「大学!仕事!家庭!」のレールを歩くダレン・シャン(クリス・マッソグリア)。予定調和の人生がある日を境に一転する。バンパイアとの出会い、親友との軋轢、フリークショーの生活―…。すべてはある男の策略によるものだった。


というわけで、映画『ダレン・シャン』感想です。
前述のあらすじでわかる通り、原作とはかなり違います。もし原作ファンで、純粋に映画を楽しみたいなら、そのことを念頭に楽しんだ方がわかりやすい。原作の設定を気にすると映画の設定が入って来ません。クレプスリーがバンパイア将軍だしねw

あと、かなり序盤からあのデブが出張って来ます。そして(ある意味で)クレプスリーのポジションにつきます。12巻の展開を考えると相当残酷です。
でも、デブが“彼にとってなんなのか”は、これでわかりやすくなると思います。

それからバンパニーズの設定もかなり脚色されてる。原作では“思想は違うが根本はバンパイア”ですが、映画では“道を踏み外したバンパイア”。見てくれも見るからにアウトローで、“善と悪の対立”のようになっています。
これは映画が2作目、3作目と続いていけば途中で修正されるかも。このままだとガネン終了のお知らせ。
つーか教育係がそいつとかどう考えてもスティーブオワタです本当にありがとうございましたw


他に思ったこと。

・ソーセージ食わせろ。
・ソーセージ食ってるとこ見せろ!!
・と思っていたらコーマックがソーセージしゃぶしゃぶ。コーマックのとかいらね!!リア充爆発しろ!!
・ウルフマンをいじめないでください。
・バンパイア元帥終了のお知らせ。出たとしても原作とは別物と考えた方がいいです。
・R.V.終了のお知らせ。
・サム終了のお知らせ。
・エラ終了のお知らせ。
・エヴァンナももしかしたら出ない。
・ジミーなんていなかったんや…。

結構、他のキャラと融合されているキャラが多い。2作目、3作目があるなら融合されたキャラは出ないかも。
ジミー・オーボとR.V.は残念。でも小説を全部映画にするわけにいかないから、これは仕方ないね。ジミー・オーボなんてよくよく考えたらリストラ最有力だったわ。


原作とはかなり違いますが、相違も含めて楽しめました。
…が、映画単品ではちょっと退屈かも。中盤眠くなったりします。原作ファン向けかな。

ちなみに、パンフレットを買うと『シネコン』3月号が貰えるのですが、そちらの特集も『ダレン・シャン』です(※添付画像)。興味のある方はぜひ



話題:ダレン・シャン