俺の中高では登下校時は革靴で、校内は上履きとしてスニーカーを履くことになっていた。
しかし高2くらいになると、面倒だから校内でも革靴で過ごす奴が増えてくる。
教師によってはそれをうるさく注意する奴もいた。
ある期末テストの日、試験監督としてコワモテの体育教師が俺のクラスにきた。
試験が始まると、教師はさっそく教室を回りながら革靴を履いてる奴を指摘して回った。
「革靴。革靴。はいお前も革靴。革靴。お前も。…」
しかしその日、友人Mは前もって極上のネタを仕込んでいた。
オランダ土産の木靴を履いていたのである。
童話にでてくるような、デカくて先がクルンと丸まった木靴。
教師はMの席に近づいていく。
「はい革靴。革靴。お前も革靴。革靴。木靴。革靴。革靴。…」
教師は伝説となった。
2年前に好きだった女の子に、そのことをメールで伝えた。
返信メールには「うほっ、わしも好きだったよ」。
たぶん「うそっ、わたしも好きだったよ」と打ちたかったんだと思う。
弟が滝から落ちて流されていった時はびっくりした
「ヤッホホーイ!お姉ちゃあああぁぁぁ〜」と、目の前から消えたのをよく覚えている
お正月に、親戚の子達と弟が原っぱで花火をしてたら、
枯草に火がうつったらしく、あたり一面火の海になっていた
私があわててバケツもって現場にいったら、弟が火に囲まれて、
ドーナッツの真ん中にいるみたいにぽつんと立っている状態で
「儀式かー!何の儀式だー!オレはきゅうり(?)じゃない!むしろひやむぎになりたい」
ってクルクルまわりながら言ってたのがちょっとおもしろかった
あと、私がお座敷で本を読んでたら、いきなり弟が障子の硝子窓?から
スライディングしながら飛び込んできた
唖然となって血だらけになった弟と数秒間見つめ合ってたら、
「オレ何やってんだろうね」って言って泣きだした。
そのあと弟は、救急車にのり、頭を数針ぬう手術をうけた
弟が硝子を割った瞬間、スローモーションだったことが衝撃的でした