今日見た夢をちょっと文章化してみたかったのです。
いやぁ、自分の子の夢を見るなんて…
早々ないのでうれしかったです。
ただし、書きあげてみれば"何だこれ"ってクオリティになりました(笑)
夢で見たのはあくまでも会話だったので、会話文メインのお話になっております。
ジェイドとアンバー、飲み比べしたら本気で決着つかないと思うよ!(笑)
以上がOKな方は追記からどうぞー!
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主に創作について語ります。 バトンをやったり、 親馬鹿トークを繰り広げたりします。 苦手な方は、どうぞ戻ってやってくださいませ! (私のサイト「Pure Rain Drop」) → http://id35.fm-p.jp/198/guardian727/
今日見た夢をちょっと文章化してみたかったのです。
いやぁ、自分の子の夢を見るなんて…
早々ないのでうれしかったです。
ただし、書きあげてみれば"何だこれ"ってクオリティになりました(笑)
夢で見たのはあくまでも会話だったので、会話文メインのお話になっております。
ジェイドとアンバー、飲み比べしたら本気で決着つかないと思うよ!(笑)
以上がOKな方は追記からどうぞー!
―― 静かな月夜のこと。
月明かりの射し込む食堂に彼らはいた。
他の騎士たちは寝入っている時間帯。
「なんか、久しぶりだよな。こうやって五人だけで呑むの」
可笑しそうに笑いながら、アレクが言う。
そう、静かなこの部屋にいるのは、
ディアロ城騎士団五つの部隊を束ねる統率官たちのみ。
「そうですね。……しかし、何故突然?」
小さく頷いた後不思議そうな顔をして、ジェイドは"提案者"を見つめた。
"会議ではありませんよね"と確かめるように問いかける魔術医に、
琥珀の瞳の彼は、にっと笑っていつものように返答する。
「別に?理由はないよ。ただ、単純に久しぶりにこういうのもいいかなぁ、って」
「だろうな……そう思ったよ」
苦笑気味にクオンが頷くと、ルカは"まぁまぁ"と言って、笑う。
ルビー色の瞳が子供のそれのように輝いている。
「とりあえず、飲もうぜ。せっかくだし」
「なんで未成年のお前が一番乗り気なんだよ」
アレクにピンッと額を小突かれて、ルカはむくれた顔をした。
確かにルカはこの中で唯一未成年者。
反論の術が見つからないのか、仏頂面をしたまま黙り込む。
それを見てジェイドはくすくすと笑った。
「子供ですねぇ」
「まぁ、一番年下なのは認めるけどよ……
子供じゃねぇよ、別に」
「ふふ。僕からしてみれば貴方も……
もっと言えばアレクも、十分子供ですよ。
しかし、貴方の飲酒は今に始まったことではありませんからね……
注意する気も止める気もありませんよ。程々にしておきなさいね」
ふっとそういうとジェイドは自分の前においていたグラスを傾けた。
「ジェイドと俺は一つしか変わらないだろうが」
アレクは不服そうな反応をしたが、ジェイドに
"そういうところが子どもなのですよ"と返答され、黙り込む。
それを見てクオンとアンバーは顔を見合わせて笑った。
「まぁ、とりあえず飲もうか」
ね!と言って若干むくれ気味のアレクとルカにグラスを渡し、アンバーは笑う。
グラスを受け取った二人は"まぁいいか"という顔をしてグラスを揺らした。
「乾杯」
小さく言ってグラスをぶつけるアンバー。
突然の行動にクオンは驚いた顔をしつつ、笑みを返した。
ジェイドはそんな仲間たちを一瞥し、注意を促す。
「二日酔いは勘弁してくださいね。特にルカとアレク」
「解ってるっての」
心外だ、と言わんばかりの彼らを見てジェイドはそれならいいですけど、と返答した。
***
暫し、時間が経ったころ。
「ジェイドって僕らとそんなに年変わんないのになんでそんなに落ち着いてるの?」
アンバーはジェイドの翡翠の瞳を見つめつつ、首をかしげる。
ジェイドは小さく苦笑して、答えた。
「僕が落ち着いているのではなく、貴方方が落ち着きないだけでは?」
「失礼だなぁ……」
「その証拠に、二番目に年下のはずのクオンは落ち着いているじゃありませんか」
ね?と言ってクオンに視線を向けるジェイド。
クオンは突然話を振られて目を丸くした。
「落ち着いてるかぁ?俺」
「あそこでワイワイしてる二人よりは、よほど」
すっと一点を指差しつつ、ジェイドは笑った。
そちらに視線を向けたクオンはがっくりとうなだれる。
アレクとルカは楽しそうに笑いながら酒を飲み交わしている。
何時もより三割増しテンションが高いあたり、
すでに大分飲んでいるのだろうということが推測できた。
「マジであいつら、明日二日酔いだろな」
俺はもう知らねぇよ、と呟くクオン。
「だろうね。ま、その方が面白いからいいんだけどさ」
くすくすっと笑うアンバーに呆れた視線を向ける魔術医。
「勘弁してくださいよ。世話するのは僕たちなのですから」
「放っておいたらどうだよ、懲りるんじゃねぇ?」
「懲りないでしょう。彼らのことですから」
無駄ですよ、と言い切るジェイドにクオンは思わず苦笑。
まぁ、彼の言っていることは間違っていないだろう。
おそらく、ルカとアレクが懲りることはまずない。
まったく、と呟きつつ自分のグラスを空にするジェイドはやはり一切酔っておらず。
アンバーは悪戯な笑みを浮かべて、彼に尋ねた。
「相変わらず強いね。対決でもする?」
訊ねるアンバーを見て、ジェイドはくすっと笑った。
翡翠の瞳がきらりと光る。
「おや、それは僕に対する挑戦ととっても……?」
「無論」
「ふふ。面白いですね……いいですよ」
「調子に乗るんじゃねぇよ、そこ二人……」
ああもう、という顔をしてうなだれるクオン。
ジェイドとアンバーは酔い潰れることはおそらくないのだが……それが逆に困りもの。
決着がつかない=収拾がつかない、というわけで。
「程々でやめてくれよな、頼むから」
「解ってますよ。というか、それ以前の問題でやりませんから」
「え?やんないの?」
残念そうに言うアンバーにジェイドは"当たり前でしょう"と返答する。
と、突然誰かに後ろからわしゃっと頭を撫でられ、あきれ顔を見せる。
その犯人は大よそ理解できているのだろう。
「ジェイドも飲めばいいだろー」
案の定聞こえた声に、ジェイドは顔を上げて、窘めるように言った。
「十分にいただいてますから結構です。
そしてアレク、飲み過ぎですよ。いい加減になさいな」
ぐしゃぐしゃと髪を撫でまわすアレクの腕を払いつつ、ジェイドは言う。
アレクは楽しそうに笑ったままだ。
大分酔っているのだろう。
「わかってるよ」
にかっと笑うアレクを見て、ジェイドはため息。
乱れた髪を解き、手で梳きながら言った。
「我がパートナーながら、呆れたものですね」
「普段ストイックな分、外れたときがすごいよね、アレクは」
苦労するねぇ、と笑うアンバー。
***
クオンがルカとアレクを止めに向かうと、ジェイドはすっと表情を引き締めた。
そんな表情の変化にアンバーは不思議そうに首をかしげる。
「ん?どうかした?ジェイド」
「いえ……結局、僕らをこうして呼んだのはどうしてかな、と思いまして」
今なら教えてくれますか?と訊ねるジェイドにアンバーは一瞬驚いた顔をして……
ふっと笑った。
「やっぱりばれてた?」
「バレバレですよ。貴方わかりやすいですから」
「かなわないなぁ」
「それで?理由は?」
にっこりと笑って尋ねるジェイド。
アンバーは暫し言葉を探すように視線を泳がせた後、答えた。
「……単純にね、こうやってみんなで過ごす時間が少ないな、って思ってさ」
アンバーの返答にジェイドは首をかしげる。
"ようするに"とアンバーはまとめた。
「僕ら、全員統率官って位置づけなわけだから、
なかなか一緒にいる時間ってないでしょ?それぞれ仕事も忙しいし」
「まぁ、そうですね」
「僕としては、それが何だかさびしくてねぇ……
たまにはこういうのもいいかなってさ」
なるほど、と頷いてジェイドは視線を向ける。
楽しそうに笑っているアレクとルカ。
それを呆れた顔で見ているクオン。
隣で同じように仲間を見守るアンバー。
「確かに、たまにはこうして皆でいるのも良いですね」
「でしょ?」
楽しそうに笑って、アンバーはグラスを揺らす。
ジェイドは笑みを返し、アンバーのグラスに自分のグラスをぶつけた。
軽やかな音が鳴る。
―― そう、これは仲間好きなアンバーの願い。
それぞれの仕事に就こうとも、遠い未来に離れ離れになろうとも。
こうして、共に過ごした記憶を残したいという、
寂しがり屋な彼なりの、思い出の作り方。
―― 思い出づくり ――
(せっかく出会えた仲間だもんね)
性 別 | 女性 |
年 齢 | 29 |
誕生日 | 7月27日 |
地 域 | 静岡県 |
系 統 | おとなしめ系 |
職 業 | サービス |
血液型 | AB型 |