影が二つ、てくてくと歩いていた。無言で、静かな空気と共に。バンドで一緒に居るときとはまた違う感じだが、この雰囲気も、渚は嫌いではなかった。
「…」
西園寺は、ただ前を見て歩くだけ。話し出す雰囲気など微塵もない。そんなやつなのだ、こいつは。必要最低限しか話さない、不器用なやつ。渚はそう改めて思い、少しだけ微笑んだ。
―ちょっとだけ、変なやつ。
その第一印象は、今でも変わらない。
「西園寺は、今日のこと、どう?」
渚は不意に問いかけるが、西園寺の表情はあまり変わらない。若干、ほんの少しだけ、不思議そうな顔をするだけだ。
「今日のこと…とは?」
「順番のこと。杉原はめちゃくちゃ燃えてるし、浅倉は落ち着かせてるし。んじゃぁ、西園寺はどうなのかなって思ってさ」
「気にしてない、ことはないな」
さっきと変わりなく、ポケットに手を入れたまま、そう答える。
「それにしては、いつも通りだよね」
「俺は、仮にもあのバンドのドラマーだからな。俺がいつも通りじゃなかったら、皆を生かせなくなる」
体勢を変えないまま歩きつつ、そう言い終わるとふいにタバコを取り出した。
渚はふと微笑み、ただ一言、
「私たち、まだ未成年。それに歩きタバコは絶対だーめっ」
ライブハウスに着き、控室に入ると、二人は生気を失ったようにだらけきっていた。が、浅倉は渚、西園寺を見るなり、慌てて近寄ってきて、何かを言いたそうにあたふたとした。
「落ち着きなよ」
渚が冷静なツッコミを入れると、一度深い深呼吸をして、立ち直り、こうとだけ言った。
「絶対最後のバンドは見ろ」
8.手打ち料と色んな真実の序章‐4
―某マクド○ルドにて。
「ま、やっぱりいつも通りじゃないのは順番だけってことだな。そこまで気にすることじゃない。」
トレイに乗っけてある山盛りのポテトを黙々と減らしながら浅倉は呟いた。
リハは繰り上がったが、予期せぬ事態はそれだけで、バンドサウンドとしては何も変わらずいつも通りだった。
「いつも通りどころか、進化したじゃん、今回は。西園寺クンがチャイナシンバルなんかもってきちゃって。」
杉原は三つめのアップルパイを食べ終え、すぐまた次のアップルパイにとりかかった。
「あの…どうでもいいんだけど、さ。むしろこれもいつも通りなんだけどさ」
言いづらそうに渚は口ごもるが、それでも浅倉、杉原の両人は黙々と目の前にあるものを処理する。
「セット…頼もうよ。せっかくなんだし、そんな奇食みた―」
「安くていいんだよ」
「安くていいのー」
はもった、前半部分が半端なく綺麗に。
奇食、とまではいかずとも、二人のトレイの上は奇妙と言わざるをえなかった。浅倉の方にはポテトの山、まさに山。杉原の方にはアップルパイ5つ。
対して渚、西園寺の方は普通にセットメニューである。
「よく飽きないな…」
思わず呟いてしまうほどすごいところがある。
「今頃、例のバンドさんはリハ中かねぇ…」
窓の外を眺めつつ、黙々とポテトをつまみつつ、浅倉はぼやく。
「時間的には、そろそろ始まる頃だろう。急げば間に合いそうだな」
ハンバーガーの包みで鶴を折りながら、例によって独り言のようにぼやく。
「行っちゃう?」
4つめを完食し、最後のアップルパイを睨みながら杉原は尋ねた。若干辛そうな顔をしながら、最後の一つに手をかける。
「私は…パス。もうちょっとゆっくりしたいし」
「俺は行くわ、やっぱり若干興味あるしな」
「んじゃぁウチも行く。あと三分だけ待って…」
苦しそうだった。正直、こんな杉原は、見てられない。それに比べて浅倉のトレイの上には、脂ぎった紙以外、何一つなかった。
「西園寺は?」
何気なく渚は問う。
「俺は、今からアップルパイを買いに行くからやめておく。」
西園寺はそれだけ言うと、すたすたとレジの方へ向かった。杉原のを見ていて食べたくなったのか、どうなのか。
ちなみに、渚はまだハンバーガー半分くらいしか食べれてなかったりした。
7.手打ち料と色んな真実の序章‐3
深夜からずっとupされるのはまだかまだかと、待っていたのだが…
結局寝てしまった…
けいおん!ですね、
正確にはけいおん!!なんだよね(´・ω・)
とりあ、やっぱりOP、EDはかっこいいのね〜…さすがというかなんというか…
まぁ、今日は、ずっと耳コピしてた、
go!go!MANIACと、listen!!を、
MANIACの方はギター聞き取りづらい(´・ω・)
まぁ、なんとなく、大体で、
listen!!はなぁ…
なんなんだろう…あれは…
よくわからんが、あれの耳コピは完全にフィーリングやからなぁ…(笑)
梓が可愛い(´・ω・)
で、まぁ、
例によってライブがしたくなる…
女の子のgt&vo探さなきゃなぁ…
keyとかbaは適当に見繕えるが、
まぁ、ボーカルは…できたらそりゃぁ歌は上手い子がいいからなぁ…
アニメ声じゃなくてもいいし(´・ω・)
ってか、桜高の校歌が微妙にうちのと似てて一瞬かなり焦った件について。
まぁ、この前、ってか昨日、けいおん!の一期をもっかい見たのだが、
あずにゃん…かなりワウ好きですよねぇ…
ムスタングさんがわうわういっちゃってます(´・ω・)
ムスタング可愛いなぁ…
なんで俺はジャズマスターとかジャガーとかムスタングとかがほしくならないんだろう、
魅力的なのだがな、
どうして…今はフライングVが猛烈にほしいのだろうか…(笑)
多分art-schoolのせいだろうな、
テレキャスがほしいな、やっぱ、
おっと、けいおん!の話題なのに、ついつい…欲求不満なんだろうなぁ…
とりあえず、
なんか、かなりあずにゃんが可愛い、
なんでだろう。
じゃじゃ馬(キャラソン)にもかなりはまっちゃってますよ、今更ながら、
明日から三年、
だるすぎる。
まぁ、あと一週間ちょいで時雨@さいたまSAだし、頑張っていこう、
なんかめちゃくちゃな日記でさーせん
FIN.
「浅倉、遅い、死刑」
現れた浅倉に対して、顔を見た瞬間にそう言い放った。
誰がって、もちろん杉原が。
「そんな簡単に人を殺すな、ちっちゃいの。大体今丁度集合じかんだろうが」
子供を相手するかのように頭を手でぽんぽんと軽く叩きながら浅倉はそう返す。「う〜…」と杉原は浅倉を睨み付けるが、さらりと回避して荷物を陣地に置きながら、
「西園寺は?」
と尋ねた。
「その辺で煙草」
ぶーっとすねながら杉原はきちんとそう答える。
「なるほど…あいつはいつも通りだな」
呟きながら、エフェクターのセッティングを黙々と始めた。
「神崎、リハが一番じゃないっていっても、あっという間だぞ。準備くらいすませとけよ」
「あ、うん」
確かに、気は抜けていた。いつもならトリで、今回はそうではない。たかが順番、ではないのだ。特にこのライブハウスでは、自分達は気に入られているという自負もあったし、自信もついていた。それが、今回のこれ。若干、鼻が折られた気分にもなったし、このライブについては投げやりになっていたところもある。
それでも、やはり人前に立つ分には、しっかりとした演奏をしなければと、今の浅倉の言葉で渚は目が覚めた。
エフェクターケースを開け、セッティングを始めようとしたその時、ステージの方がざわざわとした。
「今日のトリのバンドのギタリスト様が、まだ到着していないらしい。」
渚の横に腰かけるモーションの最中、独り言かそうでないのかわからないくらいの声量で西園寺が呟く。
「足音くらい立てようよ…西園寺…」
「ってか、うちらを差し置いてトリのくせに、遅刻ですと、そのバンドは。許すまじ…」
メラメラと、まさにメラメラと、杉原の目は燃えていた。
「代わりにボーカルがギターの音合わせるとか言い出してるらしく、それで、な。」
「なるほど、それはもめるか…」
渚はエフェクターのセッティングをしつつ、西園寺の呟きに受け答えをする。
「なーぎっさちゃんっ、今日も可愛いねぇ…」
いきなり後ろから抱きつかれた。が、渚は悲鳴はあげないし、むしろ若干のため息をつく。いつものこと、だからだ。
「抱き着き魔のオーナー、どしたんですか?」
「ま、聞こえてると思うけど、もめちゃってるんだよね。ってことで、リハ繰り上がりそうだけど、いいかな?」
5.手打ち料と色んな真実の序章‐2
to be continude...
マクロスF、
最終話まで、見終わりました。
ぶっちゃけさ、最終話の無理くら感がすっげぇ否めねぇんだけど…ww
そこまでは、よかったんだよ、
ミシェルとクランのシーンとか、
シェリルの宇宙でのライブとか、
アルトのヴァルキリーの登場とか、
まぁ…色々と、もっと根の方から伏線回収してくれるもんだと思ってたから若干不完全燃焼なのですが…
まぁ、あれなのかな、
超時空要塞の方も見なきゃいけないのかな、やっぱり、
でもあの絵はなぁ…
見る気がなぁ…起きん…
とりあえず、とりあえず、
最終話の見所って、娘々メドレーとトライアングラー(fight on starge)だと思う。
ノーザンクロスでシェリルが十字描くのは24話だったか…??
まぁ、いいや、
とにかく、
大学入ったら、
絶対アニソンバンド組むから(笑)
どっかに良いボーカリスト落ちてないかなぁ…ないよなぁ…
ノーザンクロスはやりたいな(´・ω・)
マクロスだと、
追記でコメ返
FOR→