浮上しない気持ちを抱えたまま、日常に戻った。
仕事の帰り、いつもとほんの少し違う道を通った。
小さな看板を見つけた。
こじんまりとしたカフェだった。定食屋さんに近いかもしれない。
日替わりと、その他の定食が3種類ほどの、本当に小さなお店。
丁寧に作られた、おかず達。
すごく
ものすごく
おいしくて
どんなに辛くても
どんなに悲しくても
おなかは
へるのだ と
自分はこんなにも
「生きている」 と
そう思ったら
泣けてきた。
夜が来て
朝になって
ただひたすらに日常を生きてゆく。
最期まで
強く
輝いていた
彼女の分まで。
また会う、その日まで。
昼間、普段はメールでしかやりとりをしない高校の友人からの着信履歴があった。
ちょうどまた飲み会をやりたいと思っていたので、向こうの仕事が終わるのを見計らって、かけ直すつもりだった。
そう思っていたら、別の連れからメールが来た。
同級生の訃報だった。
難しい病気だとは知っていたけれど。
友人と連絡をやりとりして。
通夜と葬儀のことを確認して。
自分達の知りうる限りの友達を呼ぼうと話をして。
それから
真っ白になった。
今日はもう、眠れそうにない。
東京ビッグサイトにて撮影
嘘です。
ちなみにウチの女優さん。
ブログ用に撮らせてもらってたのに、今頃UPという。
†††††
公演が終わって約半月。
その間にウチの劇団では、
休団する人
退団する人
入団希望の人
が行き交っておりました。
過渡期あるいは
転換期。
いずれにせよひとつの節目だったのでしょう。
キリよく第20回公演でもありましたしね。
†††††
およそ一年ぶりの本公演。
その間に学校公演や劇団員主催のオムニバス芝居もありましたが、私は役者で参加をしていなかったので、実に久しぶりの舞台でした。
それまでは年間二本のペースで来ていたので、若干のブランクを感じたりもしましたが(特に台詞覚え)、改めて
「やっぱりいいなぁ」
と思いました。
座長の台本とか。
ウチの看板さんとか。
先輩役者さんとか。
安らぎをくれる制作さんとか。
他にもいろいろ、たくさん。
とても、貴重な、いろいろ。
とても、恵まれた、たくさんのもの。
もちろん、いいところばかりではないけれど。
発狂しそうになる時も、
「よし、お前ちょっと表出ろ」
の言葉が出そうになる時も、
……まぁ、しょっちゅうあるんですけどね。
†††††
平穏でなくても
幸福な日々
ゆく河の流れは絶えずして
しかももとの水にあらず
それでも、変わらずにいて欲しいと願うこともあり。
もうしばらくは、
淀みに浮かび、久しく、
とどまってやろう。
あたしは君のメロディーやその
哲学や言葉 全てを守り通します
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