燐の火のような青い美しい光









よだか(夜鷹)は醜い鳥でした。








そのため他の鳥たちから馬鹿にされ、
 







鷹からも
「鷹の名を使うな」
「明日までに改名しなければつかみ殺すぞ」
と言われてしまいます。








失意の彼は、
「遠くの遠くの空の向うに行ってしまおう」
と心に決め、








兄弟の川せみやはちすずめに別れを告げ、
空へと旅立つのです。








よだかは太陽に
「灼け死んでもかまわないからあなたのところへ連れて行ってほしい」と願いますが、

  






太陽からは
「お前は夜の鳥だから星に頼んでごらん」
と言われてしまいます。








そこでよだかは
オリオンやおおいぬ座の星に
「どうか私をあなたの所へ連れてってください」と頼みますが、相手にされません。








よだかは
「明日殺されてしまう自分が、羽虫やカブトムシを食べたのは、無駄に命を奪ってしまったということだ」と嘆きました








しかし生きている限り、
命を奪うことからは逃れられません。








しかし、彼はそれを拒否しました。








悲しみのままどこまでも
どこまでも飛び続け、








やがて青い美しい光を放つ
「よだかの星」になりました。








その星は今でも夜空で燃え続けています。













『よだかの星』宮沢賢治



よだかの星は1572年に初めて観測された
超新星 SN 1572 チコの星といわれてます
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カササギ

かささぎの

渡せる橋におく霜の

白きを見れば夜ぞ更けにける






7月7日に雨が降ると、天の川の水かさが増し、
織女は向こう岸に渡ることができなくなる。
川下に上弦の月がかかっていても、
つれない月の舟人は織女を渡らせてはくれない。
牽牛と織女は天の川の東と西の岸辺にたたずみ、
お互いに切ない思いを交しながら、川面を眺めて涙を流す。

すると、そんな2人を見かねて、何処からともなくかささぎの群れが飛んできて、

翼と翼を広げて天の川に橋をかけ、織女を牽牛のもとへ渡す手助けをしてくれたそうです



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88.わし座

大神ゼウスが姿を変えた鷲の星座。
夏の大三角の星の一つのアルタイルが目印です。



美少年ガニュメデスを見つけた大神ゼウスは、
鷲となってガニュメデスを連れ去った
と言われています。



ガニュメデスのみずがめ座と
ゼウスのわし座は夜空で並んで輝いています。



翼を広げて空を悠然と舞う鷲。


ユーカリとインパチェンスを背に生やしながら
空を飛んでいます。




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87.ろくぶんぎ座

八分儀と同じく、船乗りたちが星の位置を測るために使った道具「六分儀」の星座。


大航海時代の17世紀に作られました。


春の星座の
しし座とうみへび座の間にありますが、
明るい星がなく見つけるのが難しい星座です。



植物と貝の六分儀






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86.ろ座

科学実験などに使用する「炉」を描いた星座。


18世紀に作られたかなり新しい星座の一つです。


ろ座は秋の星座くじら座のすぐ下、
日本からも見られる位置にあります。



炉の上の実験器具の中では、熱に反応して
ポコポコと科学変化が起きています。


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