今日,此方の県立高校は卒業式でした
雨の薄い帳の中,粛々と執り行われたようです

思い返せば,あの時の記憶はセピア色ではなく,天然色として記憶の引き出しの奥底に深く仕舞われてます
もう陽の目を浴びる事はありませんが,鈍い光を放ちながらひっそりと息を潜めています

あの時の気持ちは世間の垢に塗れ,純粋であった事すら過去のお話
縋り付くには余りにも脆く,ただ贖罪のように存在してます

いつか笑って話せるようになるまで,ポケットに忍ばせて生きていくのでしょう

そんな卒業式の風景を見て感じた日曜日です


ここまで読んでくれてありがとう
また会いましょう