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未來*お兄ちゃん。



奈央ちゃんは、本当に澪ちゃんが好きで好きでしょうがなかったんですの。

けど、奈央ちゃんの決めた事。

未來は、怒ってませんのよ。

初めは、どうして…って、思いましたけど。
奈央ちゃんは、未來が納得するまでお話してくれましたの。

澪ちゃんがいてくれたから、楽しかった事、恋人でいられて幸せだった事。
仕方の無い事だって事、澪ちゃんが罪悪感と葛藤してた事、最後まで奈央ちゃんを気遣っていた事。

奈央ちゃんが、選んだ人ですもの。
ちゃんと、奈央ちゃんを大切に思ってくれてた人ですもの。

罵ったりなんか、しませんの。

未來は、もうお子様じゃないんですのよ。

寂しいですけど…ちゃんと待ってますの。
だから、安心して眠って下さいですの。

未來の、大事な大事な…お兄ちゃん。

おやすみなさい。
次起きた時、奈央ちゃんが心から笑えますように…。

未來。

奈央人*おやすみなさい。



オレの大好きで、可愛くて綺麗な彼女と別れる事になった。

不思議と、そんなに傷は深くない…気がする。

澪ちゃんは、悪くない。
惹かれて、当然の理由だって…オレも、思うから。

だって、いくらオレが中でしっかりした男でも…表に出れば、154cmの小さな童顔な女の子で。

どうやったって、勝てないなって…思ってた。

気持ちでは勿論この間会ったばかりの相手に負けないし、誰よりも澪ちゃんを優しく包む事は出来ると…思ってる。
まぁ、自信過剰なだけかもしれないけど…ね。(苦笑)

けど、それだけじゃ勝てない事もあるんだね。
柊也クンの気持ちが、痛いほどに分かった。

オレといる事で、少しでもキミの笑顔の理由になれたかな?

少しでも、キミの支えになれた?

なれてたなら、嬉しい。

特別で大切な人って言ってくれて、ありがとう。

オレにとっても澪ちゃんは、ずっと特別で大切な人だよ。

…流石に、目の当たりするのは…少し、辛いものがあるから…眠るけど、ね。

言っておきたい事は、全部皆に伝えたから…きっと大丈夫。

もし傷付けられたら、教えてね。
すぐにでも起きて、ぶん殴りに行くから。


優しくて、繊細で、可愛くて、綺麗で。
思った事はハッキリ言うキミが…誰より、愛しかったよ。

恋する幸せを、人を愛する幸せを教えてくれて…ありがとう。

澪ちゃんの幸せを、ずっとずっと…願ってる 。

おやすみなさい。

奈央人。

莉羽*良かった…っ。

憂が戻って来た…!!
多分、彼氏さんと煌希さんの力やろうけど。

私は待つだけで、何も出来んかった。
やっぱり私は、無力や。

ケロッとして、電話して来た。
まるで大した事でもなかったかのように。

『あのままの状態やったら死んでたやろうなー。(笑)』

とちゃうねん!!
どんだけ心配したと思ってるん!!

…なんて、私が今言ったって信用されてないわけで。

…憂自身が招いた事じゃない事を、あの頃の私はずっと憂自身やと思ってた。
信じてて、大好きやったから、余計に裏切られたって絶望感が辛かった。

…で、憂達が私達に何とかコンタクトを取ろうと動いてくれて。

そっから、私が全部誤解してただけなんやと初めて知った。

嫌悪してた気持ちや、怒ってた気持ち、裏切られたと思ってた悲しさや悔しさ。
それを全部まとめて受け止めてた新しい私。

でも、それが全部溶けていった。

そんな中で

『親友でいいの…っ?』

電話越しに、泣いてくれた声。
愛しくて、嬉しくて、切なくて。

どれだけ辛い思いを、あの子にさせてしまったんやろう。

独りで、ずっと辛かったよな。
苦しかったよな、悲しくて寂しかったよな。

『今度こそ大切にする。』

そう言ってくれた言葉が何より嬉しくて。愛しくて。
自然と、昔の憂が大好きで仕方無い頃の自分の気持ちが戻って来てた。

多分、新しく出来た私…は、私の中に溶け込んだ。
怒りや憎しみ、絶望感は、もう必要無いから。
今の私は、眠り続けてた私。
あの日、憂が私の前からいなくなった後耐え切れずに眠った私。

いつの間にか、新しい私に取り込まれてたから…記憶は全部あるけどね。

それでもきっと、憂はまだ私を信用は出来へんやろうと思う。

それはそうやろうな。
あれだけ酷い事、暴言を吐きまくって1年は絶縁してたんやから。

すぐに信じてくれって言うのは、虫が良過ぎる。

…でも、嫉妬してる。
きっと憂の1番はもう、私じゃないから。

私の1番は憂なんやけど、ね。

だって、今彼氏要らんから憂さえいてくれればいいって思ってるし。

けど、羨ましいから頑張って作るけどね。

…家族も、大事。
けど、その家族を裏切るような形で憂を選んだから…結果的には、家族より憂が大事って事。

憂は、私の事本当に好きでいてくれてるんかな…嫌気、さしてないかなぁ。

泣いてる私への声が、少し他人事のように聞こえたから…怖い。

でも、これから時間かけて信じてもらえるように頑張るからね。

親友として、愛してるよ。

莉羽。
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昴*心配。



煌希、大丈夫なんやろうか…。
ねーちゃんが行方不明って、何があったんやろうな…分からんまま待つのって、申し訳無さが半端ないわ。

煌希、頑張ってるもんなぁ。
毎日ねーちゃんはストレスに押し潰されそうになってるやろうし、支えたり雅や梢化した場合も必死になって抑えとると思う。

ウチの旦那は完璧主義者やから、自分がしんどいとかそういうん全く誰にも言わんし。

ウチにくらい、弱音吐いたらええのに。

あ、ねーちゃんが悪いって言うてるわけとちゃうんやで?
むしろ一番辛いのはねーちゃんやと思っとるから。

自分の意思関係無く雅や梢化してしもたり、勢い余って最愛の彼氏さん傷付けてしもたり。
大変っちゅー言葉じゃ拙過ぎるくらい、辛いんやと思うし。

待つしか出来へんけど、出来る限り起きてよう。うん。

久しぶりに、莉羽ちゃんが堕ちとるさかいウチも頑張って支えなな。

5日のお泊まり、出来る事祈っとるで。

昴。

莉羽*胸の苦しさ。



あれから連絡無いけど…憂、大丈夫なんかな…。

戻って来て欲しい、私じゃそんな力無いんかもしれへんけど…死んで欲しくないし、体を誰かにあげて行方不明…なんて、嫌やよ…っ。
せっかく縁が戻って、会える約束までしてるんやもん。

親友として愛してる。
私にとって、大切な大切な存在。

…私、何してるんやろう。

探してていいなって思った男の人はなんかSらしいし…。
包容力のある優しい溺愛してくれる男の人に癒されたい…。


何か、胸が苦しくて死にたい。

憂はこんな思いなんかよりもっと辛い思いしてるんやろうな…。

憂、憂…。
私の癒し。
私の愛しい親友。

私、もっと頑張らなあかんのにな…。

莉羽。
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