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君にプレゼント


「そらはちゃん」


そらはちゃん、あのね……はい!これ!

そう言って差し出されたのは小さな青葉。
ハートが四つくっついた幸せのしるし。


「そらはちゃんに、プレゼント!」


誕生日おめでとう!
土に塗れながらもふにゃりとはにかんだ笑顔が眩しかったのを、私は覚えている。





「ごめん!先帰ってて!」


最近の彼はずっとこの調子だ。
いつもなら私達と一緒に帰るのに、ここ最近は何をしているのか帰りが遅い。
それに付け加えて帰ってきた彼の姿はといえば、少し土に汚れている。
一体何をしているのか訊ねれば慌てて「な、なんでもないよ!」と首を振る。
山本も獄寺も理由がわからず首を傾げるばかりだった。
リボーンだけは、何か知っているみたいだったけど。


「…あれ?」


その日の帰り道。
私は空き地で見慣れた背中を目にした。
その人は地面に膝をついて何か懸命に探しているような仕草をして首を左右に動かしている。
私は首を傾げてそれを眺める。


「気になるか?」


ふと下を見ればリボーンの姿。その視線は空き地の中の彼に向けられている。
彼は静かに言った。


「ヤツのちっぽけなプライドの為にも、今は声を掛けてやるな」

「…珍しいね。リボーンが人を気遣うなんて」

「オレは優しいぞ。女にはな」


くるりと踵を返すリボーン。
首を傾げていれば「帰るぞ」と声を掛けられ私は漸く歩き出す。
振り返った背中はやっぱり懸命に何かを探していた。
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雷鳴と手を繋ぐ


「ただいま戻りました…。……あ、れ……スパーダ、さん?」

「よォ」


小さな紙袋を抱えて部屋に入った透子を出迎えたのは、片手を軽く上げたスパーダだった。


街に到着し宿を確保した一行はまず、不足しているアイテムや個人の買い物を済ませる為にそれぞれ別れて宿を出た。
透子もある程度の買い物を済ませて帰ってきたのだが、どうやら先に戻ったのはスパーダだけらしい。


「あの、皆さんはまだ…?」

「当分戻って来ねーだろ。あいつら買い物長ェしな」

「そうです、か…」


荷物を置いて窓を見遣る。
外はどんよりと薄暗く、今にも降り出しそうな天気をしている。


「心配しなくても飯の時間になりゃ帰ってくんだろ」


窓の外を心配そうに見つめる彼女にそう言うと、スパーダはごろりとベッドに寝そべる。
透子も近くの椅子を引き寄せ座る。

そしてメンバーが戻ってくるまでの間、二人で他愛のない話をして時間を潰す事にした。





「…皆さん、遅いですね…」

「どっかで雨宿りでもしてんだろ」


外は先程よりも暗く、ザーザーと雨が降り続いている。
最初こそ続いた会話も、話題が減っては徐々に口数も少なくなっていった。


「………」


雨音だけが響く部屋の中。
視線は自然と窓の外へと向けられる。


「―――…」


不意に透子の肩が小さく揺れた。
視線を窓から透子へと移し、訝しげに問う。


「透子?」

「っ…はい?」


にこりと笑って首を傾げる彼女に、スパーダも首を傾げる。
気のせいかと思いその場は何も言わなかった。

ところがその違和感はどんどんと大きくなっていく。
話している最中にも一瞬肩を揺らす透子は、平然を装っているもののどこか様子がおかしい。
そう思って再び疑問を口にしようとした頃、ゴロゴロとした音が耳に届いた。


「!」


その近くで聴こえた音に、スパーダはベッドから起き上がると椅子を引き寄せ透子の隣へ移動する。

不思議そうに首を傾げるその顔色は、あまりよくない。


「透子、お前…、!」

「っ!?」


ビクゥッと跳ね上がった肩と、近い雷鳴。
やっぱりと思って目を遣れば、慌てた様子の彼女。


「あっ!えっ…とこ、れ、は…ですねっその……っきゃああ!?」


弁解しようとした彼女の声を遮って響いたのは、先程よりも大きな音。
床がビリビリと微かに震える。どこかに落ちたらしい。
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もしもマイソロ2世界

うちの夢主の透子がマイソロ2世界にいたらの時の衣装イメージです
ふくよか設定な透子ですが実はそんなにでもないっていうヘソ出しアピール←

イメージはやっぱり船とかだから爽やかで夏な感じ
カノンノが頭に装飾とか付けてるのでこちらもリボンに←
フードは異常なでかさでかぶったらぶかぶかです←
その先の装飾は大きめで揺れるたびに涼しげな音がなるといい←
靴はリアルに結構出てるブーツサンダル?とやらをイメージしましたw

そんな露出度高しのこの衣装、イリアとかルビアとかルーティとかの若い組に強制的に着せられたものだといい←
本人恥ずかしいけどでもせっかくみんなが選んでくれたのだからと頑張ってくれるとなおいい←

しかしこんな格好してスパーダは何も言わないのだろうか…←
ゼロスなんか一瞬で飛んでくると思うのだが←
まあ近付けさせないと思うけど←
で、自分は頬赤らめながら透子をチラ見するというww←
スパーダも健全な男の子ですからねw←

しかしこの格好だとガレットとか砂漠とか大変そうだな…←

彼女に似合う情景



「貴女は何にでも当てはまる」

「え?」


碧と翠のオッドアイが振り向けば、赤と青のオッドアイが視線を返して微笑んだ。


「貴女は太陽のように明るい」


彼は明るい声音でそう言った。


「かと思えば、雨のようにどうしようもなく悲しみを漂わせる」


次は低く静かな声音で目を伏せる。


「なのに、雲のようにふらふらとしていて、霧のように誰にも掴ませようとはしない」


それは彼女自身の話か、心の話か。


「そして時に、嵐のように怒り狂い、雷でも宿らせたような激しさを見せる」


そうして伏せた目を開ける。
視界に入ったのは、微妙な表情で笑う彼女。


「貴女は守護者達が持つどの属性にも当てはまる」

「あはは、それって性格の話?
でもそれだったら誰でも持ってると思うよ?」

「そうでしょうか?」

「そうだよ。
骸だって、太陽になれる」


首を傾げた彼に、彼女はニコリと笑って言った。
その、見る者の心までをも温かにしていく笑みは、彼の心をも優しく照らした。


「…それはそれは、ありがとうございます。
ですが、やはり僕に太陽は似合わない」


そして彼女は、どれにでも当てはまっていながら、そのどれにも似合うとは思わない。

太陽のような快活さも。
雨のような静寂も。
雲のような気まぐれも。
霧のような不透明さも。
嵐のような激しさも。
雷のような鋭さも。

彼女には、似合わない。


「僕に太陽が似合わないのは、霧であるから。
そして貴女にその全てが似合わないのは、」


透明な双眸。
その背には見えない翼。
映し出したのは、空の色。

―――彼女は、大空へと翼を広げる天使。


「骸?」

「…空羽、」

「うん?」


きょとんとした表情で彼女が首を傾げる。
その姿に思わず額に手をやって苦笑した。
嗚呼、貴女という人は…。


「何でもありませんよ」

「ホントに?」

「ええ、本当に。…クフフ」


今はまだ、内緒にしていてもいいでしょう。

そう心の中で呟いて、彼はいつもの調子で笑みを浮かべた。





―――――
我が家の復活夢主空羽ちゃんと骸の会話です
というか復活とか久々過ぎて骸の口調とかわかんない!←
空羽の名前とか一回しか言ってないよ骸ww
とりあえず属性はどれも合ってるんだけどお似合いの人物は大空の人だという話←
そして骸が意地悪だというオチ←

蒼碧いキミに捧ぐ





はい!
我が子がたった今誕生日を迎えました!!
貼りはそのお祝い絵二枚。

この子も夢主ちゃんです
旧サイトを立ち上げた時から活躍してくれた、夜斗が初めて作った夢主です
名前は空羽。
ジャンルは復活です。



…あー、モバで叫びすぎたあまりに疲労が…←←←

でも本当に。
生まれてきてくれて感謝してます。
こんな親の子になってくれてありがとう。
大好き。愛してる。

一枚目の絵は横に『少女に永遠の幸せを願う』と書いてます
翻訳サイト頼りなので間違ってたらすみません;;

二枚はアップで制服スタイル
横にあるのはりんごと花です
10月29日の誕生花が西洋りんごの花なので。
花言葉は『導かれるままに』
まさに彼女の為の花言葉だと思いました

今年はちゃんとした絵でお祝いできてよかったです
空羽、誕生日おめでとう。








で、こっちのが同日に描いたハロウィンイラです
この子はオリキャラの奇跡ちゃんいいます。ツンデレロリです(笑)←←←

魔女っ子なのでハロウィンでは何も違和感ないのですが、この子はお祭りとか興味ない子なのでね…←←
でもカボチャの被り物とかやらせます←←
やらせます(大事な事なので二回言いました←←



そんな感じです。
これで一応一段落つきましたね
第二のシルバーウィークも泊まりも終えて今は家。
次はイノセンスを進めねば!
あと個人的には拍手連載も(笑)
暇な時にでも構想練っておきます(笑)


以上、夜斗でした!
皆様おやすみなさいませっ!
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