振り回され病

レンが私の屈折した愛情に疑問をもって「ちょっと冷めた」と言った。
私の愛が不器用なのは自覚してる。
お金でしか表せないんだ。
レンが求めるのは目にみえたり、直接的で分かりやすい、愛。
私のは地味で分かりにくいうえに、与えるより勝手に取ってってくれっていう愛。
自分の不器用さに嫌気がさして半分狂った。
レン「そういえば通知きたよ」
私「(離婚のかな?)…なんの通知?」
レン「は?あぁ、何でもない」
私「離婚の通知?」
レン「何でもないよ」
どうして。
確認したかっただけなのに、まるで私が離婚のことなんて忘れてるみたいな態度だった。
次の日、レンは普通にいつもと同じ態度。
それどころか、いつも以上に「愛してるよ」を言ってくれる。
もうすぐ逢えるから?
よく分からないけど、レンの気分屋な態度には振り回される。
この人怖い。
執拗に愛したり、いきなり突き放したり、私弱いから、いちいち揺らいで死にたくなる。
疲れた…
だっていつ居なくなるか分からない。
この傷見られたら、どうしよう、嫌われるかも。
けっこうグロいから、引かれるかも。
やだな、逢いたいけど、逢いたくないよ…
明日、連休を利用してレンに会いに行くけど、億劫だ。
繊細な配慮が、私には出来ないもん。
恋の熱に浮かされて、目の前のことしか分からなくなってしまう。
レンが好きだけど…
別れたら楽だと思う…