フォルスタssデート編第二弾です!
フォルは、相変わらず子供っぽいです(笑)
*attention*
・フォルスタSSです
・ゲーセンデートネタ
・プリクラでも撮らせようかと思ったけれど…やめときました(おい)
・リズムゲームで盛り上がってればいい
・仲良しフォルスタ楽しそうです←
・ナハトさん、相変わらず妄想クオリティですみません
以上がOKという方は追記からどうぞー
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主に創作について語ります。 バトンをやったり、 親馬鹿トークを繰り広げたりします。 苦手な方は、どうぞ戻ってやってくださいませ! (私のサイト「Pure Rain Drop」) → http://id35.fm-p.jp/198/guardian727/
フォルスタssデート編第二弾です!
フォルは、相変わらず子供っぽいです(笑)
*attention*
・フォルスタSSです
・ゲーセンデートネタ
・プリクラでも撮らせようかと思ったけれど…やめときました(おい)
・リズムゲームで盛り上がってればいい
・仲良しフォルスタ楽しそうです←
・ナハトさん、相変わらず妄想クオリティですみません
以上がOKという方は追記からどうぞー
ある日の放課後。
いつものようにフォルとスターリンは一緒に帰っていた。
今日はスターリンもバイトがない。
だから、割とのんびり二人で歩いていたのだが……
ふとフォルは隣を歩くスターリンを見て、言った。
「ねー、書記長様、寄り道してこ?」
「寄り道ー?またお菓子屋か?カフェか?」
スターリンは顔を顰めてフォルに訊ねる。
フォルは自他共に認める甘党だ。
妹であるフィアもそうだったのだが、甘いものに目がない。
多少機嫌を損ねた程度ならチョコレートでも渡しておけば機嫌が治るほど。
そんなフォルが放課後に"寄り道する"と言って、
スターリンを連れて行くのは大概カフェかスイーツショップだった。
しかし、フォルは首を振る。
「今日は違うよー。ゲームセンター行こ、行ってみたい、僕」
「ゲーセンって……」
確かに、二人で行ったことはないが。
彼の珍しいチョイスにスターリンは驚いた顔をする。
「駄目?」
「いや、駄目じゃねぇけど……」
「じゃあ、決定!いこ!」
「わ、おい、そんな引っ張るな!転ぶっ」
フォルは満面の笑みを浮かべて、スターリンの手を握る。
スターリンは彼に腕を引かれつつ小さく苦笑したのだった。
***
そんなこんなで辿りついたゲームセンター。
いろんな音が混ざり合ってかなり賑やかだ。
自分たちと同年齢くらいの少年少女がわいわいと騒いでいる。
スターリンは顔を顰めた。
「音デカイな……」
「そのうち慣れるって」
楽しそうに笑いつつ、フォルはスターリンの手を引いた。
こういった場所にいる彼はかなり生き生きしている。
蒼い瞳がきらきらと輝いていた。
「とりあえず、一回り見てみようよ!」
フォルは楽しそうに店内を歩き回る。
かなり多くの種類のゲームがあるらしく、彼は興味津々だった。
子供のように目を輝かせながら、いろいろなものを見渡す。
「UFOキャッチャーだ!」
彼が目を止めたのはそれで。
スターリンは苦笑しつつそれに近づいた。
大きな犬やら猫やらのぬいぐるみがみっしりと詰められている。
「とれないかなー」
「とって、どうするのだよ……」
「もちろん君にあげるけど?」
笑顔でフォルは言う。
そういえば以前、そんなような話をしていたな……と、スターリンは思い出す。
しかしいまこの場でぬいぐるみを渡されたところで、正直困る。
「やめてくれ……制服姿でぬいぐるみ持って帰るの、変だろ」
「そうかなぁ?可愛いと思うんだけど」
「そう思われるのが嫌なんだっての」
顔を顰めつつスターリンが抗議すると、フォルは残念そうな顔をした。
「ちぇー……でも、僕も取れる自信ないから、いっか」
「ないのかよ、自信」
「やったことないもの。
テレビとかでどうやったら上手く取れるか、みたいな特集やってたりするのは見るけど」
「おいおい……」
あくまで頭の中の知識だけらしい。
フォルらしいといえばらしいか、と思いスターリンは笑う。
「へへ、書記長様も楽しい?」
「え?」
「今笑ってた。こう言うところの方が楽しいなら、もっと早く連れてくればよかったな。
うるさいのも、もう気にならないでしょう?」
フォルに言われて気づく。
最初に入ってきた時に感じたうるささは、さして気にならなくなっていた。
あたりを見渡せば、ちらほらいる男女のカップル。
傍から見た自分たちは一体どう言う風に映るのだろう、とふと考える。
「あれ?フォル?」
ふと、気づいた。
さっきまで隣にいた彼の姿がない。
きょろきょろと周りを見渡すが、見当たらない。
「はぐれた……?」
少し、不安になる。
前々から思っていたが、こう言う場所はあまり素行が良くなさそうな人たちも出入りしている。
何だか、怖くなった。
気にならなくなり始めていた音が、大きく聞こえる。
フォル、ともう一度呼ぼうとしたとき、ぎゅっと手を握られた。
驚いてそちらを見れば、悪戯っぽく笑うサファイアの瞳。
「はぐれちゃやだよ、書記長様」
「ふ、フォルがはぐれたんだろ!」
少なからずホッとすると同時に何だか腹がたって、怒ったようにそう言った。
フォルはくすくすと笑う。
「ごめんごめん。人が多いから、はぐれちゃうよ?」
フォルはそう言って、スターリンの手を握った。
スターリンは人が多い店内でフォルとはぐれないように、というその手を強く握りかえす。
フォルは嬉しそうに笑うと、彼の手を引いてはぐれないようにもう一度歩き出した。
「あ、これやろう!」
暫しいろいろなものを見ていた二人だが、フォルが何かに目を止めた。
それは、あるリズムゲーム。
「対戦対戦!負けないよー?」
ね?とフォルは言う。
スターリンは"仕方ねぇな"と溜息をついてから承諾する。
選曲は最近よく聞くなにかの主題歌。
これなら二人共知っているから、とやってみる。
ゲームをしつつ、スターリンは隣にいるフォルを見た。
目を輝かせつつゲームをする彼は、本当に楽しそうで。
―― 楽しそうだな、フォル。
さっき、フォルは"君がこんなに楽しそうなら"と言っていたけれど、
それは、スターリンも同じで。
ふっと、人知れず笑う。
ゲームをすることよりも、彼と一緒にいることが楽しいのだ、と思って。
***
―― それから数十分。
「勝てない!もっかいやろうよ書記長様!」
頬をふくらませてフォルは言う。
スターリンは苦笑気味に、彼に言った。
「おい、これ何回目かわかってるか、フォル……」
ちなみにここまでこのリズムゲーム、スターリンが全勝していた。
しかも、スコアにそこまで差はなくて、フォルはかえってそれが悔しいらしい。
次に並んでいる人間がいないことをいいことに、フォルは何度もスターリンにリベンジする。
フォルはむっすりしつつ、言った。
「何回目とかわかんないけどぉ……勝てないの、悔しい」
「ほんと負けず嫌いだな、フォル」
「だってあとちょっとで勝てる気がするんだもん!」
ムキになるあたりが余計に子供だ。
そう思いつつ、スターリンは笑う。
「でも、そろそろ時間も遅いし……帰ろうぜ」
そう言ってスターリンは時計を指差す。
もうすぐ七時半。
それを見てフォルは目を丸くした。
「うあぁ……またフィアに怒られる」
「だろ?……また、今度来ようぜ」
スターリンに言われ、フォルは小さく頷いた。
その目が、嬉しそうに細められる。
「今度は、書記長様から誘ってね」
「え?」
「僕から誘うのもいいけどさ、たまには君からデートのお誘いしてほしいな!」
冗談っぽくそう言って、フォルはスターリンの手を握りなおす。
スターリンは微かに顔を赤くして、ぷいと顔を背けてみせた。
―― 負けず嫌いな彼 ――
(彼の笑顔を見ているうちに五月蝿さも時間も忘れてた)
性 別 | 女性 |
年 齢 | 29 |
誕生日 | 7月27日 |
地 域 | 静岡県 |
系 統 | おとなしめ系 |
職 業 | サービス |
血液型 | AB型 |