少女は
狂った目のまま
零れ落ちた
砂を噛んだ

欠落
食いしん坊
声を出して
嗤う

このまま
線を引いて
飛び出せば
良いさ

少女は
狂った目のまま
零れ落ちた
砂を噛んだ
夜が
瞬いても
壊れそうな
願い事を

まだ
諦め切れずに
拭った感傷
動けない解けない
絡まる言葉で

少女は
潤んだ瞳で
手を伸ばした
欲しがってた
声が
聞こえなくなっても
届く様に
祈ったのさ

祈ったのさ