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83.りゅうこつ座

「竜骨」は船の底で船首から船尾をつなぐ
背骨のような役割の部品のことです。




神話に登場するアルゴ船の
竜骨の部分が星座になっています。




りゅうこつ座にある1等星カノープスは
全天でシリウスの次に明るい恒星です。



中国では寿老人の星「南極老人星」と呼ばれ、
一目見られれば
長生きができる縁起の良い星とされてきました。



東京の辺りでもとてもよく晴れた夜に
地平線すれすれに見えることがあります。



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82.りゅう座

北極星を持つこぐま座を囲むように
体を伸ばした竜の星座です。




勇者ヘラクレスが11番目の冒険で退治した、
黄金の林檎を守る
竜であったとも言われています。




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81.らしんばん座

航海用の方位磁石・羅針盤の星座。



かつてのアルゴ座の一部で、アルゴ船に備えられた羅針盤を星座にしたものだと言われています。




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80.やまねこ座

春の星座おおぐま座の隣にある
体を伸ばしたやまねこの星座。



明るい星がない見つけづらい星座で、
星座の作者は
「この星座を見つけるには、やまねこのように鋭い目を持たないと不可能だろう」
という言葉をのこしています。



メコノプシス・グランディスを
やまねこの骨のように印しています。


これはヒマラヤの青いケシと呼ばれる花で、
花言葉は「底知れぬ魅力をたたえた」。





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79.やぎ座

牧神パーンが姿を変えた山羊の星座。



秋の始まりに見られる黄道十二星座の一つです。



魚のような尾を付けているのは、
酒に酔ったパーンが変身を間違ったため。



その姿を面白がった他の神々によって
そのまま空に上げられ星座となりました。



山羊の額には、パーンが恋をしたニンフが姿を変えた葦(ヨシ)をつけています。