「疑惑と真実」の続きなお話です。
メインは大佐殿とフロムさんです。
想いっきり?深夜テンションなのでご注意…←
*attention*
大佐殿とフロムさんメインのお話です(BL注意)
本家Laurentia!(学パロ)設定でのお話です
シリアス&深夜テンションなお話です
「疑惑と真実と」の続きです
フロムさんに無茶を言われる大佐殿
それでも従うんだろうなぁとか…
自分からしたがってもそれを嫌悪してたら萌える
とりあえず色々すみません大佐殿…←
相変わらずの妄想クオリティ
ナハトさん、本当にすみませんでした!
以上がOKという方は追記からどうぞ!
チャイムが、鳴り響く。
生徒たちに下校を促す、最後のチャイム。
それを聞きながら隻眼の少年は何処か虚ろな表情を浮かべていた。
肌を嬲られる感触。
くっと息を飲んで、声を堪えようとするが、感じる一点を強く刺激されて、彼……シュタウフェンベルクは小さく声を漏らした。
「あ……ん、ぅう……っ」
小さく声を上げる、シュタウフェンベルク。
その様子を見て、彼を組み敷き嗤う男……シュタウフェンベルクの学校の教師であるフロムが笑いながら、いった。
「相変わらず強情だな……まぁ、その方が面白いから良いが」
そういって笑みを浮かべた彼は、シュタウフェンベルクに一層強い刺激を与えた。
シュタウフェンベルクはびくっと大きく体を震わせる。
甘く、高い声を上げる彼。
掠れた嬌声を上げて、彼は果てる。
その腹の上にも、白濁が散った。
血のように赤い夕焼けに染まる、生徒指導室……――
その埃っぽい床の上に組み敷かれている彼はぐったりと体の力を抜いた。
微かに体に残る甘い悦楽。
その感触に体が震える。
そんな彼を見て、フロムは愉快そうに嗤っていた。
「っは……、は」
荒く息を吐き出す彼。
こうしてフロムに抱かれるのはいつも通りのことだし、何ら珍しくもないのだけれど……
いつになっても慣れはせず、精神的にも肉体的にも負担が大きい。
けれど。
とりあえず、今日は帰れる。
いつも通り、保健室に寄ってシャワーを浴びさせてもらおう。
そう思う。
しかし。
「休んでいる場合ではないぞ」
フロムはそういって笑みを浮かべた。
それを聞いて、シュタウフェンベルクは大きく目を見開いた。
少し、慄いたような表情で。
「え……」
どういうことか。
そう呟く、シュタウフェンベルク。
それを聞いて小さく笑ったフロムは、上着のポケットから何かを取り出して、シュタウフェンベルクの鼻先に突き付けた。
「一度行ったことがあるからわかるだろう」
そういって彼は笑う。
シュタウフェンベルクは反射的にそれを読む。
行ったことがある?
それは……
「いった、こと……っ!?」
シュタウフェンベルクははっとした顔をした。
その表情がみるみるうちに青ざめる。
彼のその表情を見て、フロムは口角を上げる。
「察しが良いな。
約束の時間は七時だ……送れるなよ」
そういってフロムは体を起こし、服を整える。
そんな彼を見て、シュタウフェンベルクは抗議しようとした。
だって。
フロムに手渡された紙に書かれていた地図は、此処からそんなに遠くない歓楽街の地図だったから。
……それが何を意味するかは知っている。
それは、シュタウフェンベルクに売春紛いのことをして来い、といおうとしているわけで。
そんなの、嫌に決まっている。
シュタウフェンベルクはそういおうとしたが……――
「いいのか?私に逆らって」
そんな、冷たいフロムの声。
それを聞いてシュタウフェンベルクは顔を歪める。
「別に構わないぞ、私は。
……貴様も別に困りはしないだろう」
困るのは、貴様の"味方"だろうがな。
そういって、フロムは口元を歪めて、言った。
シュタウフェンベルクは彼の言葉に顔を歪めた。
そして、掠れた声を上げて、いった。
「……っ、きます……」
「なんだ?聞こえないぞ」
フロムは険しい声で言う。
シュタウフェンベルクはびくり、と体を強張らせてから、震える声で言った。
「行きます……行きます、から」
誰にも、手を出さないでくれ。
そう呟くように言うシュタウフェンベルク。
彼の苦しげな声にフロムは愉快そうな笑みを浮かべていたのだった。
***
そうして、シュタウフェンベルクはフロムの言う通りのホテルの前に行った。
そこには、シュタウフェンベルクより二回り近く年が上であろう男が立っていた。
"よく来たね、話に聞いていた通りに綺麗な子だ"
そんな声を他人事のように聞きながら、シュタウフェンベルクは腰を抱かれて部屋に入っていった。
部屋に着くと同時。
大きなベッドに押し倒される。
そして、半ば破られるように服を脱がされた。
好き勝手に弄ばれる。
肌を嬲られ、犯される。
声を上げまいと堪えるが、やはり"こういったこと"になれている人間なのだろう。
無駄に上手く、悦楽を感じてしまう。
「っは、ぁ……んっ、ぁ……」
小さく声を漏らす、シュタウフェンベルク。
苦しげな息を吐き出す彼の頬は紅に染まり、蒼の瞳は涙に潤んでいる。
そんな彼を見て、男は嗤う。
"感じやすいな"などといいながら、彼はシュタウフェンベルクを嬲った。
「っふ、ぁ……あぁあっ」
びくっと大きく体を震わせる。
荒い息を吐き出す彼を見て、男も笑みを浮かべる。
満足げな表情を浮かべる男を、シュタウフェンベルクは虚ろな表情で見上げた。
―― あぁ。
酷い虚無感。
酷い、絶望感。
それが胸に満ちていく。
以前こうした建物に来た時にはフロムに騙されてだった。
しかし今日は違う。
自らこうして、きてしまった。
そんな行動に、自分が少しずつ穢れていく感覚をおぼえる。
男は"愉しかったよ"と笑い、彼の枕元に金を置く。
満足げな表情を浮かべる彼を虚ろに見送りつつ、シュタウフェンベルクは涙をこぼした。
わかっている。
自業自得だと。
だからこそ苦しい。
助けを求めたくても、カルセを呼ぶことは出来なかった。
せめて……
せめて、学校まで戻ろう。
シュタウフェンベルクはそう思いながらシャワールームに向かいかけて……
足を止めた。
このままというのは気分がわるいが、かといって完全に着替えてシャワーも浴びて保健室に行けば、怪しまれる。
いつも"そのまま"だから。
かといって、このままシャワーを浴びたにせよ、家に帰る気にはなれない。
とりあえず、最小限の処理をする。
そうしている間にも流れる涙は止まらなくて……――
―― Escalate… ――
(少しずつ酷くなっていく、条件。
しかしそれを私は飲むことしかできなくて…)
(それでも、自身を嫌悪する。
どんどん穢れていく自分自身を…)