チームには現場と裏方があり、外部から見たら逆の言い方になるけど裏方とはフロントのこと。

フロントの考え方は理解できる。自分もフロントの末席にいるから。

現場の考え方もよく分かる。自分は現場においても末席にいますから。

それぞれの考え方や主張を、末席だからこそ客観的に見ることができる。

下に行くほど仕事が多く上は責任が重い、というのが普通の組織ですが、この組織では違う。

わたしから見ても上は大車輪の活躍である。

以前も書いたけど、五輪予選の時かな、あれほど限界までやった時はなかった。

自分の限界については無いものと考えるようにしていて、常に勇気を以て可能性に挑戦するのが信条です。

その自分が「あ。何となく…あれっ限界が見えてしまいそうな予感?」と感じたのが北京五輪予選の時でした。

だから結果は負けてしまったけれど自分なりの目標をクリアして、帰ってくる車の中から

「頑張った自分を誉めてやりたいです」

みたいな電話をかけた記憶があります。


と、ところが。


そんなコメントが吹っ飛ぶような現実を知るのでした、翌日ぐらいに(笑)

五輪予選関連のワークに追われて後回しに放置されていたことがきれいに片づいていた。

さらに様々な申請も終わっていて、五輪予選が終わったあとすぐにチームが普通の競技活動にシフトできるように準備がされていた。

わたしの机の上だけが4月4日で時間が止まっていました。





人は自分のことしか見えないのだ。

どういうスタンスで物事を判断していくかの物差しは人それぞれ。

わたし?わたしの場合は「選手第一主義」と言っています、但し実行できているかどうかは分からない。自分のことは見えないから。

そして評価というのは常に他人がするものであり、人は他人の評価からしか自分を客観的に見つめることは出来ないのだろう。

わたしの周囲にはOBも含めたくさんの競技者がいる。

普通じゃない、特殊な環境だ。わたしだけが競技者ではない、と言った方が分かりやすい(笑)

だからいいんだ、という言葉を真に受けてやることにしている。

ま、ある種の開き直り?スティックを持たないわたしは何で得点し、チームに貢献するのだろう?