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88.わし座

大神ゼウスが姿を変えた鷲の星座。
夏の大三角の星の一つのアルタイルが目印です。



美少年ガニュメデスを見つけた大神ゼウスは、
鷲となってガニュメデスを連れ去った
と言われています。



ガニュメデスのみずがめ座と
ゼウスのわし座は夜空で並んで輝いています。



翼を広げて空を悠然と舞う鷲。


ユーカリとインパチェンスを背に生やしながら
空を飛んでいます。




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87.ろくぶんぎ座

八分儀と同じく、船乗りたちが星の位置を測るために使った道具「六分儀」の星座。


大航海時代の17世紀に作られました。


春の星座の
しし座とうみへび座の間にありますが、
明るい星がなく見つけるのが難しい星座です。



植物と貝の六分儀






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86.ろ座

科学実験などに使用する「炉」を描いた星座。


18世紀に作られたかなり新しい星座の一つです。


ろ座は秋の星座くじら座のすぐ下、
日本からも見られる位置にあります。



炉の上の実験器具の中では、熱に反応して
ポコポコと科学変化が起きています。


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85.レチクル座

レチクルとは望遠鏡のファインダーなどにある
十字線のことです。




かつてはひし形のレチクルもあったため、
ひし形の星の並びにこの星座が作られたと言われています。



17世紀ごろに南半球の空に作られた
新しい星座の一つで、
日本からはほとんど見ることができません。



レチクルの周りを蝶と赤色のシダで装飾し、
中央のひし形のレチクルには
方向を指す蛇を刻んであります。



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84.りょうけん座

うしかい座の左手の先からつながる
2匹の猟犬の星座。




おおぐま座と並べると、牛飼いが猟犬を使って
熊を追い払っているように見えます。




古くに作られたうしかい座に対して、
りょうけん座は
17世紀に作られた新しい星座です。



サルーキという種類の犬を猟犬にして、
つる性の植物でうしかい座と繋ぎました。



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