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※なお、場所は問わない



爪を色付けて


そこで生きててくれると嬉しい

明日の準備


大人になりたくないと夜な夜な唱えながら
眠った果ては何になれたのだろう

大人になりたくなかったこと
忘れないと何にもなれないのかも知れない

いつ迄も子供のようで
老いるより先に衰えている

私はどんな未来を思い描いていたっけ
明確なものなんてなかった気がする
なにか自分より強い背中に守られたかった
それだけかも知れない
逆のことばかり言ってきたくせに
私は周りに大事にされて生きていたいひと

一人でも平気だと思っていられるのは
一人でも平気だと思えている間だけだ

思い出すたび磨かれてしまう記憶は
今よりよっぽど心を惹く

簡易な鍵のついた小さな引き出しが
途方もなく増えて
どれにも価値がなくなっている

今思い出した記憶は本当の記憶なのか
磨くための記憶なのか
夢の材料ばかり増やして生きている

眠りに埋もれるのが好きなのに
起きると後悔するのは
現実を生きられている証拠なんでしょう
ひとまず安心しました

シャワーを浴びよう

正しい骨を積む



「斜め前のお姉さん、男の人と女の人の
ハーフみたいな顔立ちだな」
って思ったのだけれど
この生涯一度もそれ以外の人を
見た事がない事にのろのろと気が付いた

電車に揺られていたつい先刻

当たり前の事が
変な角度で見つかる

時々あるそんな柔らかさ


ハイデァ、ハゥアーユ?


私は最近体調が良い
君は整骨院に通うのが趣味なのかな、
と自分に問うている

私の骨が、正しい位置に戻されて
こころ晴れます
筋肉のなさを叱られる日々。



古道具屋さんは愛おしみを生む為にある


この一週間で思い出したかの様に
沢山本を読んだ。

私が今後どの様な血の滲む努力をしたとして森博嗣には敵わないなぁ、と庶民の鑑の様な事をおもいました。完全なる敗北。勝負を挑む前からの敗北。私はこの果てなき無念さの源に感謝しますアーメン。(宗教は深く知りたい事のひとつだけれど信仰する予定は微塵ほどもありません)

そんな庶民のわたくしは最近、蝶の標本を手に入れまして、飾って、満足気です。我が家には沢山の死骸。私たちは今や、死骸なしには生きられないね。

私のお気に入りの籠バッグだって死骸が編まれて出来ているし、私の事あったかく照らしてるこの電球たちもエジソンの死骸かもよ。

あら?電球はエジソンでは無かったかな、と調べてみたら違うらしい。周知されることが必ずしも事実ではない。インターネットが無ければエジソンに照らされて生きてゆけたのに。