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.安田記念に不気味なデータも、日本馬が期待できるワケ

【ターフの裏側】

 今年で60回の節目を迎える中央競馬のGI「安田記念」(1600メートル、芝コース)は6月6日に東京競馬場(第11レース)で18頭が出走して行われる。1993年に国際競走して外国馬にも門戸が開放され、過去10年で2000年のフェアリーキングプローン、06年のブリッシュラック(ともに香港)が優勝、2着に00年のディクタット(UAE)、08年アルマダ(香港)と活躍している。今年は厩舎(きゅうしゃ)サイドの事情などで香港馬3頭と寂しくなったが、逆に日本馬にとっては優勝の確率が高まったといえるか。5月24日に発表された最終登録25頭から有力馬を探ってみた。

 今回登録馬の中で、昨年の3歳クラシック戦線をにぎわした、セイウンワンダー(皐月賞、菊花賞3着)、トライアンフマーチ(皐月賞2着)、リーチザクラウン(ダービー2着)の名前がみられる。この3頭は4月のマイラーズCにそろって出走。リーチザクラウンが優勝し、首差で、いち早くマイル路線に転身し結果を出したトライアンフマーチが入った。最優秀2歳牡馬のセイウンワンダーは4着と掲示板には載ったが、馬券には絡まず残念な結果に終わった。

 昨年2月のきさらぎ賞以来の4勝目を挙げたリーチザクラウン。以前の入れ込み癖が解消し、芝のマイル戦で新境地を開いた印象だ。騎乗した安藤騎手は「今の時点ではマイルがベストでしょう」と太鼓判を押したほど。3歳のクラシック戦線で期待された馬だけに、今回も期待は高い。ましてダービーで2着に来た東京コース。広い東京コースの最後の直線では自慢の末脚も生かせそうだ。

 2着に来たトライアンフマーチは昨年10月の菊花賞9着後にマイル路線に方針転換。初戦のオープン特別を優勝し、2戦目のGIII東京新聞杯で2着と距離適性の高さをみせた。マイラーズCでは後方4番手から33秒3の豪脚を披露、リーチザクラウンはとらえきれなかったが、騎乗した岩田康騎手は「力を感じる馬です」と高く評価した。過去10年のデータによると、安田記念では前走で2着、3着の馬の勝率(10・7%、13・3%)が1着馬(5・9%)より高く、能力だけでなくデータも好走を後押しする。

 マイラーズCが明け4歳初戦だったセイウンワンダー。しかもマイル路線に転身したばかりで「久々の分、勝負どころでモタモタした」と騎乗した福永騎手。ただ2歳時には【3・1・0・0】と結果を出していたマイル路線だけに、福永騎手は「最後は伸びている。たたいてよくなってきそう」と挽回(ばんかい)の可能を示唆した。過去10年の安田記念では5走前までGIで3着以内に入った実績を待つ馬が毎年2着以内に入る活躍を見せているというデータがあり、3走前の菊花賞で3着していることから見限るのは早いかも。

 このほか、日本勢では、前走・京王杯SC2着のマルカフェニックス(牡6歳)、5走前のGIマイルCS2着のマイネルファルケ(牡5歳)、2走前のGI高松宮杯3着のエーシンフォワード(牡5歳)、前走マイラーズC3着の皐月賞馬キャプテントゥーレ(牡5歳)の伏兵がそろう。

 さらに香港馬では、近5走でGIを【1・2・1・0】と好結果を残すフェローシップが怖い存在だ。8歳とはいえ、前走のチャンピオンズマイル(GI)では1番人気に支持され、2着に粘った。5月26日に日本で初の調教が行われたが、陣営は「体調に問題はない」と話し、長距離輸送の負担がなかったことをうかがわせる。さらに1月のGI香港クラシックを勝ったビューティーフラッシュ(●(=馬へんに扇の旧字体)5歳)も参戦。少頭数とはいえ、質の高い馬が参戦してきており、馬券的にも検討せねばならないだろう。

 安田記念で過去10年、単勝1番人気に押されて勝利したのは昨年のウオッカだけという不気味なデータがある。しかも6〜10番人気に支持された馬の成績が【5・4・5・36】で、最も多い優勝馬を輩出する。

 データ的には伏兵馬の健闘が目立つレースだが、ここは期待をこめて3歳クラシック戦線をにぎわした3頭を念頭に、リーチザクラウンの末脚に期待したい。

5月31日11時54分配信 産経新聞

【日本ダービー】ユタカが生観戦!

「日本ダービー・G1」(30日、東京)
 武豊が東京競馬場に姿を見せた。3月27日の毎日杯で落馬負傷し、現在はリハビリ中。「左肩もだいぶ回復している。次の阪神開催のどこかで復帰したい。一応、宝塚記念が目標。万全の体で盛り上げたい」と今後の見通しを語った。ダービーを生観戦するのは、ミホノブルボンが2冠を達成した92年以来2回目。当時は東京で騎乗していたが、ダービーには騎乗しなかった。「やっぱりいいね。来年は出たい」と気持ちを高ぶらせる。レース後の検量室では、内田博とガッチリと握手。「良かったね。気持ちが分かる」と祝福していた。

5月31日9時22分配信 デイリースポーツ

【日本ダービー】フラッシュが頂点

「日本ダービー・G1」(30日、東京)
 夢をかなえた。7番人気のエイシンフラッシュがメンバー最速の上がり3F32秒7で抜け出し、07年生まれの7611頭の頂点に輝いた。内田博はJRA移籍3年目で、念願のダービージョッキーの称号を手にした。首差の2着に5番人気の2歳王者ローズキングダム、1番人気のヴィクトワールピサは3着、無敗での戴冠を狙った2番人気のペルーサは出遅れて6着。3連単は15万馬券の波乱となった。
  ◇  ◇
 あこがれの“ダービージョッキー”の称号だ。エイシンフラッシュを3歳馬の頂点へ導き、内田博は右拳を突き上げた。「本当に勝ったのか?って。勝ったんですけど、実感がないです」。6回目の挑戦で、かなえた夢。ついに先頭で最高峰のゴールを駆け抜けた。


 勝利のチャンスを感じながらも、欲はあえて押し殺した。「勝ちに行くといいレースができないので、リズムを崩さないように」。道中は右斜め前に2歳王者、すぐ前に皐月賞馬。インの絶好位で息を潜めた。「能力のある馬が前にいたので壁になることはないと。すごくいい形になった」。直線では馬場の真ん中から馬の間を割って一気にスパート。「勝つべき道が開いていた」。力強くVロードを突き抜けた。


 「JRAリーディングと日本ダービーを獲るために移籍をした」。地方の大井から中央へ移籍して2年目の昨年、武豊を抑えて初のリーディングを獲得。3年目にして、ふたつの大きな夢をかなえた。「勝ってみないと分からない。やみつきになる。2度、3度と勝ちたい」と笑顔を見せる。


 ただ、これが今年の重賞初制覇だった。1月11日の中山での落馬事故で左腕を骨折。有力馬がその手から離れ、重賞を勝っていく姿をただ見つめるしかなかった。「何とも言えない気持ち。悔しい思いもした」。苦難を乗り越えて、つかんだ勝利の味をかみしめる。


 「馬の状態はいいのでジョッキーには“勝負してこい”と」。6頭目の挑戦でダービートレーナーとなった藤原英師は、そう言って送り出した。レース前日の夕方には馬場を歩き、自ら芝の感触を確かめた。「予定していなかったけど、急きょ。雨が気になったから」。エイジアンウインズで08年のヴィクトリアマイルを勝ったときもそうだった。だからこそ「ジョッキーには明確な指示が出せた」。チーム一丸でつかんだ栄光だった。


 2年前のダービーに出走したタスカータソルテが、前日の金鯱賞で故障し予後不良に。「天国へ行ったので、あと押ししてくれたのかな」。その瞬間は、指揮官もしんみりとした表情を見せた。


 凱旋門賞・仏G1(10月3日・ロンシャン、芝2400メートル)にも登録を済ませている。明言は避けたが「菊花賞(10月24日・京都)へ行くか、そのあたりはオーナーと相談して。(凱旋門賞に)登録しているのは、それだけの馬だと思っているから」と海の向こうも視野に入れる。秋には、さらに輝きを増したダービー馬が見られそうだ。

5月31日9時22分配信 デイリースポーツ

ヴィクトワールピサはプラス14kg/ダービー・調教後馬体重発表

 30日(日)に東京競馬場で行われる第77回日本ダービー(3歳牡牝、GI・芝2400m)の、調教後における馬体重が27日にJRAより発表された。各馬の馬体重は以下の通り。

※馬名、馬体重(前走比)、計量日(計量場所)
1-1 エイシンフラッシュ 500(+12)、27日(栗東)
1-2 レーヴドリアン 460(0)、27日(栗東)
2-3 ルーラーシップ 496(+10)、27日(栗東)
2-4 サンディエゴシチー 506(+4)、26日(栗東)
3-5 コスモファントム 496(+10)、27日(栗東)
3-6 アリゼオ 524(+14)、27日(美浦)
4-7 ヴィクトワールピサ 520(+14)、27日(栗東)
4-8 ローズキングダム 448(+10)、27日(栗東)
5-9 ペルーサ 504(+6)、26日(美浦)
5-10 トーセンアレス 464(0)、26日(美浦)
6-11 ハンソデバンド 470(+2)、27日(美浦)
6-12 ヒルノダムール 484(+28)、27日(栗東)
7-13 ゲシュタルト 498(+4)、26日(栗東)
7-14 リルダヴァル 494(+6)、26日(栗東)
7-15 メイショウウズシオ 488(+2)、27日(栗東)
8-16 シャイン 470(+12)、27日(栗東)
8-17 トゥザグローリー 520(0)、27日(栗東)
8-18 ダノンシャンティ 468(0)、26日(栗東)

※馬体重は、「調教」・「輸送」・「飼付」・「排糞」等により、常に大きく変動する。
※上記の馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なる。
※レース当日に発表される馬体重は、発走時刻の概ね70分前に計量している。
5月27日19時2分配信 netkeiba.com

ヴィクトワールピサは4枠7番/日本ダービー枠順確定

30日(日)に東京競馬場で行われる第77回日本ダービー(3歳牡牝、GI・芝2400m)の枠順が、27日にJRAより発表された。

 皐月賞(GI)を制しクラシック二冠を目指すヴィクトワールピサは4枠7番、トライアルの青葉賞(GII)を圧勝したペルーサは5枠9番、NHKマイルC(GI)との変則二冠を狙うダノンシャンティは8枠18番にそれぞれ入った。馬券は28日(金)に新橋、後楽園、難波、梅田の各ウインズにて14時から19時まで前々日発売される。発走は30日15時40分。枠順は以下の通り。

( )内は性齢、騎手、所属・厩舎
1-1 エイシンフラッシュ(牡3、内田博幸、栗・藤原英昭)
1-2 レーヴドリアン(牡3、藤岡佑介、栗・松田博資)
2-3 ルーラーシップ(牡3、四位洋文、栗・角居勝彦)
2-4 サンディエゴシチー(牡3、浜中俊、栗・作田誠二)
3-5 コスモファントム(牡3、松岡正海、栗・宮徹)
3-6 アリゼオ(牡3、C.ウィリアムズ、美・堀宣行)
4-7 ヴィクトワールピサ(牡3、岩田康誠、栗・角居勝彦)
4-8 ローズキングダム(牡3、後藤浩輝、栗・橋口弘次郎)
5-9 ペルーサ(牡3、横山典弘、美・藤沢和雄)
5-10 トーセンアレス(牡3、江田照男、美・鈴木康弘)
6-11 ハンソデバンド(牡3、蛯名正義、美・尾形充弘)
6-12 ヒルノダムール(牡3、藤田伸二、栗・昆貢)
7-13 ゲシュタルト(牡3、池添謙一、栗・長浜博之)
7-14 リルダヴァル(牡3、福永祐一、栗・池江泰郎)
7-15 メイショウウズシオ(牡3、飯田祐史、栗・飯田明弘)
8-16 シャイン(牡3、和田竜二、栗・川村禎彦)
8-17 トゥザグローリー(牡3、戸崎圭太、栗・池江泰郎)
8-18 ダノンシャンティ(牡3、安藤勝己、栗・松田国英)

※出馬表・成績・オッズ等は主催者発表のものと照合してください。


5月27日14時16分配信 netkeiba.com

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