女性の身体を傷つける時
愛する彼女を抱く時
そこに私はいない。
意識が完全にぶっ飛んでしまっている。
ただそうした自己を認識できているので、どちらかと言えばもう1人の自分が俯瞰しているようなイメージだ。
抱いてる時の女性はただひたすらに愛おしく感じる。
対して、何かで傷つけている時の女性は
可哀想でいじらしくなる。
傷つけて叫ぶ。暴れる。
もっと欲しいと駄々をこねる子もいる。
もちろん痛みが苦手な子も中にはいるから、やり過ぎないように時には自制もするが
やめてくださいと懇願されるとどうしたものか、可哀想で可愛くて、やっぱり傷つけたくなってしまう。
どの子も私にとっては一番よ。
彼女を傷つける趣味はないが(少なくとも今までは)
今後そういった女性と恋愛関係になった時、私は人間ではなくなってしまうかも知れない。
この世界に足を踏み入れる前
きっと戻れなくなるだろうと考えていた。
そこから数年が経ち、やはり私の思った通りだった。
それが良いのか悪いのかは知らない。
後悔はしていない。
どのみち元々持っていたものでもあるし、いつかはそっちの世界に行くのだろうとも思っていた。
普通のセックスはし過ぎて飽きていたしね。
他者の身体を傷つけるということ。
ある意味ノーマルな性行為の何倍も責任は重い。
でもそこにはノーマルなセックスでは絶対に得られない快感や興奮、感動すらある。
行為そのものも当然好きだけど、自分自身、或いは相手の心の動きに惹かれるんだろうと思う。
もっと鳴いて、叫んで。
貴女の欲しいものを教えて欲しい。