「ヤミ金利用」7%…総量規制で借り入れ困難 (読売新聞より)

日本貸金業協会は19日、貸金業者の融資を制限する「総量規制」が6月に導入されたことで、新たな借金ができなくなった利用者を対象に行ったアンケート結果を発表した。「今後も借り入れが必要」との回答が63・4%に達した。

必要とする理由は「衣料費・食費などの補填(ほてん)」(50・9%)といった生活費への充当が最も多かった。「税金の支払い」(34・5%)や「光熱費の支払い」(32・5%)などを挙げた割合も多く、規制の影響の大きさが浮き彫りになった。

総量規制は、貸金業者に年収の3分の1を超える融資を禁止したもので、抵触した利用者への新規融資を停止している。多重債務者向けに自治体などが行っている「セーフティーネット貸し付け」制度もあるが利用割合は5%にとどまった。「ヤミ金業者」を利用した人が7・2%いた。協会は「貸金業者以外から借りられる場合もあるので相談してほしい」と呼びかけている。
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