煌希が、ウチの事そんなに信頼してくれとるなんて全く思ってへんかった。

ウチに冷たくされるだけで泣くなんて、全く思わんかった。

だって、最近会ってもないし煌希から『好き』の言葉もないし。
ずっと愛されとるかさえ不安でしゃあなかった。

…でも、ウチの事で眠ってしまいたいとか消えたいとか思うくらい…愛してくれとったんやな…。

辛い思いを、悲しい思いを…胸抉られるような思いさせてしもてごめんな…。

怖くて、悲しくて、思い出したら涙が溢れてまうくらいトラウマで…。
お守り代わりの結婚指輪握り締めて、よぉ泣いたんを覚えとる。

でも、今の煌希やねーちゃんらはあの時とはちゃうもんな?
信じて、ええんやんな…?

もう1回…頑張ってみる…。

煌希、煌希…。
ごめんな…。
会って抱き締めたい。
煌希は間違ってへんよって、謝りたい。

愛してる…。

昴。