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朝焼けと硝子杯

朝焼けを飲み干したグラスは空のまま
立ち上がって、思い出して
僕らの日々は満たされていて、ボトル二本じゃ足りない位だ

重なりあったベッドはもぬけの殻
起き上がって、探してみて
僕の空虚は満たされなくて、体温だけじゃ届かなかった

左手の傷
溢れた赤色
隔てられた
瞳の先に映る夜

我が儘を聞いてくれなかいか
グラスに水を注いで欲しい
少しの温もりが色を変える
隣に居て欲しいだけなんだ

朝焼けを飲み干したグラスは割れてしまった
立ち止まって、拾ってみて
君との時間は眩し過ぎて、手を伸ばすのも躊躇う位だ

左手の指
繋いだ銀色
縛りあった
氷の中に沈む朝

我が儘を聞いてくれないか
グラスに水を注いで欲しい
少しの温もりが色を変える
隣に居て欲しいだけなんだ

五月の風
九月の朝
産声と手のひら
共有して
足りなかったんだ
渡せなかったんだ

我が儘を聞いてくれないか
グラスに水を注いで欲しい
君の体温が僕を変える
一緒に歩いて行きたいんだ

今はそれだけなんだ

クローバー

四つ葉のクローバーを探して
駆けずり回ったあの頃
気付けば夕暮れ時で
僕は独りきりだったんだ

壊れしまったこの世界
どこかに落とした夢とか
無くしてしまった痛みが
目覚めを悪くしてるのさ

この手伸ばして
掴もうとして
零れて行く
砂の在処は

此処で消えて
そしてひび割れて
失って諦めて
それでも欲しかった
誰かに愛される
ただそれだけで
救われる気がした
だから怖かったんだ

前向きになんて生きれない
装飾だらけの街並み
周りは眩し過ぎて
隠れる様に眠ったんだ

開けた視界に映った
投げ売りされてる悲しみ
過ぎ行く人々は誰もが
満足そうに買って行った

その手伸ばして
はめ込んでいって
流れて行く
涙の価値は

此処で消えて
そしてひび割れて
失って諦めて
それでも欲しかった
誰かに愛される
ただそれだけで
救われる気がした
だから怖かったんだ

浅眠状態老婆が
嗄れた声で叫んだ
裏切っていった明日は
笑顔のままで溶けてく

幼い頃に描いてた
偶像理論の産物
飴玉みたいに転がる
幸せ探して嗤うのさ

此処で消えて
そしてひび割れて
失って諦めて
それでも欲しかった
誰かに愛される
ただそれだけで
救われる気がした
だから怖かったんだ

ImpulsivelyBarks

古ぼけた砂時計
乾き切った空の色
太陽は黒く染って
閉ざされた天使達

崩れ落ちた女神像
腐り切った心と
硝子片が紡いだ
賛美歌が響いていた

そして言葉は
理由を無くして
彷徨う虹色
モノクロに変わった

その走り出した衝動
欲しがってる心を掴んで
何も無い両手でも
痛みだけは捨てないで
僕らは叫んでいる

敗れ去った英雄
汚れ切った信念
諦めた夜が明け
途方に暮れる戦士達

だけど世界は
変わらず歪んで
吹き抜ける風が
魂を攫った

その走り出した衝動
欲しがってる心を掴んで
何も無い両手でも
痛みだけは捨てないで
僕らは叫んでいる

孤独と傷痕
隠して笑って
手首から流れる
温もりは何処へ

その走り出した衝動
欲しがってる心を掴んで
何も無い両手でも
痛みだけは捨てないで

今動き出した時間は
揺らいでいる涙を拭って
重なり合う鼓動と
体温だけ忘れずに
僕らは生きて行こう

underdog・sleeping

狂っているんだ
知ってるよ
重量に引かれて落ちて行く
真っ直ぐに歩けないんだ

少しだけ夢を見たよ
色褪せた思い出
楽しかったあの頃
もう戻れないとは
信じたくないね

等価値の愛を
僕等は持っていなかった
ただそれだけなんだ
僕はシーツにくるまった
負け犬みたいだ

降参したんだ
わかってるよ
夜に連れられ眠っている
もうどうしようもないんだ

ずっと消えないんだ
鮮やかな傷痕
苦しかったあの頃
戻りたくないって
切に願うよ

等価値の愛を
僕等は持っていなかった
それだけなんだ
僕はシーツにくるまった
負け犬みたいだ

僕等を繋ぎ留めていたのは
ほんの小さな感傷と
互いに持ち合わせた自衛権だけ
割れた硝子は戻らない
どんなに綺麗な朝焼けでもね

等価値の愛を
僕等は持っていなかった
それだけなんだ
僕はシーツにくるまった
負け犬みたいだ

君の夢を見てる
幸福論を数えて
もう少しだけ
帰って来るのを
待ちながら

欠落少女

少女は
狂った目のまま
零れ落ちた
砂を噛んだ

欠落
食いしん坊
声を出して
嗤う

このまま
線を引いて
飛び出せば
良いさ

少女は
狂った目のまま
零れ落ちた
砂を噛んだ
夜が
瞬いても
壊れそうな
願い事を

まだ
諦め切れずに
拭った感傷
動けない解けない
絡まる言葉で

少女は
潤んだ瞳で
手を伸ばした
欲しがってた
声が
聞こえなくなっても
届く様に
祈ったのさ

祈ったのさ
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