廃色九龍亭

だから､ﾔﾊﾞｲって思ったんだよ…;

―――――ーーーーーーーーーーーーーー



颯刃:はいっ､と言う事で番長討伐行ってみよ〜!(ｵｰ!!)

赤兎:Σばっ!冗談じゃねぇぞ､あんなの相手してられるかっての!?;

鏡人:…今回の遂行任務だから…仕方ない…

斎:ﾋﾞﾋﾞって居るなら教授に抱かれて大人しくしていれば良い
(ﾆﾔｯ)

赤兎:だ〜れ〜が､あんな狐に抱かれて堪るか!!
ﾋﾞﾋﾞって無いし､ｵﾚ様は有能なんだからよっ!!;

颯刃:でも､なかなか手強いんじゃ無いか?

斎:百聞は一見に如かず､ｲｹば解ろう
(ｽﾀｽﾀ)

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

赤兎:｢あ､やせいのばんちょうがあらわれた!!｣

鏡人:…様子が違うな…

颯刃:う､ｱﾚって死んでるんじゃ…!?;

斎:ｿﾞﾝﾋﾞ化しても番長とはつくづく風変わりな奴だな

赤兎:｢やせいのばんちょうがしょうぶをしかけてきた!｣

颯刃:逃げるｺﾏﾝﾄﾞ封じな展開だね､赤兎
(苦笑)

赤兎:えぇい､こうなりゃﾔｹだ!派手にやっちまえぇぇ!!!;

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

鏡人:…やはり､一回で勝てる相手では無かったな…;

颯刃:で､でも!残り200ぐらいなら何とかなるかもよ?
(苦笑)

ｽｷﾙ変えてﾘﾍﾞﾝｼﾞしてみよっか?

赤兎:今度こそぶっ倒してやれよな!!(くわっ)

斎:戦わない奴が大口叩くﾓﾉでも無かろうに…(ｼﾚｯ)


―――――ーーーーーーーーーーーーーー


颯刃:…400削れなかったね;

赤兎:あ〜も〜､さっきより駄目じゃんかよ〜;

鏡人:…火力と回復が間に合わない…のか…?

赤兎:ここは一先ず諦めていい加減先にだな〜…;

斎:ｸｸｯ…逃げるのは万策尽きてから､が定石だろう?

颯刃:…何か手でも有るのか?;

斎:有るから言っている

…とは言え､限りなく初歩的な一手ではあるが…な?(ﾆﾔﾘ)

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

赤兎:…で…(半眼)

ﾃﾒｪ､散々自信気に言った癖に､単なる装備着用とか馬鹿にしてんのかよっ!?;

斎:｢初歩的｣だ､と言っただろうが…

赤兎:んな保管庫から引っ張り出した装備程度で何とかなる相手なら苦労はしねぇっつ〜の!!!;

斎:安心しろ､なんとかなる

それに貴様は戦わんからな?(ﾆﾔﾘ)

赤兎:だ〜か〜ら〜!んな根拠の無い自信を持つんじゃねぇぇ!!!;

颯刃:まぁまぁ､ﾓﾉは試しって言うし､ね?
(苦笑)

鏡人:…ｽｷﾙ装備なら､少し戦術を変えるべきだな…

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

赤兎:うぅっ､やっぱり出たぁ〜!;

颯刃:今度こそっ!!(斧構え)

鏡人:…遂行する…(弓引き絞り)

斎:ｸｸｸ…死してなお､死ぬ思いでｲかせてやろう…(杖向けﾆﾔﾘ)

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

斎:因果律の重力に其の身捧げるが良い…Q.E.D…!!
(ﾌﾞﾗｯｸﾎｰﾙ解放)


赤兎:…嘘だろ…倒しちまった…のかよ…?;

鏡人:…終わりだな…颯刃の容態は…?

赤兎:あ?あぁ…気絶してるだけだ､すぐ気付くだろ;

斎:腐り番長にすら好かれるとは､同情に絶えんな?(ｸｸｯ)

颯刃:…う…うぅ､ん…;

赤兎:気ぃ付いたか?ﾎﾞﾝｸﾗ!

颯刃:…赤兎?…倒した…のか?

赤兎:あのﾄﾞS悪魔がぶっ飛ばしちまったぜ?ｹｹｹ…

颯刃:そ､そうなんだ?;(苦笑)

斎:腐りﾓﾉは触りたく無いが､な
(物色中←)

鏡人:………;

斎:ん?ｺﾚは…

鏡人:…ﾒﾓﾘｰｶｰﾄﾞ､だな…

颯刃:うん､何だか見覚えが有る様な…?

斎:横浜の番長が所持していたな

颯刃:あぁ!そうだった…!(掌ﾎﾟﾝｯ)

赤兎:しっかりしろよなぁ〜;(半眼ｼﾞﾄ見)

颯刃:ごめんごめん;

鏡人:…それならば､規格が古過ぎて解析は出来ないだろうな…

赤兎:どうせ｢番長の心得｣とか入ったｺﾞﾐだろｺﾞﾐ､捨てちまおうぜ〜?

斎:いや､微かだが02と書かれている､おそらく先のﾒﾓﾘｰと連番の可能性が有るな

赤兎:なら尚更下らないﾃﾞｰﾀだろ〜?

高性能なｵﾚ様も読み込め無い化石化したｺﾞﾐだってばよ〜

斎:いや､ｺﾚは持って行く(ﾆﾔﾘ)

赤兎:はぁ〜っ!?;

鏡人:…｢過去｣のﾃﾞｰﾀが記録されている可能性が有る…例えどんな些細な情報でも､今の世界には貴重なﾓﾉだろう…

赤兎:中見れ無いのなら変わらない気もするけどなぁ?;

颯刃:一先ずそれは保管しよう､今は教授の護衛に戻らないと…

斎:丸一日潰されて相当不機嫌になっているしな?(ﾆﾔﾆﾔ)

赤兎:良い大人が拗ねるなっつ〜の;(ﾔﾚﾔﾚ)

鏡人:………;

颯刃:とにかく､目標達成したし､残り頑張ろうっ!!(ﾆｺﾘ)

赤兎:気絶してた癖に良く言うぜ(ｹｹｹ…)

颯刃:Σう゛っ…;

斎:さぁ､雑談はそこまでだ､ｷｬﾝﾌﾟへ戻るぞ…

そうそう､ｺﾚは赤耳頭巾が持っていろ
(ﾊﾞｻﾘと布被せ)

赤兎:何だよ､この汚い布?;

斎:戦利品､だ(ﾆﾔﾆﾔ)

赤兎:ま､まさか…?;

鏡人:…ｿﾞﾝﾋﾞ番長の風呂敷…(ぼそっ)

赤兎:Σぎぃやぁぁぁ〜!!!?

臭いし汚いし腐った何かが付いてる〜!?;
(ﾋｲｨｨ…!!)

斎:捨てずに持てよ､ﾏｽｺｯﾄ君?(ﾆﾔﾘとｽﾀｽﾀ)

赤兎:鬼〜!悪魔〜!!
ﾏｽｺｯﾄ虐待反対〜!!!;(ｷﾞｬｰ)

颯刃:ﾊｲﾊｲ､騒ぐとｶﾞｰﾃﾞｨｱﾝとかに見付かるから､ね?;
(宥めながら歩く)

鏡人:…………
(番長を一瞥､小さな溜息を吐き､後を追う)