい

泣きたい



それが出来なくて

痛いよ



水かさを増すばかりで

息が続かない



怖いよ

ドロッとした
冷たい闇が

哀に溶けて


胸も喉も頭も
刻んで侵すんだ


くしゃくしゃに丸めて
小さくなって

落として



無くしてしまう

あー…


ですよね
そうですよね

解ってるけどさ
やぱ嫌なんだよ


忘れたんかな？

あんだけ嫌っつったのに
何度も何度も念押したのに

絶対貰わんでって…




思い込み激しいから
ちと、泣きそうかな

やぱ、夜はね

ちと寂しいです



何もなくても

勝手に流れるし



夜が寂しいとか

１人が怖いとか

言ったりするけど


朝がくるのが

一番辛いかもしれない



寝るのは好き

でも寝たら
朝がくる

寝なくても
朝はくる



朝がきたら

頑張らなきゃいけない



夜の間は

日常から外れて

作らなくてすむ