Hearafterみた。

クリントイーストウッド氏。

グラントリノみてから即超ファンになった。

彼の映画を全制覇したい。

グラントリノは最高だった。

他人種の文化やパーソナリティが忠実に再現された作品だと知った。

この人は違う。

米映画界への反抗か!?

いや、かなり有名になったんだから、そうではないはずだ。

そんな、難しい境界を、どちらにも受け入れられるように作られていることに、すごく感動した。

主人公から、脇役から発せられる、アジアンへの侮蔑語、

ジャップ
イエロー
ラット
etc…

レイシズムを映し出しているようで、実は人種は関係ないと訴えているようにみえた。


さらに、彼の演技。メイクのせいもあるとおもうが、あの石のような表情にはテレビ越しでさえ圧倒された。これが映画館だったらきっと凄まじい迫力だったと思う。




と、グラントリノが長くなったが、


Hearafter


まずね、そんなに盛り上がる作品でもない。

実に、穏やかな空気で物語が進行。笑うポイントも、静かにやってきて、静かに去る。

なんか、ちょっとバベルを思い浮かべたけど、あんなに繋がりが曖昧じゃない。

もっとハッキリしてたから、わかりやすかった。

うーん、最初は、物語が個別で完結するように思えて、

なんか大してひねりもない作品に終わるかなとおもったが、


地味にひねり、キター。


ホント、流れるようにやって来る。

内容は、わたしらの永遠のテーマな気がした。

わたしたちは死んだらどこに行くの?

それを、ごく客観的に問いかけ、考えさせてくれる作品だった。

いや、考えてどうなる、ってワケでもないが、こういうスピリチュアルな内容は好き。

イメージをぼやかしてるから、映画見た後、それについての余韻が、とめどなく脳内を浮遊して、増殖していくのだ。


ぎゃー!!!!!むっちゃスゲー、むっちゃ感動!!!!

って規模でもないが、見る価値は十分あった