やふー
めっちゃ短い小説書きなぐってくぜ(^O^)



※これは狂気であるのか愛であるのか



「幸広」



「どうした?葎」



「苦しい」



さっきからぎゅ、っと俺を抱きしめてくる幸広を睨んでみるが一向に力が弱まる気配がない



「葎の身体は柔らかいな」



「みのりのが柔らかいじゃん」




「俺は葎がいいんだよ」




「意味わかんねえ」



呆れたように目を細めれば薄く笑った幸広が俺の視線を捕らえる




「愛してるよ。葎」




「…アンタのそれは愛じゃない」




「じゃあ何だと言うんだ?」




「同情。どうせ親に嫌われて捨てられた俺のこと、可哀相とか思ってんだろ」



「そんなことないよ」




だって俺は葎をこのままここに閉じ込めて、俺がいなきゃ生きられないようにボロボロにして壊したいくらい君のことを愛おしいと思ってるんだよ?

そう言って笑った幸広は
今までに見たこともないくらい愛おしそうに俺をみつめた





※あなたを悲しませる嘘だって口にしたくない




「なあスペイン…イタリアは統一するんだ。だからもう、お前の側にいるわけにはいかないんだよ」




「……ロマーノ」




「………、」




「そんなん嘘やんな?冗談なんやろ?」




足音でスペインが近づいてくるのがわかった
身体がゆるく硬直する




「冗談なんかじゃ……っ」




瞬間、ふわりと優しく抱きしめられる




太陽の匂いのする懐かしい体温に、泣きそうになった





「ロマーノが俺を置いていく訳ないやんな?」




「っ……スペイ……ン」




「なあロマーノ、俺達ずーっと一緒やろ?」




ああ、抱きしめるこの手は変わらない




泣き虫で意地っ張りだった俺を、優しく受け止めてくれたスペインの手




「っくそ………」




確かな愛情に満たされた俺は今更アンタを裏切ることなんてできる訳ないんだ




どうしようもできない歯痒さのまま
肩越しの青空を見て、少し泣いた





※僕の中の獣が、君を喰らってしまう前に



「あんたってさ、いつも笑ってるよな」



「うん。だって笑顔のが、幸せな気持ちになれるだろう?」




「…ふうん」




葎は僕を一瞥すると窓の方に顔を向けてしまう




「葎は笑わないね」




「楽しくないのに笑えないだろ」




太陽から差し込む光が、葎を包む
透き通るような白い肌が浮き彫りになるように輝いていた




「それに、笑ったとこでなにも変わらない」




瞼をそっと下ろした君は
今の台詞を自分に言い聞かせてるの?




「僕は見たいよ。葎の笑顔」




「…………」




「悲しいよ。葎が笑ってくれないと」




「悲しい?……なんで?」




それには答えないで僕は葎の肩を抱いて自分の方へ引き寄せた




「山崎…?」




どうしてこんなに可愛いいのだろう
キョトンとした瞳に俺だけが映っている事実が優越に浸らせる





「ねえ葎、君のぜんぶを俺に見せて?」




そう言って小さな唇に噛み付くようなキスをおくれば
華奢な身体を跳ねるように震わせた




僕は君が欲しいんだ
泣きそうに頬を染めるその顔もとても愛おしいんだよ




どうか僕の中の狂暴なキメラが君を食い尽くしてしまう前に





純粋な瞳のまま走り去っておくれ







おわりー
1番目と3番目はピヨたんのBL夢
2番目はAPH
意味わかんないまとまりない話ばかりですた