スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

感性を剥がす


また、飲みに誘われた。
もういい、これで決まった。

あの人に告白する。

……卒業できたら。



告白っていうか、結婚を前提にって言おう。
だからこそ、きっちりと院に行けたら。





あれだけ浮気性だった俺だけど、もう迷わない。
もし、あの人が「いいよ」って言ってくれたなら、絶対に幸せにしてやる。



絶対に。









もっと長くなるかなって思ったら、案外簡潔に済んだな。
そういうことなのかな。

贅沢は味方


昼間彼女とデートして、
夜に別の女と飲みに行くなんて、

贅沢なやつだなぁ、俺は。



まぁ、でも仕方ないよねー、そんなもんだよ。



そう自分に、理屈も通らないような、
すごく曖昧で脆い言い訳をしながら、
阪急京都線、特急梅田行に、河原町から乗り込む。


ちょっとした申し訳なさを、
一種の優越感で誤魔化した。

ちょっとしたやるせなさを、
ただの眠たさで誤魔化した。



でも、でもさ、こんなもんなんだよ。



そう言って俺はまた、


成長のチャンスを棒にふるんだ。
前の記事へ 次の記事へ