新しょたコラボのお話です。
甘いものが好きな二人を書きたくて…
こういう可愛いやり取りも好きなのです…←
*attention*
新ショタコラボのお話です
ほのぼのなお話です
お菓子を食べながら語らう二人
ぷにぷに頬をつついたり擽ったりって可愛いなって(^q^)
こういうやり取りしてるショタコラボ素敵だなと…
ハロウィンの話題に触れてみたり(笑)
相変わらずの妄想クオリティ
ナハトさん、本当にすみませんでした…!
以上がオッケーというかたは追記からどうぞ!
柔らかいベッドの上。
転がっているのは幼い二人の少年。
ベッドの上に散らばっているのはお菓子。
チョコレートやキャンディの包み紙がたくさん散らばっていた。
二人……ロシャとゲッベルスはそうしてお菓子を摘まみつつお喋りをする。
開いたカーテンから吹き込む風が二人の柔らかい髪を撫でていた。
仲のよい二人。
外で一緒に過ごすことも決して少なくはないけれど、
この時間帯……もう既に夜も更けた時間帯に外にいると、
部屋にもどって休めと、ゲッベルスが尊敬してやまない人物……ヒトラーに言われる。
騎士たちのなかではゲッベルスはかなり年下な方だ。
ロシャとは同い年だが、彼の仲間たちは十代半ばを過ぎている者が多い。
その事がゲッベルスは少々不満なようだが、
それをいうとロシャが拗ねるため、彼もあまり口に出さないようにしていた。
「ロシャ食べ過ぎー、丸くなるよー?」
そういいながらゲッベルスは隣に転がっているロシャの頬をつつく。
子供らしく弾力のある頬。
それをつつかれてロシャはくすぐったそうに首を竦めた。
「やめてよぉゲッベルス」
「あんまり丸くなったらやだぞ?重そうだし」
ゲッベルスがそういうとロシャはにっと笑った。
そして体を少し起こして、ゲッベルスの上に覆い被さる。
少し驚いたような顔をする彼を見つめながら、ロシャは悪戯っぽく笑って、いった。
「重いって……こういうことするときに?」
そういいながらロシャはゲッベルスの首筋を軽く指先で撫でる。
ゲッベルスはくすぐったいよ、といいながら首を竦めた。
「そうだよ……ひっくり返すのも面倒そうだし」
「うわ、ひっくり返す気でいるんだ?」
なかなか強気だなぁといいながらロシャは笑う。
今のは冗談だったらしくゲッベルスの上から退いて再び寝転びながら、彼はいった。
「でも、そんなに丸くなんないよ?
僕、背も伸びない代わりに太りもしないもん」
やっぱり普通の人間じゃないからかなぁ、といいながら溜め息を吐く彼。
ゲッベルスはそれを暫く見つめた後、小さく溜め息を吐き出した。
そして少し考える顔をしてから、にっと笑う。
そのまま、隣に寝転んだロシャの脇腹を擽った。
びくっと体を跳ねさせるロシャ。
驚いたようにゲッベルスの方を見て、驚きの声をあげる。
「ひぁっ?!な、なに、ゲッベルス……っ」
「んー?面白い反応見れるかなあって」
そういいながらゲッベルスはこちょこちょと彼の脇腹を擽り続ける。
ロシャはあまりそういう感覚に強くないようで、小さく悲鳴をあげた。
「ふぁ、あっ、ダメ、擽った……っあははっ!」
無理無理、と悲鳴をあげる彼。
それを見てゲッベルスは擽るのを止めた。
そして軽く彼の脇腹をつつきつついう。
「でもやっぱり細いよねぇ、ロシャ」
「はー……はぁ、その為だけに僕を擽ったの?」
ロシャは恨めしげにゲッベルスを見上げる。
ゲッベルスはそんな彼を見て目を細めると、こつんと彼の額に自分の額をぶつけた。
「人間じゃないとかそういうこと言わないの」
俺は全然そう思っちゃいねぇし、とゲッベルスは少しむくれたようにいう。
ロシャは彼の言葉に幾度かまばたきをした。
そして、嬉しそうに笑う。
そのままゲッベルスの額に自分の額をすり付けて、いった。
「ありがと、ゲッベルス」
嬉しいよ、とロシャはいう。
ゲッベルスも彼の言葉に嬉しそうに笑った。
大切な友人。
彼が普通の人間ではないことはわかっているし、
彼がそれをコンプレックスに思っていることも知っている。
それをゲッベルスは全く気にしていない。
大丈夫だよ、と何度も伝えてやった。
ロシャはその言葉にほっとしたのだろう。
ふわっと笑いながら、隣にいるゲッベルスを抱き締めて、彼は幸せそうに笑った。
そして、夢見るような声でいった。
「ねーゲッベルス、ハロウィンになったらさぁ」
「うんー?」
小さく首をかしげるゲッベルス。
ロシャはそれを見て嬉しそうに笑いながら、いった。
「仮装して、皆にお菓子せびりにいこう?」
「せびりにって……せめて強請りに、って言おうよ」
苦笑混じりにゲッベルスはいう。
ロシャは"そうともいうね"なんて笑いながら、いった。
「仮装してさ、トリックオアトリート、っていったらきっとみんなお菓子くれるよ」
ゲッベルスにはなんの仮装が似合うかなぁ、と呟くロシャは既に眠そうだ。
そんな彼を見てゲッベルスは小さく笑うと、ベッドの上のお菓子を片付ける。
そして彼の頭を撫でながら、いった。
「そろそろ寝る?」
「んー……ゲッベルスも、寝るなら」
ロシャは甘えるようにそういって、ゲッベルスに擦り寄る。
やれやれというように笑いながら、ゲッベルスは彼の頭を撫でた。
「わかった、俺も寝る」
「ふふ……おやすみー……」
ロシャはそういいながらぎゅっとゲッベルスを抱き締める。
ゲッベルスはそんな彼を撫でてやりながら、"おやすみ"といったのだった。
―― sweet… ――
(甘い甘い、空間
そうして甘い言葉をくれる人も、あまりいなかったなぁ)
(大切な友達だから
大切に、大切にしたいって思うよ)