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no.



互いの指が触れないように気を配る、どちらからともなく

誤って触れてしまったときはいつも
ごめんと口を尖らせる



いつ行っても他の客からはあなたの彼女だと勘違いされるけど

彼はずっと独りでいる

あなたほどの人なら
寄ってくる女なんて吐いて捨てるほどいるはずなのにね



ずっと独りでいる理由
知ってるよ

そうして
あなたが酷く優しい訳も





今夜は眠れるといい

no.

恋とかなんとか
愛してる云々



恋愛感情としての好きとかなんとかは
越えてしまったんだよ
愛なのかな よくわかんない

だけどわかることがたったひとつだけあった

あなたの体温よりも深く
わたしは理解してしまった

あなたがどんな思いで今の言葉を紡いだのか
遠く離れていても顔など見えなくても
わたしは正確に理解してしまうの
なんて言ったら笑うかな
笑うと目がなくなるその顔がわたしは好きだった

朝方、安い飲み屋のマスターに言われた
「二人は兄弟?よく似てるね」
思わず笑った二人はきっと、そのときも似たような顔で笑っていたんだろう
そんなこと、一緒にいた今までに一度も言われたことなかったのにね
不思議ね
世の夫婦は同じようなことを第三者から言われたらするんだろうか
なんて下らないことをふと考えていた

さぁ、日常に帰ろうか

魂の言葉が聞こえる
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