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Re:つべこべ言わずに黙って俺を愛してろ

 




一か月に一度はまずい!と思われて、こっそりひっそりと頂きました!←



言葉を続けて創作バトン


以下の言葉に続きをご自由にどうぞ。


●人は皆
→孤独を忘れる為に愛し合うのかな

●それでも君は
→僕を愛すると誓えるかい?

●夕焼けは
→ひどく優しく僕らを包んで

●光輝く夜空に
→一筋の流れ星!

●ようやく月が
→笑った。

●人見知りとは
→いわゆるツンデレな方々に多いと思われ。←(おい)

●嘘泣きなんか
→出来るほど器用じゃない

●空を切り取って
→きみの手に触れさせてあげたいよ

●いつもとは違う、
→きみの微笑みは哀しくて

●乾いた唇に
→ひび割れた悲鳴を

回す回さないもご自由に。

‥‥‥‥‥
連想ゲームはきみの負け



続いてもいっちょ!



創作バトン。

次の言葉の続きを考えるとか、SSや詩を紡いでみて下さい。

●愛してる
→とか言ってみたいね。

●Help me!
→お願い、助けてよ!
きみのおかげで何も手につかないんだ!
(恋は万病のもと?)


●優しい嘘




 そんな嘘、つかないでよ。


「ハロー、マイハニー」



 ご機嫌いかが、と朗らかに笑う彼は言った。
 必ず帰るよ、と。
 必ず生きて、わたしに大きな花束とキスを約束して、わたしとともに。



 とも、に。



 おかしいじゃない、どうしてよ。
 どうしてみんな泣いているの。
 どうして誰もおかえりを言わないの。
 どうして彼は寝ているの。
 どうしてこんなにも肌が冷たいの。
 どうしてただいまと言ってくれないの。



「どうしようもなかった」なんて、何を言っているの。



 解っていたわ、初めから彼が死ぬ為に行くことくらい。
 それでも彼は生きると言ったのよ。
 生きて戻るとわたしに約束したのよ。
 優しい嘘を、わたしに約束したのよ。



 正直なあなたが最後に吐いた嘘は、優しくていちばん狡いのね。



 起きてよ、ダーリン。
 抱き締めてほしいわ。
 花束はどうしたの。
 エンゲージリングは?
 わたしと生きるんでしょう。
 わたしと二人で生きてゆくのでしょう。



 ねえ、いますぐわたしもさらって連れてってよ。



‥‥‥‥‥‥‥


回すか回さないかは
個人の自由で。


‥‥‥‥‥‥
罰ゲームは甘いキスなんてのは陳腐すぎるかな。



髪をすきましたよ寒いぜ!←
ストパーは二か月後…´`
とりあえずクリスマスが恋しいですサンタさんわたしにお給料持ってきてー(^^)←




おめでとうが欲しいんじゃない。

 




 ハロー、17歳のわたし。




 カチン、と時計の針が鳴る。
 耳に痛いほどの静寂の中、それは何処か虚しく感じた。
 湯野は携帯を閉じて、ふと鏡を見る。



 ひどく、疲れた顔。
 そっと笑ってみれば、いつもの仮面が浮かび上がった。


「‥‥馬鹿みたいだなあ」



 11月1日。
 自分が生まれた、誕生日。
 毎年、0時になる瞬間を息を潜めて見つめるようになったのは、いつからだろう。
 いつからか、ひどくこの日が疎ましかった。



 大人になっていくことが嫌だった。



 どうしてもまだ、子どもでいたくて。



「‥‥寝よ」



 この日ばかりはどうしてもマイナス思考になる。
 普段なら笑い飛ばして見ない振りをする現実を見てしまう。



 そして、怖くなる。
 怖がる自分を嘲る。
 その繰り返しだ。



 ああ、いつになればあたしは――。



 携帯が唐突に鳴り出した。
 バイブが手の中で振動して痛い。
 その曲は、きっともう、鳴らないはずだった。



「…もしもし?」



『‥‥加那? 寝てた?』



 だいすきな声、だいすきだった声。
 もう二度と聞けないと思った、優しい響き。
 喉の奥にわだかまる気持ちを堪えて、そっと唇に笑みを刻む。



「…ううん、大丈夫。起きてたよ」



 そう答えれば、僅かにほっとしたような吐息が漏れた。
 しばらくの沈黙が続く。
 ひたすら鳴海が何か言うのを待っていると、彼はようよう口を開いた。



『…ごめん、ちょっと何か声、聞きたくなったんだ。もう付き合ってもないのに、なにしてんのかな俺ってば』



 自嘲気味に囁く鳴海は、きっと困ったように笑いながら視線を落としているのだろう。
 携帯片手にフィルムを弄ぶ姿が目に浮かんだ。



 けれど、そんなこと、どうでもよくて。



『今度、遊びにいっていいかな。勿論、二人きりじゃなくて、その、タローとか加那の友達も一緒に』



 ごくりと喉を鳴らす。
 きっとあたしが何も言わないから、焦っているんだろう。
 なるちゃんはいつでも、あたしに優し過ぎる。



『加那? やっぱり、俺に…加那?』



 ひとりは嫌だ。
 ひとりは怖すぎる。
 大人になんてなりたくなかった。
 だってそうしたらもっと、寂しくなる。
 だから、誰かに必要とされたくて。



 あたしは、おめでとうなんかが欲しいんじゃない。



『加那? ねえ、』



 ただ、誰かにとって。



『…泣いてるの?』



 寂しさの対象になれたら、それでいいのだ。




‥‥‥‥‥‥‥‥‥



添付画像はいつぞや通い猫さんで書いた峠のモデル。
夜は通るのが恐ろしい。
(何故か道の脇に花が供えられている。)←実話
そんなこんなで本日は湯野たんの誕生日だったりします。
電話の相手を鳴海さんにするかタローにするか、ちょっと悩んで鳴海さんに。

もっと明るい話にしてあげたかったけれど、何となく暗くしてしまいました。
ラストのやり取りがお気に入り。←



今日はお休みなんだぜ!
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