「父さん、捧げものの羊いなくない?大丈夫?」
「神様がくれると思う」
「ふーん」
山にて
「うわー父さんやめて」
天使「その子をころすな、何もしていない」
父「はい」
神「ゴメンね、信仰心を試してみてん。合格合格。」
父「でも捧げものがない……」
がさっ
父「あっ雄羊やんけ。これ捧げよ」
な ん で ! !
なんでその流れで雄羊を捧げる。神様が試してたんだからその捧げの約束はチャラだろ。あと、雄羊も何もしていないからな。息子のイサク君と変わらないから。
その雄羊にも未来があって家族がいるから。
昔、私は國子ちゃんより6つも若かった。今じゃ4つも年上だ。私は歳をとるのがこわい、でもいつまでも若くありたいわけじゃない。
初めてシャングリラを読んだときの気持ちをなくしたくないだけだ。
でもそれを無くさないと大人になれない。大人になれなきゃ繁殖できない。神さまごめんなさい。